大人と子どもの身長差を考えてみましょう。
幼い子どもは身長が低い。
一方、大人は高いですね。
問題なのは「大人から子どもへの視点」ではなく「子どもから大人への視点」です。
子どもの立場になって考えてみましょう。
背の低い子どもが背の高い大人の顔を見ようとすると、どうでしょうか。
身長さが大きいので、ほぼ真上を見上げる姿勢になります。
それは威圧感がある光景です。
話をするとき、いつも真上を見上げる姿勢も、大変です。
まだ首周りがしっかりしていない子どもには、かなりきつい姿勢です。
いつも真上ばかり見ていると、首回りを痛めかねません。
しかも、上から話しかけられると、威圧感があります。
真上から話しかけられると、命令されているようですね。
単に話しかけられているだけでも、上から話しかけられていると、叱られているような気分になります。
子どもと話をするときには、子どもと同じ高さの目線になるようにしましょう。
親が子どもに合わせて、しゃがんで中腰になったり座ったりなどして、大人と子どもの目の高さが同じになるようにしましょう。
子どもが高くなるはずはありませんから、大人から子どもに合わせるしかありません。
目線が同じになるので、首を痛めるリスクも小さくなります。
子どもには、目線が同じになることで、話を受け入れやすくなります。
大人からの圧力が小さくなり、言葉が受け入れやすくなるのです。