執筆者:水口貴博

子どもの才能を伸ばす30の習慣

23

子どもが親を理解するのではなく、親が子どもを理解してあげないといけない。

子どもが親を理解するのではなく、親が子どもを理解してあげないといけない。 | 子どもの才能を伸ばす30の習慣

子どもを早く成長させようと、子どもに大人の気持ちを理解させようとする親がいます。

大人の言っていることが正しくても、なかなかそれは難しい。

子どもの気持ちは、親が理解してあげないといけません。

子どもの精神年齢はまだ低いからです。

親の発言・行動・高い位置からの見かたなど、子どもの精神レベルでは、理解できるほどの器がまだありません。

子どもは子どもらしく行動します。

  • 夜道を極端に怖がる
  • 1日中、スキンシップをしたがる
  • 嫌なことがあると、すぐ泣く
  • 友人とすぐ喧嘩する

そういうのを親は「やめなさい、頑張りなさい、辛抱しなさい。もっと強くなりなさい」と、突き放すのではない。

それは大人の見方であり、大人の都合です。

子どもは、親の気持ちをなかなか理解できません。

逆です。

親が子どもを理解します。

夜道を怖がる子どもを「怖いんだね」と理解する。

スキンシップをしたがる子どもを「安心したいのだな」と理解して、受け入れる。

嫌なことがあってすぐ泣く子どもの気持ちを解釈する。

友人と喧嘩する子どもに対して「抑えきれない気持ちがあったんだな」と理解する。

そういう子どもが困難な壁に当たったとき、子どもの気持ちや心情を理解できる親になりましょう。

親は大人だからこそ、できるはずです。

親が一歩先をいき、子どもの気持ちを理解しながら接していきます。

親の落ち着いた態度に接しながら、子どもも次第に大人へと成長します。

子どもを理解する親に育てられた子どもは、いずれ大きくなったとき、理解力のある大人へと成長するのです。

子どもの才能を伸ばす習慣(23)
  • 子どもの気持ちや心情を、理解できる親になる。
私たちの元をたどれば、同じ親にたどり着く。

子どもの才能を伸ばす30の習慣

  1. 子どもの才能発揮は、マズローの5段階欲求説が鍵を握る。
  2. 愛情の注がれた子どもは、自然と才能を伸ばしていく。
  3. 子どもに約束を守りなさいという前に、親がきちんと約束を守る。
  4. 子どもに完璧を求めすぎない。
  5. 子どもの悪いところではなく、いいところを見る。
  6. 子どもの成長を喜ぶと、子どもの伸びはもっとよくなる。
  7. 子育て上手な親は演技がうまい。
    見ていないふりをしながら、しっかり見る。
  8. 社会のルール・マナー・常識などの勉強を、すべて学校任せにしない。
  9. 子どもの「やってみたい」という言動を、親はできるだけ支える。
  10. 夢中になって本を読むとき、その先に才能の可能性があるのかもしれない。
  11. 成功した親に育てられると、子どもも成功しやすくなる。
  12. 単に否定するしつけで終わらせない。
    代替案を与えながらしつける。
  13. 子どもの見方や感じ方を、最大限尊重する。
  14. 子どもの才能を伸ばすとき、親はエジソンの母を見習うべし!
  15. さまざまな経験を積むことは、自分の向き・不向きを知るきっかけになる。
  16. 心より技能を重視すると、才能は伸び悩む。
  17. 何事も「楽しさ」から教えることが肝心。
  18. 特定分野で、親より秀でた子どもに嫉妬しない。
  19. 子どもの「旺盛な好奇心」を、学校の勉強以上に重視する。
  20. 失敗は、成功の対義語ではなく同義語であると、子どもに教えてあげる。
  21. 「やりたいことをやる」という教育方針を貫く。
  22. 親がプラス発想だと、子どももプラス発想になる。
  23. 子どもが親を理解するのではなく、親が子どもを理解してあげないといけない。
  24. 私たちの元をたどれば、同じ親にたどり着く。
  25. 短所があるから、子どもは伸びる。
  26. わが子はわが子。
    他人の子と比べる必要はない。
  27. 才能に制限時間を設けないほうが、伸びやすくなる。
  28. 子どもは、親が思いもしない方向へ育っていくもの。
  29. 勉強ができない分野があってもいい。
    大切なことは「得意分野」があること。
  30. 「学ぶ楽しさ」から「生かす楽しさ」へスイッチを促す。

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