執筆者:水口貴博

子どもの才能を伸ばす30の習慣

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子どもに完璧を求めすぎない。

子どもに完璧を求めすぎない。 | 子どもの才能を伸ばす30の習慣

生まれて間もない赤ちゃんは、何もできない状態です。

生まれたときは、力も服もお金も地位も名誉もない。

あるのは若さのみ。

ゼロの状態から始まってから、まだほんの数年です。

できることよりできないことのほうが、圧倒的に多い。

「少しでも早く成長してほしい」

「元気な子に育ってほしい」

「強くて明るい子に育ってほしい」

子どもの成長を願わない親がどこにいるでしょうか。

やはりおなかを痛めて生んだわが子だけに、期待の大きさもひとしおです。

しかし、子どもへの期待が大きすぎるがゆえに、期待しすぎるところがあります。

するとです。

子どもの成長が遅くなったり、期待したとおり成長してくれなかったりすると、急に焦る親がいます。

「ほかの子より成長が遅れている」

「期待したとおりに成長をしていない」

客観的に見れば、何の問題もなく育っているにもかかわらず、期待が大きすぎると、問題があるように見えてしまいます。

思い出しましょう。

生まれて、まだほんの数年であることを。

何もできないゼロの状態から生まれて、まだほんの数年ですからできないことのほうが圧倒的に多い。

できることが一つ一つ増えていれば、親としては素直に喜ぶことです。

早い時期に、他のお子さんと比べたり、成長をせかすようなプレッシャーを与えたりしないことです。

期待が大きすぎると、子どもにとってストレスになり、成長が余計に阻害されます。

子どもに完璧を求めすぎないことです。

すくすく成長するわが子を喜ぶのです。

子どもの才能を伸ばす習慣(4)
  • 子どもの成長に完璧を求めすぎないようにする。
子どもの悪いところではなく、いいところを見る。

子どもの才能を伸ばす30の習慣

  1. 子どもの才能発揮は、マズローの5段階欲求説が鍵を握る。
  2. 愛情の注がれた子どもは、自然と才能を伸ばしていく。
  3. 子どもに約束を守りなさいという前に、親がきちんと約束を守る。
  4. 子どもに完璧を求めすぎない。
  5. 子どもの悪いところではなく、いいところを見る。
  6. 子どもの成長を喜ぶと、子どもの伸びはもっとよくなる。
  7. 子育て上手な親は演技がうまい。
    見ていないふりをしながら、しっかり見る。
  8. 社会のルール・マナー・常識などの勉強を、すべて学校任せにしない。
  9. 子どもの「やってみたい」という言動を、親はできるだけ支える。
  10. 夢中になって本を読むとき、その先に才能の可能性があるのかもしれない。
  11. 成功した親に育てられると、子どもも成功しやすくなる。
  12. 単に否定するしつけで終わらせない。
    代替案を与えながらしつける。
  13. 子どもの見方や感じ方を、最大限尊重する。
  14. 子どもの才能を伸ばすとき、親はエジソンの母を見習うべし!
  15. さまざまな経験を積むことは、自分の向き・不向きを知るきっかけになる。
  16. 心より技能を重視すると、才能は伸び悩む。
  17. 何事も「楽しさ」から教えることが肝心。
  18. 特定分野で、親より秀でた子どもに嫉妬しない。
  19. 子どもの「旺盛な好奇心」を、学校の勉強以上に重視する。
  20. 失敗は、成功の対義語ではなく同義語であると、子どもに教えてあげる。
  21. 「やりたいことをやる」という教育方針を貫く。
  22. 親がプラス発想だと、子どももプラス発想になる。
  23. 子どもが親を理解するのではなく、親が子どもを理解してあげないといけない。
  24. 私たちの元をたどれば、同じ親にたどり着く。
  25. 短所があるから、子どもは伸びる。
  26. わが子はわが子。
    他人の子と比べる必要はない。
  27. 才能に制限時間を設けないほうが、伸びやすくなる。
  28. 子どもは、親が思いもしない方向へ育っていくもの。
  29. 勉強ができない分野があってもいい。
    大切なことは「得意分野」があること。
  30. 「学ぶ楽しさ」から「生かす楽しさ」へスイッチを促す。

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