執筆者:水口貴博

幼児がすくすく育つ30の教育方法(1歳~6歳)

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子どもはお手伝いによって、成長する。

子どもはお手伝いによって、成長する。 | 幼児がすくすく育つ30の教育方法(1歳~6歳)

子どもにできる範囲のことからお手伝いをさせてみましょう。

子どもは、お手伝いを通して成長します。

「手伝いなんてまだ早い。難しすぎるし、危険だ」

もちろん力が必要だったり、危険が伴ったりする手伝いをいきなりさせようと言っているのではありません。

「安全であり、できる範囲の小さなこと」からお願いしていけばいい。

単純でシンプルなわかりやすい範囲から、少しずつやらせてみます。

初めは簡単でいい。

たとえば「テレビのスイッチのオン・オフ」です。

特に危険な作業ではありませんね。

間違っても、いたくもかゆくもありません。

自分でやったほうが早いと思うのは反則です。

子どもの成長のために、わざと子どもにお手伝いをお願いします。

「ここを押すとテレビがついて、もう1回押すとテレビが消えるよ」と最初に教えておきます。

これなら力も必要ありませんし、危険なことでもありませんね。

子どもは真似をして、すぐ覚えることでしょう。

「ちょっとテレビが見たいなあ。テレビをつけて」と言えば、きっと手伝ってくれることでしょう。

これで、子どもは「テレビのスイッチの付け方」を覚えます。

「なるほど。このボタンを押せばテレビがつくのか」

体を通して覚えるのが一番です。

このようにして、できる範囲から手伝いをしてもらい、少しずつできる幅を広げていきます。

ほかにもたくさんあります。

できる範囲で食器洗いを手伝ってもらうことで、蛇口のひねり方や食器の洗い方を覚えることでしょう。

「花の水やり」を手伝ってもらうことで、花の食事は水なんだと覚えます。

掃除のお手伝いで、掃除のやり方を覚えます。

できたときには、少し大げさに「すごいね」「よくできたね」と喜ぶのがポイントです。

親の喜んでいる顔を見て、子どもはもっと手伝いをしたくなります。

手伝いを通して、いろいろなことを学んでいくのです。

幼児がすくすく育つ教育方法(1歳~6歳)(19)
  • 安全で、できる範囲の小さなお手伝いから、お願いする。
子どもと一緒に家事をしながら、説明したり質問したりする。

幼児がすくすく育つ30の教育方法(1歳~6歳)

  1. 3つ子の魂が百まで続くのは、本当だった。
  2. 自分の子どもに向かって、笑顔で「ありがとう」と言う。
  3. いくら気になるとはいえ、他の子と比べない。
  4. 子どもは親に触れているとき、一番安心する。
  5. 子どもと話をするときには、大人が子どもの目線に合わせて話をする。
  6. 子どもの頭は、絶対に叩かない。
    叩くくらいなら、優しく手を握り締める。
  7. お風呂の温度は、大人と子どもで感じ方が違う。
  8. 子どもは、悪さをしたくて、しているのではない。
  9. 大人のスピードは、子どもには速すぎる。
  10. 「まだわかっていない」という子どもを、わかってあげる。
  11. 子どもから目を離す時間が、だんだん長くなっていませんか。
  12. 親と子とでは、見える世界が全然違う。
  13. いっぱい愛情を受けた子どもほど、成長が早くなる。
  14. 親がキレやすいと、子どももキレやすくなる。
  15. 親からたくさん話しかけられた子どもは、言語の習得が早くなる。
  16. 「悪いことをしてはいけません」という教え方だけでは、幼い子どもは納得できない。
  17. 子育てにはチームワークが必要だ。
  18. 子どもの話をたっぷり聞いてあげられる親になる。
  19. 子どもはお手伝いによって、成長する。
  20. 子どもと一緒に家事をしながら、説明したり質問したりする。
  21. 「しなさい・してはいけません」より「嬉しい・悲しい」で教育する。
  22. 子どもは子どもとして、日々学ぶ。
    親も親として、日々学ぶ。
  23. 肉声による昔話には、想像力を高める効果がある。
  24. 子どもの喧嘩は事情を聞くだけで、解決する。
  25. 子どもが甘えてこないからと言って、そっとしてほしいとは限らない。
  26. 祖父や祖母に頼ったほうが、子育ての質は格段によくなる。
  27. 子育てには休日がない。
    大変な子育てだからこそ、たまにはひと息が必要。
  28. いきなり叱ると、親の言葉が届かなくなる。
  29. 兄弟・姉妹に対して、平等に接すること。
  30. 手がかからない子になり始めたときこそ、注意せよ。

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