執筆者:水口貴博

幼児がすくすく育つ30の教育方法(1歳~6歳)

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「しなさい・してはいけません」より「嬉しい・悲しい」で教育する。

「しなさい・してはいけません」より「嬉しい・悲しい」で教育する。 | 幼児がすくすく育つ30の教育方法(1歳~6歳)

子どもを育てようとするとき、つい偏りがちな言葉があります。

「しなさい」と「してはいけません」です。

「お母さんの手伝いをしなさい」

「悪いことをしてはいけません」

こうした「しなさい、してはいけません」という教え方は、たしかに大人は言いやすいです。

しかし、どこか無味乾燥な教え方です。

言っていることは正しいですが、内心、子どもはこういう指示を嫌います。

よくても悪くても、別に自分には関係ないと思います。

あるとすれば「悪いことをして親から叱られるのが嫌だ」というマイナスの感情です。

親が言う「してはいけません」をすれば、親が怒るので、しぶしぶ言うことに従います。

では、どういう教え方をすればいいのでしょうか。

それが「嬉しい」と「悲しい」です。

「お母さんのお手伝いをしてくれると、嬉しいな」

「お友だちと喧嘩をしたら、お母さん、悲しくなるなあ」

子どもは「親に喜んでもらいたい。悲しんでもらいたくない」と思っています。

親が嬉しがっているところを見たいし、悲しんでいるところは見たくはありません。

「嬉しい・悲しい」でメッセージを伝えたほうが、子どもとしては行動するモチベーションになりやすくなります。

「しなさい」という言葉を「嬉しい」に言い換えるだけです。

「してはいけません」という言葉を「悲しい」と言い換えるだけです。

難しくありませんね。

今日から、子どもへ語りかける言葉をほんの少し変えてみましょう。

幼児がすくすく育つ教育方法(1歳~6歳)(21)
  • 「嬉しい・悲しい」で教育する。
子どもは子どもとして、日々学ぶ。
親も親として、日々学ぶ。

幼児がすくすく育つ30の教育方法(1歳~6歳)

  1. 3つ子の魂が百まで続くのは、本当だった。
  2. 自分の子どもに向かって、笑顔で「ありがとう」と言う。
  3. いくら気になるとはいえ、他の子と比べない。
  4. 子どもは親に触れているとき、一番安心する。
  5. 子どもと話をするときには、大人が子どもの目線に合わせて話をする。
  6. 子どもの頭は、絶対に叩かない。
    叩くくらいなら、優しく手を握り締める。
  7. お風呂の温度は、大人と子どもで感じ方が違う。
  8. 子どもは、悪さをしたくて、しているのではない。
  9. 大人のスピードは、子どもには速すぎる。
  10. 「まだわかっていない」という子どもを、わかってあげる。
  11. 子どもから目を離す時間が、だんだん長くなっていませんか。
  12. 親と子とでは、見える世界が全然違う。
  13. いっぱい愛情を受けた子どもほど、成長が早くなる。
  14. 親がキレやすいと、子どももキレやすくなる。
  15. 親からたくさん話しかけられた子どもは、言語の習得が早くなる。
  16. 「悪いことをしてはいけません」という教え方だけでは、幼い子どもは納得できない。
  17. 子育てにはチームワークが必要だ。
  18. 子どもの話をたっぷり聞いてあげられる親になる。
  19. 子どもはお手伝いによって、成長する。
  20. 子どもと一緒に家事をしながら、説明したり質問したりする。
  21. 「しなさい・してはいけません」より「嬉しい・悲しい」で教育する。
  22. 子どもは子どもとして、日々学ぶ。
    親も親として、日々学ぶ。
  23. 肉声による昔話には、想像力を高める効果がある。
  24. 子どもの喧嘩は事情を聞くだけで、解決する。
  25. 子どもが甘えてこないからと言って、そっとしてほしいとは限らない。
  26. 祖父や祖母に頼ったほうが、子育ての質は格段によくなる。
  27. 子育てには休日がない。
    大変な子育てだからこそ、たまにはひと息が必要。
  28. いきなり叱ると、親の言葉が届かなくなる。
  29. 兄弟・姉妹に対して、平等に接すること。
  30. 手がかからない子になり始めたときこそ、注意せよ。

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