執筆者:水口貴博

幼児がすくすく育つ30の教育方法(1歳~6歳)

20

子どもと一緒に家事をしながら、説明したり質問したりする。

子どもと一緒に家事をしながら、説明したり質問したりする。 | 幼児がすくすく育つ30の教育方法(1歳~6歳)

子どもと一緒に家事をするのは、よいことです。

子どもはお母さんの役に立っていることを実感できますし、親にとっても家事の手伝いは仕事が減って楽になります。

しかし、家事は無味乾燥になりがちです。

たとえば洗濯物を取り込んだ後、一緒に服をたたむ一例を挙げましょう。

服をたたむ作業は、単純作業です。

初めは楽しいですが、だんだん飽きて、つまらなくなります。

服をたたむときに、黙々とたたむのはよくありません。

できるだけ子どもと会話をしながら、服をたたむようにしましょう。

「これはお父さんの服だよ。これを着て毎日仕事に行っているんだよ」

「これはお母さんの服だよ。明るい色が多いね」

「この服の素材はアクリルなんだよ。この素材は絹だよ」

服をたたむ単純作業のときこそ、会話です。

説明を含めると面白くなります。

もちろん説明だけではなく、質問でも効果的です。

「質問です。この服はだれの服でしょうか?」

「質問です。この服は誰がどんなときに着る服でしょうか?」

「質問です。この服の素材は何でしょうか?」

子どもは服の形やデザイン手触りを感じながら、一生懸命に考えるでしょう。

家事を手伝う時間が、なぞなぞの楽しい時間に早変わりです。

いいアイデアですね。

服のたたみ方を覚えるだけでなく、子どもは素材の種類を覚えることができます。

無味乾燥に思える家事の時間が、子どもの会話を増やし勉強になるという豊かな時間になります。

服をたたむときだけではありません。

一緒に掃除をするとき。

一緒に料理をするとき。

一緒にお買い物をするとき。

一緒に犬の散歩をするとき。

ぜひ親子の会話を交わしましょう。

家事をするときに、子どもに説明をしたり、質問をしたりしましょう。

子どもは家事が楽しくなります。

「早くお手伝いがしたい」と言って、子どもから話しかけてくるのです。

幼児がすくすく育つ教育方法(1歳~6歳)(20)
  • 家事をしながら、説明や質問を楽しむ。
「しなさい・してはいけません」より「嬉しい・悲しい」で教育する。

幼児がすくすく育つ30の教育方法(1歳~6歳)

  1. 3つ子の魂が百まで続くのは、本当だった。
  2. 自分の子どもに向かって、笑顔で「ありがとう」と言う。
  3. いくら気になるとはいえ、他の子と比べない。
  4. 子どもは親に触れているとき、一番安心する。
  5. 子どもと話をするときには、大人が子どもの目線に合わせて話をする。
  6. 子どもの頭は、絶対に叩かない。
    叩くくらいなら、優しく手を握り締める。
  7. お風呂の温度は、大人と子どもで感じ方が違う。
  8. 子どもは、悪さをしたくて、しているのではない。
  9. 大人のスピードは、子どもには速すぎる。
  10. 「まだわかっていない」という子どもを、わかってあげる。
  11. 子どもから目を離す時間が、だんだん長くなっていませんか。
  12. 親と子とでは、見える世界が全然違う。
  13. いっぱい愛情を受けた子どもほど、成長が早くなる。
  14. 親がキレやすいと、子どももキレやすくなる。
  15. 親からたくさん話しかけられた子どもは、言語の習得が早くなる。
  16. 「悪いことをしてはいけません」という教え方だけでは、幼い子どもは納得できない。
  17. 子育てにはチームワークが必要だ。
  18. 子どもの話をたっぷり聞いてあげられる親になる。
  19. 子どもはお手伝いによって、成長する。
  20. 子どもと一緒に家事をしながら、説明したり質問したりする。
  21. 「しなさい・してはいけません」より「嬉しい・悲しい」で教育する。
  22. 子どもは子どもとして、日々学ぶ。
    親も親として、日々学ぶ。
  23. 肉声による昔話には、想像力を高める効果がある。
  24. 子どもの喧嘩は事情を聞くだけで、解決する。
  25. 子どもが甘えてこないからと言って、そっとしてほしいとは限らない。
  26. 祖父や祖母に頼ったほうが、子育ての質は格段によくなる。
  27. 子育てには休日がない。
    大変な子育てだからこそ、たまにはひと息が必要。
  28. いきなり叱ると、親の言葉が届かなくなる。
  29. 兄弟・姉妹に対して、平等に接すること。
  30. 手がかからない子になり始めたときこそ、注意せよ。

同じカテゴリーの作品

2:55

関連記事

© HAPPY LIFESTYLE CORPORATION