執筆者:水口貴博

子どもの才能を伸ばす30の習慣

18

特定分野で、親より秀でた子どもに嫉妬しない。

特定分野で、親より秀でた子どもに嫉妬しない。 | 子どもの才能を伸ばす30の習慣

子どもが好きなことを楽しんで続けていると、親より知識が上回ることがあります。

いくら子どもであろうと、一点に集中して勉強や練習などを積み重ねた結果、著しい上達を遂げることができます。

宇宙の勉強に没頭した結果、親より星の成り立ちに詳しくなるでしょう。

サッカーの練習をしていれば、親よりうまくなるのは時間の問題です。

1つのことに集中していると、子どもが先生になれる特定分野ができています。

もちろん親より上回るのは特定分野であって、範囲もまだ狭いですが「誰にも負けないぞ」というほど力を持ってしまいます。

すると、子どもは少し偉そうになります。

「こうすればいい、そうすればいい」

「こんなことも知らないの?」

「これくらいは当たり前だよ」

子どもが先生です。

親と子の立場が逆転です。

そういうとき、2種類の親に別れます。

  • 褒めると「調子に乗るな」と言って、叱る
  • もっと褒めて、調子に乗せる

あなたはどちらでしょうか。

親としては自分の立場がなくなり、プライドに傷がつきますが、それくらいで動揺する必要はありません。

子どもに調子に乗らせると、態度が大きくなり社会的にもよくないと思います。

逆です。

もっと褒めて、さらに調子に乗せます。

子どもは「これはこうです、ああです」と偉そうになったことを、親は大げさに褒めるくらいでかまいません。

「そうなのか。それは知らなかった。すごいな。もっと教えてくれ」

すると子どもは「親から認められた。嬉しい。もっと頑張るぞ」とやる気の炎を燃やします。

親に認められることほど嬉しいことはありません。

どんどん調子に乗っていきます。

それが親の仕事です。

親は演技上手になりましょう。

子どもは親にもっと褒めてもらいたいと頑張りますし、親はそういう頑張る子どもをもっと褒めてあげましょう。

子どもは親におだてられながら、才能を伸ばしていくのです。

子どもの才能を伸ばす習慣(18)
  • 調子に乗って叱るのではなく、むしろもっと調子に乗らせる。
子どもの「旺盛な好奇心」を、学校の勉強以上に重視する。

子どもの才能を伸ばす30の習慣

子どもの才能を伸ばす30の習慣
  1. 子どもの才能発揮は、マズローの5段階欲求説が鍵を握る。
    子どもの才能発揮は、マズローの5段階欲求説が鍵を握る。
  2. 愛情の注がれた子どもは、自然と才能を伸ばしていく。
    愛情の注がれた子どもは、自然と才能を伸ばしていく。
  3. 子どもに約束を守りなさいという前に、親がきちんと約束を守る。
    子どもに約束を守りなさいという前に、親がきちんと約束を守る。
  4. 子どもに完璧を求めすぎない。
    子どもに完璧を求めすぎない。
  5. 子どもの悪いところではなく、いいところを見る。
    子どもの悪いところではなく、いいところを見る。
  6. 子どもの成長を喜ぶと、子どもの伸びはもっとよくなる。
    子どもの成長を喜ぶと、子どもの伸びはもっとよくなる。
  7. 子育て上手な親は演技がうまい。<br>見ていないふりをしながら、しっかり見る。
    子育て上手な親は演技がうまい。
    見ていないふりをしながら、しっかり見る。
  8. 社会のルール・マナー・常識などの勉強を、すべて学校任せにしない。
    社会のルール・マナー・常識などの勉強を、すべて学校任せにしない。
  9. 子どもの「やってみたい」という言動を、親はできるだけ支える。
    子どもの「やってみたい」という言動を、親はできるだけ支える。
  10. 夢中になって本を読むとき、その先に才能の可能性があるのかもしれない。
    夢中になって本を読むとき、その先に才能の可能性があるのかもしれない。
  11. 成功した親に育てられると、子どもも成功しやすくなる。
    成功した親に育てられると、子どもも成功しやすくなる。
  12. 単に否定するしつけで終わらせない。<br>代替案を与えながらしつける。
    単に否定するしつけで終わらせない。
    代替案を与えながらしつける。
  13. 子どもの見方や感じ方を、最大限尊重する。
    子どもの見方や感じ方を、最大限尊重する。
  14. 子どもの才能を伸ばすとき、親はエジソンの母を見習うべし!
    子どもの才能を伸ばすとき、親はエジソンの母を見習うべし!
  15. さまざまな経験を積むことは、自分の向き・不向きを知るきっかけになる。
    さまざまな経験を積むことは、自分の向き・不向きを知るきっかけになる。
  16. 心より技能を重視すると、才能は伸び悩む。
    心より技能を重視すると、才能は伸び悩む。
  17. 何事も「楽しさ」から教えることが肝心。
    何事も「楽しさ」から教えることが肝心。
  18. 特定分野で、親より秀でた子どもに嫉妬しない。
    特定分野で、親より秀でた子どもに嫉妬しない。
  19. 子どもの「旺盛な好奇心」を、学校の勉強以上に重視する。
    子どもの「旺盛な好奇心」を、学校の勉強以上に重視する。
  20. 失敗は、成功の対義語ではなく同義語であると、子どもに教えてあげる。
    失敗は、成功の対義語ではなく同義語であると、子どもに教えてあげる。
  21. 「やりたいことをやる」という教育方針を貫く。
    「やりたいことをやる」という教育方針を貫く。
  22. 親がプラス発想だと、子どももプラス発想になる。
    親がプラス発想だと、子どももプラス発想になる。
  23. 子どもが親を理解するのではなく、親が子どもを理解してあげないといけない。
    子どもが親を理解するのではなく、親が子どもを理解してあげないといけない。
  24. 私たちの元をたどれば、同じ親にたどり着く。
    私たちの元をたどれば、同じ親にたどり着く。
  25. 短所があるから、子どもは伸びる。
    短所があるから、子どもは伸びる。
  26. わが子はわが子。<br>他人の子と比べる必要はない。
    わが子はわが子。
    他人の子と比べる必要はない。
  27. 才能に制限時間を設けないほうが、伸びやすくなる。
    才能に制限時間を設けないほうが、伸びやすくなる。
  28. 子どもは、親が思いもしない方向へ育っていくもの。
    子どもは、親が思いもしない方向へ育っていくもの。
  29. 勉強ができない分野があってもいい。<br>大切なことは「得意分野」があること。
    勉強ができない分野があってもいい。
    大切なことは「得意分野」があること。
  30. 「学ぶ楽しさ」から「生かす楽しさ」へスイッチを促す。
    「学ぶ楽しさ」から「生かす楽しさ」へスイッチを促す。

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