執筆者:水口貴博

自立できる子どもに育てる30の教育法

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勉強は、学校で学ぶ。感情は、家庭で学ぶ。

勉強は、学校で学ぶ。感情は、家庭で学ぶ。 | 自立できる子どもに育てる30の教育法

子どもには、家庭環境は大切なところです。

自分にとって、最も安心できる場所であり、最も「基本的な感情」を学べるところでもあります。

家庭からは、人生でかけがえのないことを学びます。

「感情」です。

ここで、面白い質問をさせてください。

あなたは勉強をどこで習いましたか。

勉強は、もちろん学校で習ったことでしょう。

では、次が大切です。

あなたは「感情」をどこで習いましたか。

こうした質問は、なかなかされません。

耳にしない質問です。

しかし、言われてみれば、たしかに考えてしまう質問です。

勉強は学校で習うことに対し、感情は主に家庭から学んでいるのです。

私たちはある程度大きくなって、立って歩けるようになり、話すことができるようになると、人としての感情を学びます。

実際の世の中で、どんなことで嬉しくなるのか、感謝をするのか、怒るのか、それぞれの場面によっての振る舞い方を学ぶのです。

その手本を学ぶのが、家庭からです。

子どもは、親を見て学びます。

お母さんが優しくしてくれるところから「優しさ」を学びます。

困った人を助けているところを見て「思いやり」を学びます。

お父さんが、仕事を一生懸命にこなしているところを見て「責任感」を学びます。

悪いことをしてしまい、お父さんから叱られることで「威厳」を感じます。

そんな人としての大切な感情は、家庭環境から学ぶのです。

家庭環境では「喜怒哀楽」をどんどん盛り込んでしまいましょう。

あるときは泣き、あるときには怒り、あるときには悲しみ、あるときには楽しくなる。

そんな「喜怒哀楽」のある家庭環境は、理想的な家庭環境なのです。

自立できる子どもに育てる教育法(2)
  • 豊かな感情は、家庭で育む。
甘えさせてもいい。
ただし、甘やかしてはならない。

自立できる子どもに育てる30の教育法

  1. 子どもは、自分から自立していく。
  2. 勉強は、学校で学ぶ。
    感情は、家庭で学ぶ。
  3. 甘えさせてもいい。
    ただし、甘やかしてはならない。
  4. 「難しい」と答えると、子どもは自立できない。
    「簡単」と答えると、子どもは自立する。
  5. 子どもは、親の真似をする。
    自立した親からは、自立さえも真似をする。
  6. 「痛み」を経験することで、免疫ができる。
  7. 親が笑うと、子どもは安心する。
  8. 子どもの経験を、親が横取りをしない。
    自分のことは、自分でさせるだけでいい。
  9. 子どもに押し付ける親は、失敗する。
    子どもに任せる親が、慕われる。
  10. 「子どもを理解する親」が、愛される。
  11. 育て上手な親は、子どもと「つかず離れずの距離」を取る。
  12. 「ダメな子」と言うと、子どもがダメになる。
    「それでいいんだよ」と言うと、成長する。
  13. 親の口癖は、人生の教訓。
  14. 働く姿を見せると、子どもは自立できる。
  15. 自分の部屋を持つことで「管理能力」を養うことができる。
  16. 自立するために必要なのは、親離れより子離れ。
  17. 子どもにあえてお金を持たせることで、金銭感覚を磨かせることができる。
  18. 「叱る教育」ではなく「褒める教育」をする。
  19. 聞くは一時の恥。
    聞かぬは一生の恥。
  20. 大事な場面での沈黙が、子を育てる。
  21. 勝ち負けより、全力を出し切ったかどうかが大切。
  22. 「大丈夫」と言うだけで、子どもの可能性は広がっていく。
  23. 自分のことを教えてくれる一番の先生は、自分だ。
  24. 学生の仕事は「勉強」だ。
  25. 子どもの長所は、好きなだけやらせるときに、大きくなる。
  26. 「何になりたいか」より「何がしたいのか」。
  27. 家族旅行で、親の自立した姿を見せることができる。
  28. 「自問自答」できる人が、自立する。
  29. 「かわいい子には、旅をさせよ」
  30. 泣きたいときには、泣かせてあげよう。
    泣くことで、子どもは強くなる。

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