執筆者:水口貴博

自立できる子どもに育てる30の教育法

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子どもは、自分から自立していく。

子どもは、自分から自立していく。 | 自立できる子どもに育てる30の教育法

子どもを自立させるときには、花を育てるときと同じです。

家庭環境は、花を育てることと同じなのです。

花を育てるには、土が必要です。

水が必要です。

日光が必要です。

タネが必要です。

これを家庭環境に置き換えてみましょう。

土は「家庭環境」。

水が「愛情」。

日光が「周りからの影響」。

タネが「子ども」です。

子どもを自立させたいと思うなら、まず花を育てるにはどうすればいいのかを考えればいいのです。

花を育てるときに、芽が出たら、無理やり引っ張って大きくさせるのではありません。

土と水と日光さえ与えていれば、自然と自分から成長します。

今の親は、自立させようと、子どもにあれこれ押し付けています。

「塾に行きなさい、ピアノを習いなさい、名門校に通いなさい、勉強しなさい」といった感じで、子どもたちに強要させています。

子どもが自分から進んで行っているなら、いいのです。

問題は「無理やりさせている」ということです。

それはまだ小さな花の芽を手で引っ張って、無理やり伸ばそうとしているかのようです。

花を育てるときに、やっと出てきた芽を大きくさせようと芽を引っ張っては、芽がちぎれます。

花を育てるときには、土と水と日光だけでいいのです。

それだけで、後は植物が自分から大きくなります。

与えるべきことさえ与えられていれば、後は自分の力で、タネは芽を出し、茎を伸ばして、ぐんぐん成長します。

子どもが自立するために親がすべきことは、家庭環境(土)と愛情(水)と、周りの環境(日光)を与えるだけでいいのです。

この3つが、健全に与えられてさえいれば、子どもは自分から自立します。

自分から勉強に興味を持ち、自分から勉強しにいきます。

親がわざわざ強要させることはないのです。

与えることさえ与えられていれば、子どもは自分から自立していくのです。

自立できる子どもに育てる教育法(1)
  • 子どもに「家庭環境」「愛情」「周りの環境」を、与える。
勉強は、学校で学ぶ。
感情は、家庭で学ぶ。

自立できる子どもに育てる30の教育法

  1. 子どもは、自分から自立していく。
  2. 勉強は、学校で学ぶ。
    感情は、家庭で学ぶ。
  3. 甘えさせてもいい。
    ただし、甘やかしてはならない。
  4. 「難しい」と答えると、子どもは自立できない。
    「簡単」と答えると、子どもは自立する。
  5. 子どもは、親の真似をする。
    自立した親からは、自立さえも真似をする。
  6. 「痛み」を経験することで、免疫ができる。
  7. 親が笑うと、子どもは安心する。
  8. 子どもの経験を、親が横取りをしない。
    自分のことは、自分でさせるだけでいい。
  9. 子どもに押し付ける親は、失敗する。
    子どもに任せる親が、慕われる。
  10. 「子どもを理解する親」が、愛される。
  11. 育て上手な親は、子どもと「つかず離れずの距離」を取る。
  12. 「ダメな子」と言うと、子どもがダメになる。
    「それでいいんだよ」と言うと、成長する。
  13. 親の口癖は、人生の教訓。
  14. 働く姿を見せると、子どもは自立できる。
  15. 自分の部屋を持つことで「管理能力」を養うことができる。
  16. 自立するために必要なのは、親離れより子離れ。
  17. 子どもにあえてお金を持たせることで、金銭感覚を磨かせることができる。
  18. 「叱る教育」ではなく「褒める教育」をする。
  19. 聞くは一時の恥。
    聞かぬは一生の恥。
  20. 大事な場面での沈黙が、子を育てる。
  21. 勝ち負けより、全力を出し切ったかどうかが大切。
  22. 「大丈夫」と言うだけで、子どもの可能性は広がっていく。
  23. 自分のことを教えてくれる一番の先生は、自分だ。
  24. 学生の仕事は「勉強」だ。
  25. 子どもの長所は、好きなだけやらせるときに、大きくなる。
  26. 「何になりたいか」より「何がしたいのか」。
  27. 家族旅行で、親の自立した姿を見せることができる。
  28. 「自問自答」できる人が、自立する。
  29. 「かわいい子には、旅をさせよ」
  30. 泣きたいときには、泣かせてあげよう。
    泣くことで、子どもは強くなる。

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