執筆者:水口貴博

幼児がすくすく育つ30の教育方法(1歳~6歳)

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3つ子の魂が百まで続くのは、本当だった。

3つ子の魂が百まで続くのは、本当だった。 | 幼児がすくすく育つ30の教育方法(1歳~6歳)

幼児教育において、初めに心に留めておきたい日本の格言があります。

「3つ子の魂、百まで」です。

3歳ごろまでに受けた教育によって形成された性質・性格は、100歳になっても根底は変わらない、という意味です。

「何て大げさな! 本当に3歳までなのか!」

そう思うでしょう。

正確に3歳までかというと議論の余地がありますが、幼児の時期に人格を形成する基本が出来上がるというのは本当です。

科学的にも証明されている事実です。

生まれたばかりの赤ちゃんは、基本的に未発達の状態で生まれてきます。

1人で立つことも食べることもできません。

いえ、目も見えない状態です。

脳の中の神経細胞は、生命を維持する最小限以外は、ほとんど未発達の状態で生まれます。

お母さんのおなかの中にいたころは、刺激らしい刺激はまだありませんでした。

しかし、生まれた瞬間から、外界からの強い刺激にさらされるようになります。

光・音・におい・暑さ・寒さ・感触などです。

未発達の状態で生まれますが、そうした刺激や環境に適応しようと、脳が活発に活動し始めます。

人の成長において、生まれてから最初の3年間ほど、急成長の時期はありません。

すごい右肩上がりの成長です。

生まれたばかりの赤ちゃんは、目も見えず、歩けず、話もできなかったのに、ほんの3年後には見違えるほどの成長を遂げています。

目が見え、歩けるようになり、話ができるようになります。

自分の思っていることや考えていることまで、はっきり話し始めます。

すごい急成長、急発達ですね。

脳の神経細胞の発達は、生後3歳くらいまでの期間に、急速に発達します。

3歳くらいで、脳内神経細胞のおよそ80パーセントが完成されるといわれています。

急激な成長をする脳内では、脳神経に強く受けた刺激の配線を残しています。

これが「性格形成の原点」と言われます。

「性格はなかなか変わらない」という悩みも、これが理由です。

あなたも、幼いときから性質は大きく変わってはおらず、基本的な部分は今も昔も同じであるという実感があることでしょう。

未発達の状態とはいえ、手を抜けない時期です。

幼児教育は、子育ての中でも最も力を入れる時期です。

最初の3年間こそ、教育に力を入れましょう。

幼児がすくすく育つ教育方法(1歳~6歳)(1)
  • 最初の3年間を特に力を入れる。
自分の子どもに向かって、笑顔で「ありがとう」と言う。

幼児がすくすく育つ30の教育方法(1歳~6歳)

幼児がすくすく育つ30の教育方法(1歳~6歳)
  1. 3つ子の魂が百まで続くのは、本当だった。
    3つ子の魂が百まで続くのは、本当だった。
  2. 自分の子どもに向かって、笑顔で「ありがとう」と言う。
    自分の子どもに向かって、笑顔で「ありがとう」と言う。
  3. いくら気になるとはいえ、他の子と比べない。
    いくら気になるとはいえ、他の子と比べない。
  4. 子どもは親に触れているとき、一番安心する。
    子どもは親に触れているとき、一番安心する。
  5. 子どもと話をするときには、大人が子どもの目線に合わせて話をする。
    子どもと話をするときには、大人が子どもの目線に合わせて話をする。
  6. 子どもの頭は、絶対に叩かない。<br>叩くくらいなら、優しく手を握り締める。
    子どもの頭は、絶対に叩かない。
    叩くくらいなら、優しく手を握り締める。
  7. お風呂の温度は、大人と子どもで感じ方が違う。
    お風呂の温度は、大人と子どもで感じ方が違う。
  8. 子どもは、悪さをしたくて、しているのではない。
    子どもは、悪さをしたくて、しているのではない。
  9. 大人のスピードは、子どもには速すぎる。
    大人のスピードは、子どもには速すぎる。
  10. 「まだわかっていない」という子どもを、わかってあげる。
    「まだわかっていない」という子どもを、わかってあげる。
  11. 子どもから目を離す時間が、だんだん長くなっていませんか。
    子どもから目を離す時間が、だんだん長くなっていませんか。
  12. 親と子とでは、見える世界が全然違う。
    親と子とでは、見える世界が全然違う。
  13. いっぱい愛情を受けた子どもほど、成長が早くなる。
    いっぱい愛情を受けた子どもほど、成長が早くなる。
  14. 親がキレやすいと、子どももキレやすくなる。
    親がキレやすいと、子どももキレやすくなる。
  15. 親からたくさん話しかけられた子どもは、言語の習得が早くなる。
    親からたくさん話しかけられた子どもは、言語の習得が早くなる。
  16. 「悪いことをしてはいけません」という教え方だけでは、幼い子どもは納得できない。
    「悪いことをしてはいけません」という教え方だけでは、幼い子どもは納得できない。
  17. 子育てにはチームワークが必要だ。
    子育てにはチームワークが必要だ。
  18. 子どもの話をたっぷり聞いてあげられる親になる。
    子どもの話をたっぷり聞いてあげられる親になる。
  19. 子どもはお手伝いによって、成長する。
    子どもはお手伝いによって、成長する。
  20. 子どもと一緒に家事をしながら、説明したり質問したりする。
    子どもと一緒に家事をしながら、説明したり質問したりする。
  21. 「しなさい・してはいけません」より「嬉しい・悲しい」で教育する。
    「しなさい・してはいけません」より「嬉しい・悲しい」で教育する。
  22. 子どもは子どもとして、日々学ぶ。<br>親も親として、日々学ぶ。
    子どもは子どもとして、日々学ぶ。
    親も親として、日々学ぶ。
  23. 肉声による昔話には、想像力を高める効果がある。
    肉声による昔話には、想像力を高める効果がある。
  24. 子どもの喧嘩は事情を聞くだけで、解決する。
    子どもの喧嘩は事情を聞くだけで、解決する。
  25. 子どもが甘えてこないからと言って、そっとしてほしいとは限らない。
    子どもが甘えてこないからと言って、そっとしてほしいとは限らない。
  26. 祖父や祖母に頼ったほうが、子育ての質は格段によくなる。
    祖父や祖母に頼ったほうが、子育ての質は格段によくなる。
  27. 子育てには休日がない。<br>大変な子育てだからこそ、たまにはひと息が必要。
    子育てには休日がない。
    大変な子育てだからこそ、たまにはひと息が必要。
  28. いきなり叱ると、親の言葉が届かなくなる。
    いきなり叱ると、親の言葉が届かなくなる。
  29. 兄弟・姉妹に対して、平等に接すること。
    兄弟・姉妹に対して、平等に接すること。
  30. 手がかからない子になり始めたときこそ、注意せよ。
    手がかからない子になり始めたときこそ、注意せよ。

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