執筆者:水口貴博

子どもの才能を伸ばす30の習慣

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才能に制限時間を設けないほうが、伸びやすくなる。

才能に制限時間を設けないほうが、伸びやすくなる。 | 子どもの才能を伸ばす30の習慣

期末テストまであと3週間。

仕事の納期は、3カ月。

今年も残り1カ月。

学校の勉強にしろ何にしろ、世の中には「制限時間」があることばかりです。

学生生活は無限というわけではなく、有限です。

限られた時間の中で、進めなければいけない授業があり、カリキュラムがあり、スケジュールがあります。

したがって、おのずから時間も制限されるようになります。

この制限があるというのは、素晴らしい一面もあります。

制限時間があるからこそ、予定を立てやすくなり、集中力ややる気も出ます。

タイムプレッシャーは、人の心も体も引き締めるという効果があります。

しかし、制限時間があるからこそ、逆に失われることがあります。

「落ち着ける時間」です。

緊張や焦りを感じる時間が増えることで、落ち着ける時間が少なくなります。

時間ばかりを気にしていると、自分の気持ちややりたいことを見失ってしまいやすくなります。

学校の勉強や資格取得の勉強など、制限時間を設けたほうが効率が上がるものがあるのはたしかです。

しかし、すべてに制限時間を設けたほうがいいわけではありません。

才能には制限時間を設けないほうが、成果は上がります。

たとえば、子どもが自由にすることには制限時間を設けないほうが、才能は伸びやすくなります。

時間がたっぷりあるからこそ、自分の気持ちに正直に従った行動をしやすくなるからです。

悩むときには、気が済むまで悩み抜くことです。

わからないときには、気が済むまで調べ尽くすことです。

この徹底が重要です。

時間を気にせず、徹底できる環境というのは大切です。

ときを忘れ、自分の気持ちに集中するということです。

自分の気持ちを感じる時間があるからこそ、好きなことを見つけ、好きなだけ打ち込むことができるようになります。

「時間にとらわれない時間」があるのは、素晴らしいことです。

ゆったりした時間の中で、子どもは自分のペースで物事を考えやすくなります。

時間に流されることなく、自分の気持ちに集中ができるようになります。

のびのびした環境が、子どもの才能が伸びやすくなります。

子どもの才能を伸ばす習慣(27)
  • 子どもの才能に、制限時間を設けないようにする。
子どもは、親が思いもしない方向へ育っていくもの。

子どもの才能を伸ばす30の習慣

  1. 子どもの才能発揮は、マズローの5段階欲求説が鍵を握る。
  2. 愛情の注がれた子どもは、自然と才能を伸ばしていく。
  3. 子どもに約束を守りなさいという前に、親がきちんと約束を守る。
  4. 子どもに完璧を求めすぎない。
  5. 子どもの悪いところではなく、いいところを見る。
  6. 子どもの成長を喜ぶと、子どもの伸びはもっとよくなる。
  7. 子育て上手な親は演技がうまい。
    見ていないふりをしながら、しっかり見る。
  8. 社会のルール・マナー・常識などの勉強を、すべて学校任せにしない。
  9. 子どもの「やってみたい」という言動を、親はできるだけ支える。
  10. 夢中になって本を読むとき、その先に才能の可能性があるのかもしれない。
  11. 成功した親に育てられると、子どもも成功しやすくなる。
  12. 単に否定するしつけで終わらせない。
    代替案を与えながらしつける。
  13. 子どもの見方や感じ方を、最大限尊重する。
  14. 子どもの才能を伸ばすとき、親はエジソンの母を見習うべし!
  15. さまざまな経験を積むことは、自分の向き・不向きを知るきっかけになる。
  16. 心より技能を重視すると、才能は伸び悩む。
  17. 何事も「楽しさ」から教えることが肝心。
  18. 特定分野で、親より秀でた子どもに嫉妬しない。
  19. 子どもの「旺盛な好奇心」を、学校の勉強以上に重視する。
  20. 失敗は、成功の対義語ではなく同義語であると、子どもに教えてあげる。
  21. 「やりたいことをやる」という教育方針を貫く。
  22. 親がプラス発想だと、子どももプラス発想になる。
  23. 子どもが親を理解するのではなく、親が子どもを理解してあげないといけない。
  24. 私たちの元をたどれば、同じ親にたどり着く。
  25. 短所があるから、子どもは伸びる。
  26. わが子はわが子。
    他人の子と比べる必要はない。
  27. 才能に制限時間を設けないほうが、伸びやすくなる。
  28. 子どもは、親が思いもしない方向へ育っていくもの。
  29. 勉強ができない分野があってもいい。
    大切なことは「得意分野」があること。
  30. 「学ぶ楽しさ」から「生かす楽しさ」へスイッチを促す。

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