執筆者:水口貴博

子どもの才能を伸ばす30の習慣

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何事も「楽しさ」から教えることが肝心。

何事も「楽しさ」から教えることが肝心。 | 子どもの才能を伸ばす30の習慣

勉強の楽しさとは「わからなかったことがわかるようになる」という視野の広がりです。

スポーツの楽しさとは「できなかったことができるようになる」という技術の向上です。

子どもに言葉で伝えようとしても、わかりません。

わからせるには「体感」させるのが一番です。

自然とわくわくして、心臓の鼓動が高鳴る自分を発見できることでしょう。

自分が挑戦して、わからなかったことがわかるようになり、できなかったことができるようになるという喜びを感じてもらいます。

これがやる気の燃料になります。

自分から自発的に行動するようになります。

親は子どもに何かをやらせようとするとき「単にやってみなさい」という一方的な言い方はよくありません。

命令であり、強制です。

命令や強制をされると、気持ちが冷めてしまい、やる気も消えます。

新しい経験には不安が伴いますし、勇気が必要です。

自分からやろうとする積極性がないことは、なかなかうまく行動する気持ちが起きません。

もちろん最初から、世間体の話や成績の話はしないほうがいい。

世間体と聞くと周囲が気になりますし、成績と聞くと、体がこわばります。

最初から上手にできないといけないようで、なおさら挑戦しにくくなります。

では、どうすればいいのか。

あらゆることは「楽しさ」から教える方法があります。

宇宙の勉強をさせるときは、子どもの好奇心を刺激します。

「まっくらな宇宙にはたくさんの星があるんだよ。すごいね。宇宙はどこまであるんだろうね。不思議だね」

すると、子どもは興味を持って、自分から進んで勉強するようになります。

そのとき知識が増え、自分の視野が広がる感動体験が得られることでしょう。

スポーツでも勉強でも同じです。

サッカーを教えるときも、狙ったところにボールをけられるようになる楽しさ・嬉しさ・喜びを教えます。

これだけでいい。

初めからうまくできる必要はありません。

勉強であろうと、スポーツであろうと、楽しさを導くように教えます。

楽しんでいるうちに、自然と向上します。

子どもの才能を伸ばす習慣(17)
  • 勉強であれスポーツであろうと、まず楽しさから教える。
特定分野で、親より秀でた子どもに嫉妬しない。

子どもの才能を伸ばす30の習慣

子どもの才能を伸ばす30の習慣
  1. 子どもの才能発揮は、マズローの5段階欲求説が鍵を握る。
    子どもの才能発揮は、マズローの5段階欲求説が鍵を握る。
  2. 愛情の注がれた子どもは、自然と才能を伸ばしていく。
    愛情の注がれた子どもは、自然と才能を伸ばしていく。
  3. 子どもに約束を守りなさいという前に、親がきちんと約束を守る。
    子どもに約束を守りなさいという前に、親がきちんと約束を守る。
  4. 子どもに完璧を求めすぎない。
    子どもに完璧を求めすぎない。
  5. 子どもの悪いところではなく、いいところを見る。
    子どもの悪いところではなく、いいところを見る。
  6. 子どもの成長を喜ぶと、子どもの伸びはもっとよくなる。
    子どもの成長を喜ぶと、子どもの伸びはもっとよくなる。
  7. 子育て上手な親は演技がうまい。<br>見ていないふりをしながら、しっかり見る。
    子育て上手な親は演技がうまい。
    見ていないふりをしながら、しっかり見る。
  8. 社会のルール・マナー・常識などの勉強を、すべて学校任せにしない。
    社会のルール・マナー・常識などの勉強を、すべて学校任せにしない。
  9. 子どもの「やってみたい」という言動を、親はできるだけ支える。
    子どもの「やってみたい」という言動を、親はできるだけ支える。
  10. 夢中になって本を読むとき、その先に才能の可能性があるのかもしれない。
    夢中になって本を読むとき、その先に才能の可能性があるのかもしれない。
  11. 成功した親に育てられると、子どもも成功しやすくなる。
    成功した親に育てられると、子どもも成功しやすくなる。
  12. 単に否定するしつけで終わらせない。<br>代替案を与えながらしつける。
    単に否定するしつけで終わらせない。
    代替案を与えながらしつける。
  13. 子どもの見方や感じ方を、最大限尊重する。
    子どもの見方や感じ方を、最大限尊重する。
  14. 子どもの才能を伸ばすとき、親はエジソンの母を見習うべし!
    子どもの才能を伸ばすとき、親はエジソンの母を見習うべし!
  15. さまざまな経験を積むことは、自分の向き・不向きを知るきっかけになる。
    さまざまな経験を積むことは、自分の向き・不向きを知るきっかけになる。
  16. 心より技能を重視すると、才能は伸び悩む。
    心より技能を重視すると、才能は伸び悩む。
  17. 何事も「楽しさ」から教えることが肝心。
    何事も「楽しさ」から教えることが肝心。
  18. 特定分野で、親より秀でた子どもに嫉妬しない。
    特定分野で、親より秀でた子どもに嫉妬しない。
  19. 子どもの「旺盛な好奇心」を、学校の勉強以上に重視する。
    子どもの「旺盛な好奇心」を、学校の勉強以上に重視する。
  20. 失敗は、成功の対義語ではなく同義語であると、子どもに教えてあげる。
    失敗は、成功の対義語ではなく同義語であると、子どもに教えてあげる。
  21. 「やりたいことをやる」という教育方針を貫く。
    「やりたいことをやる」という教育方針を貫く。
  22. 親がプラス発想だと、子どももプラス発想になる。
    親がプラス発想だと、子どももプラス発想になる。
  23. 子どもが親を理解するのではなく、親が子どもを理解してあげないといけない。
    子どもが親を理解するのではなく、親が子どもを理解してあげないといけない。
  24. 私たちの元をたどれば、同じ親にたどり着く。
    私たちの元をたどれば、同じ親にたどり着く。
  25. 短所があるから、子どもは伸びる。
    短所があるから、子どもは伸びる。
  26. わが子はわが子。<br>他人の子と比べる必要はない。
    わが子はわが子。
    他人の子と比べる必要はない。
  27. 才能に制限時間を設けないほうが、伸びやすくなる。
    才能に制限時間を設けないほうが、伸びやすくなる。
  28. 子どもは、親が思いもしない方向へ育っていくもの。
    子どもは、親が思いもしない方向へ育っていくもの。
  29. 勉強ができない分野があってもいい。<br>大切なことは「得意分野」があること。
    勉強ができない分野があってもいい。
    大切なことは「得意分野」があること。
  30. 「学ぶ楽しさ」から「生かす楽しさ」へスイッチを促す。
    「学ぶ楽しさ」から「生かす楽しさ」へスイッチを促す。

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