執筆者:水口貴博

子育て上手な父親になる30の方法

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子どもの下品な言葉に、いちいち本気にならない。

子どもの下品な言葉に、いちいち本気にならない。 | 子育て上手な父親になる30の方法

子どもは、幼いころが一番かわいいと言います。

10歳くらいまでは、何でも「はい」「ありがとう」と言って素直に言うことを聞く年齢です。

お人形さんのようにかわいいですが、10歳くらいを過ぎると、急変します。

悪い言葉を覚え、使い始めます。

「ばか」

「あほ」

「間抜け」

友人の影響や漫画の影響などを受け、汚くて下品な言葉を使い始めます。

子どもには、こうした下品な言葉が大変新鮮です。

使うだけならまだしも、親に向かっても、こうした汚い言葉を言ってからかい始めます。

こうなると厄介です。

急に子どもが憎たらしくなり、叱ることも急に増えてきます。

生まれたばかりのころはけがをしないように手がかかり、手がかからなくなったと思えば次は汚い言葉で親をからかい始める。

はあ、なんと子育てとは大変なのでしょう。

こういう言葉に対して、どう対処していますか。

無理やり言わせないように、叩いたり殴ったりなど、暴力でしつけようとするのはよくありません。

「叩いてはいけません」と言っている親が暴力を振るうのは、見本になりません。

難しくはありません。

子どもの下品な言葉に、いちいち本気にならないことです。

「そういう言葉を使うのはやめなさい」と忠告だけして、後は聞き流すだけでいい。

こういう言葉に親が本気で反応するのも、大人らしくない。

結局、子どもの言葉です。

心から本気で言っている言葉ではありません。

ただ面白半分、興味本位で口にしているだけです。

親も大人ですから、軽い冗談だと思い、聞き流せばいい。

精神年齢の高い親が、精神年齢が低い子どもを包み込めるくらいの度量が欲しいところです。

いちいち本気で付き合っていたら、親は身も心も持ちません。

こうした言葉を子どもがいつまでも使い続けるわけではありません。

もうしばらく成長をすれば、すぐ飽きて、言わなくなります。

物珍しい言葉を覚えて、使ってみたいだけなのです。

子育て上手な父親になる方法(25)
  • 子どもの汚い言葉を、軽く聞き流せる親になる。
男らしい父親なら、曖昧な返事は返さない。

子育て上手な父親になる30の方法

子育て上手な父親になる30の方法
  1. 父親が育児をする、子どもは自分に自信を持つ。
    父親が育児をする、子どもは自分に自信を持つ。
  2. 父が育児に参加することで「父」から「父親」へと成長する。
    父が育児に参加することで「父」から「父親」へと成長する。
  3. 父が楽しそうに仕事をする背中を見て、子は育つ。
    父が楽しそうに仕事をする背中を見て、子は育つ。
  4. 子どもの勉強のきっかけは、興味や関心から始まる。
    子どもの勉強のきっかけは、興味や関心から始まる。
  5. 子どもが破壊行為をし始めたら、強い興味や関心の表れている証拠。
    子どもが破壊行為をし始めたら、強い興味や関心の表れている証拠。
  6. どんな遊びも、突き詰めれば勉強になる。
    どんな遊びも、突き詰めれば勉強になる。
  7. 本当に家族を大切にする父親は「家族サービス」という言葉を使わない。
    本当に家族を大切にする父親は「家族サービス」という言葉を使わない。
  8. 父親の趣味に、子どもを誘ってみよう。
    父親の趣味に、子どもを誘ってみよう。
  9. なぜ子どもにとって父は、母より遠い存在と感じてしまうのか。
    なぜ子どもにとって父は、母より遠い存在と感じてしまうのか。
  10. 母親の大変さを理解するために、男性こそ育児に参加する。
    母親の大変さを理解するために、男性こそ育児に参加する。
  11. 家族揃って食事ができるように、週に何度かは早く家に帰る。
    家族揃って食事ができるように、週に何度かは早く家に帰る。
  12. 特別な日に特別頑張る父は、大幅に評価が向上する。
    特別な日に特別頑張る父は、大幅に評価が向上する。
  13. 疲れて育児に参加できないときは、母親へ育児をねぎらう言葉だけでも伝える。
    疲れて育児に参加できないときは、母親へ育児をねぎらう言葉だけでも伝える。
  14. 叱るというのは、愛を伝えるということ。
    叱るというのは、愛を伝えるということ。
  15. 叱るばかりはいけないが、まったく叱らないのは、もっといけない。
    叱るばかりはいけないが、まったく叱らないのは、もっといけない。
  16. 母親からの愚痴には「解決策」の前に「共感」からかけよう。
    母親からの愚痴には「解決策」の前に「共感」からかけよう。
  17. 甘える父親は、もう1人の子どもである。
    甘える父親は、もう1人の子どもである。
  18. 父親という遊び相手ほど、面白い相手はいない。
    父親という遊び相手ほど、面白い相手はいない。
  19. ストレス発散をするなら、子どもの遊び相手になればいい。
    ストレス発散をするなら、子どもの遊び相手になればいい。
  20. 親から暴力を振るわれた子どもは、友人にも暴力を振るうようになる。
    親から暴力を振るわれた子どもは、友人にも暴力を振るうようになる。
  21. 父の仕事現場を見せてあげると、父の仕事のイメージが湧くようになる。
    父の仕事現場を見せてあげると、父の仕事のイメージが湧くようになる。
  22. 早く家に帰られる人は、気の利いた父親になるための気遣いをしよう。
    早く家に帰られる人は、気の利いた父親になるための気遣いをしよう。
  23. 愛の伝わるスキンシップがあれば、回数は少なくてもいい。
    愛の伝わるスキンシップがあれば、回数は少なくてもいい。
  24. 正しい力の使い方とは、大切な人を守るためである。
    正しい力の使い方とは、大切な人を守るためである。
  25. 子どもの下品な言葉に、いちいち本気にならない。
    子どもの下品な言葉に、いちいち本気にならない。
  26. 男らしい父親なら、曖昧な返事は返さない。
    男らしい父親なら、曖昧な返事は返さない。
  27. 夫婦仲のいい家庭は、子育てにもいい影響を与える。
    夫婦仲のいい家庭は、子育てにもいい影響を与える。
  28. 子どもの失敗は、褒めたたえるくらいでいい。
    子どもの失敗は、褒めたたえるくらいでいい。
  29. 子どもの話に、小難しい評価や感想はいらない。<br>単に共感するだけでいい。
    子どもの話に、小難しい評価や感想はいらない。
    単に共感するだけでいい。
  30. 家の手伝いは、言い換えれば「体育の授業」である。
    家の手伝いは、言い換えれば「体育の授業」である。

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