「文武両道」という言葉があります。
「勉強面と武道面の両方に精通する」という意味です。
限りある時間の中で、勉強も部活も好成績をあげる人がクラスに1人はいます。
特殊な才能の持ち主のように思えますが違います。
勉強でため込んだストレスがあるからこそ部活に懸命になれ、部活でストレスを発散させてこそ、勉強にも取り組めます。
両方やっているから、両方ともうまくいきます。
ちょうどタイヤの両輪のようなものです。
片方だけだとバランスを崩して、きれいに前へ進めません。
勉強と武道が互いに刺激し合っています。
勉強に専念するために部活をやめてしまう人がいますが、これはおすすめしません。
部活をやめてしまうと、本当に勉強ばかりの日々になってしまうからです。
毎日勉強ばかりすればいいと思いますが、そう単純な話ではありません。
気分転換がうまくできず、ストレスを発散させる場がなくなるからです。
もんもんとした日々が続き、ある日突然ストレスを爆発させ、燃え尽き症候群になるでしょう。
なぜ部活を続けたほうがいいのかというと「ストレス発散」と「気分転換」の場を作るためです。
一生懸命に勉強してため込んだストレスを、スポーツにぶつけます。
スポーツでストレスをすっきり発散させれば、思いのほか上達も早くなるでしょう。
発散したストレスのおかげで、勉強にも専念できるようになります。
いい具合に勉強と運動が交互になり、ストレス発散や気分転換をもたらします。
本気で勉強も部活もするからこそ、両方がうまくいくのです。