世紀の大発明家、トーマス・エジソンは、小学校を3カ月でやめてしまいました。
にもかかわらず、エジソンは、世界の大発明家といわれるほどに、活躍してきた人物です。
エジソンが生涯に取った発明の特許は、1,000以上にも及びます。
普通は、1つ特許を取るだけでも大変なことなのに、1,000以上の特許を取得しているエジソンは、まさに天才です。
エジソンが大発明を実現できた理由は、エジソンが「自問自答」できる人間だったからです。
「できなかったのは、なぜなのか。できなければ、ほかの方法を考える」と、自分に問いを投げかけ、自分で解決します。
エジソンの素晴らしい点は、自分に対して問題を作り出してしまうところです。
彼は、学校へ行かなかったため、基礎的な勉強は、母から学ぶことになりました。
エジソンの母の育て方は、母自身がエジソンに教えるのではなく、自分で考えさせる教育だったそうです。
エジソンが、自問自答の力を身につけていった理由は「考えさせる教育」にあります。
学校の数学の問題も、問題の解き方がわからないときには、2通りの人間にわかれます。
一般に受験勉強に有効なのは、わからない問題はすぐ答えを見て、解き方を覚えるほうが、受験には強いです。
受験勉強の問題には、試験範囲がありますから、問題の解き方も限りがあります。
解き方さえ覚えてしまえば、受験勉強では効率よく対処できるようになるのです。
しかし、本当に考える力をつけたいときには、一生懸命、わかるまで考えるほうがいい。
数学には公式がありますが、その公式がどうやってできたのかなんて普通は考えません。
しかし、公式の意味まで考える人が、本当の考える力をつけることができます。
自分で問題を出し、自分で考える人は、エジソンのように考えることができる人になれるのです。