執筆者:水口貴博

幼児がすくすく育つ30の教育方法(1歳~6歳)

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お風呂の温度は、大人と子どもで感じ方が違う。

お風呂の温度は、大人と子どもで感じ方が違う。 | 幼児がすくすく育つ30の教育方法(1歳~6歳)

ある日、銭湯に行ったときのことです。

3歳くらいの小さな男の子とお父さんの2人がいました。

子どもはお父さんと一緒にお風呂に入ろうとしますが、お湯に手を入れるやいなや「熱い!」と言って嫌がっていました。

お父さんは「熱くないよ。大丈夫だよ」と言います。

しかし、子どもは熱さを嫌がって、入ろうとしません。

親は仕方なく、抱きかかえて無理やり入れようとしていました。

子どもは眉間にしわを寄せ、我慢をしながら入っている様子でした。

それを見て、私は「ちょっと違うなあ」と思いました。

大人は、あることをすっかり忘れています。

子どもの皮膚の薄さです。

そもそも大人と子どもとでは、温度の感じ方が全然違います。

大人より子どものほうが圧倒的に皮膚が薄いので、大人以上に熱く感じてしまいます。

大人にとってちょうどいいと感じる温度でも、子どもには、やけどをするような温度に感じます。

この温度の感じ方の違いに気づくことです。

これに気づかずに、無理やりお風呂に入れさせようとするから、子どもは「お風呂嫌い」になります。

お風呂に入るのが苦痛になれば、嫌がるのは当然ですね。

子どもと一緒にお風呂に入るときには、大人が感じる温度ではなく、子どもにとってちょうどいいと感じる温度にしましょう。

子どもにとってちょうどいい温度は、大人にはぬるま湯です。

「これでは、体が温まらない」と思いますが、半身浴をする気持ちになりましょう。

半身浴で、子どもとのんびりバスタイムをくつろぐくらいの余裕を持ちましょう。

子どもと一緒にお風呂の時間をゆっくり過ごすことができると、前向きに考えるくらいでいいのです。

幼児がすくすく育つ教育方法(1歳~6歳)(7)
  • お風呂は、子どもに合わせてぬるま湯に設定する。
子どもは、悪さをしたくて、しているのではない。

幼児がすくすく育つ30の教育方法(1歳~6歳)

  1. 3つ子の魂が百まで続くのは、本当だった。
  2. 自分の子どもに向かって、笑顔で「ありがとう」と言う。
  3. いくら気になるとはいえ、他の子と比べない。
  4. 子どもは親に触れているとき、一番安心する。
  5. 子どもと話をするときには、大人が子どもの目線に合わせて話をする。
  6. 子どもの頭は、絶対に叩かない。
    叩くくらいなら、優しく手を握り締める。
  7. お風呂の温度は、大人と子どもで感じ方が違う。
  8. 子どもは、悪さをしたくて、しているのではない。
  9. 大人のスピードは、子どもには速すぎる。
  10. 「まだわかっていない」という子どもを、わかってあげる。
  11. 子どもから目を離す時間が、だんだん長くなっていませんか。
  12. 親と子とでは、見える世界が全然違う。
  13. いっぱい愛情を受けた子どもほど、成長が早くなる。
  14. 親がキレやすいと、子どももキレやすくなる。
  15. 親からたくさん話しかけられた子どもは、言語の習得が早くなる。
  16. 「悪いことをしてはいけません」という教え方だけでは、幼い子どもは納得できない。
  17. 子育てにはチームワークが必要だ。
  18. 子どもの話をたっぷり聞いてあげられる親になる。
  19. 子どもはお手伝いによって、成長する。
  20. 子どもと一緒に家事をしながら、説明したり質問したりする。
  21. 「しなさい・してはいけません」より「嬉しい・悲しい」で教育する。
  22. 子どもは子どもとして、日々学ぶ。
    親も親として、日々学ぶ。
  23. 肉声による昔話には、想像力を高める効果がある。
  24. 子どもの喧嘩は事情を聞くだけで、解決する。
  25. 子どもが甘えてこないからと言って、そっとしてほしいとは限らない。
  26. 祖父や祖母に頼ったほうが、子育ての質は格段によくなる。
  27. 子育てには休日がない。
    大変な子育てだからこそ、たまにはひと息が必要。
  28. いきなり叱ると、親の言葉が届かなくなる。
  29. 兄弟・姉妹に対して、平等に接すること。
  30. 手がかからない子になり始めたときこそ、注意せよ。

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