執筆者:水口貴博

子どもの才能を伸ばす30の習慣

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成功した親に育てられると、子どもも成功しやすくなる。

成功した親に育てられると、子どもも成功しやすくなる。 | 子どもの才能を伸ばす30の習慣

子が親に似るのは、容姿だけではありません。

コピーしているかのように似ることが、しばしばあります。

たとえば、政治家の息子は政治家になりやすく、医者の息子も医者になりやすくなります。

アスリート選手の子どももアスリート選手になりやすく、芸能人の子どもも芸能人になりやすくなります。

職種が似るばかりではありません。

成功した親なら、子どもまで成功しやすくなりますから驚きです。

横綱の息子が横綱になる、というケース。

経営者の息子が経営者になる、というケース。

大統領の息子が大統領になる、というケースまであります。

親が成功を収めることで、子どもまで成功しやすくなっています。

遺伝子によって、親の容姿が似るのはわかりますが、なぜ職種や成功まで似るのでしょうか。

それは親の働いている姿と、仕事の内容をよく見聞きするからです。

親が政治の仕事をしていれば、政治関係の仕事を目にしたり、話を耳にしたりする機会が増えます。

医者の息子なら、親が患者を看病しているところを見たり、薬の話をしたりしていることなどよく聞くでしょう。

親がアスリートなら、子どもに体を動かす楽しさや喜びを伝えやすくなります。

そうした中で、成功するポイントも伝授されます。

親が経営で成功していれば、子どもも親の成功哲学を見聞きしやすくなります。

本来は、経験をしてから体得する哲学を、親からの影響により経験する前に体得するチャンスに恵まれます。

子どもにいろいろと教えたければ、難しく考える必要はありません。

自分が今、携わっている仕事の話を存分にしてあげればいい。

親にとっても、自分の仕事は得意分野ですから、いくらでも話ができるはずです。

親が働いている姿を見ることで、子どもにもその才能が芽生える傾向が強くなります。

そういうときこそ、お父さんの仕事についてたくさん話をしましょう。

控えめになる必要はありません。

むしろ堂々と親がしている仕事の内容を話すことで、子どもにもいい影響が出てきます。

堂々と話をしている親は、かっこよく映ります。

仕事の話をたくさんできる親を見て、尊敬したり頼りにしたりします。

親としてできることといえば、自分が持っている魅力をたっぷり子どもに伝えることです。

親は自慢げに、自分の仕事内容を話しましょう。

親の働く姿を見たり、話を聞いたりしているうちに、次第に子どもも親の影響を受けて似ていくのです。

子どもの才能を伸ばす習慣(11)
  • 自信満々に、仕事の話をする。
単に否定するしつけで終わらせない。
代替案を与えながらしつける。

子どもの才能を伸ばす30の習慣

  1. 子どもの才能発揮は、マズローの5段階欲求説が鍵を握る。
  2. 愛情の注がれた子どもは、自然と才能を伸ばしていく。
  3. 子どもに約束を守りなさいという前に、親がきちんと約束を守る。
  4. 子どもに完璧を求めすぎない。
  5. 子どもの悪いところではなく、いいところを見る。
  6. 子どもの成長を喜ぶと、子どもの伸びはもっとよくなる。
  7. 子育て上手な親は演技がうまい。
    見ていないふりをしながら、しっかり見る。
  8. 社会のルール・マナー・常識などの勉強を、すべて学校任せにしない。
  9. 子どもの「やってみたい」という言動を、親はできるだけ支える。
  10. 夢中になって本を読むとき、その先に才能の可能性があるのかもしれない。
  11. 成功した親に育てられると、子どもも成功しやすくなる。
  12. 単に否定するしつけで終わらせない。
    代替案を与えながらしつける。
  13. 子どもの見方や感じ方を、最大限尊重する。
  14. 子どもの才能を伸ばすとき、親はエジソンの母を見習うべし!
  15. さまざまな経験を積むことは、自分の向き・不向きを知るきっかけになる。
  16. 心より技能を重視すると、才能は伸び悩む。
  17. 何事も「楽しさ」から教えることが肝心。
  18. 特定分野で、親より秀でた子どもに嫉妬しない。
  19. 子どもの「旺盛な好奇心」を、学校の勉強以上に重視する。
  20. 失敗は、成功の対義語ではなく同義語であると、子どもに教えてあげる。
  21. 「やりたいことをやる」という教育方針を貫く。
  22. 親がプラス発想だと、子どももプラス発想になる。
  23. 子どもが親を理解するのではなく、親が子どもを理解してあげないといけない。
  24. 私たちの元をたどれば、同じ親にたどり着く。
  25. 短所があるから、子どもは伸びる。
  26. わが子はわが子。
    他人の子と比べる必要はない。
  27. 才能に制限時間を設けないほうが、伸びやすくなる。
  28. 子どもは、親が思いもしない方向へ育っていくもの。
  29. 勉強ができない分野があってもいい。
    大切なことは「得意分野」があること。
  30. 「学ぶ楽しさ」から「生かす楽しさ」へスイッチを促す。

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