公開日:2009年12月13日
執筆者:水口貴博

受験生の自己管理がうまくなる30のヒント

  • あらゆる時間管理術は、
    変えようのないリズムに合わせることから始まる。
受験生の自己管理がうまくなる30のヒント

あらゆる時間管理術は、変えようのないリズムに合わせることから始まる。

多くの時間管理術の書籍に目を通していると「自分でリズムをつくる」ということが多く書かれています。
もちろん自分の力で時間のリズムをつくることはできます。
気持ちが乗るリズムを作ったり、調子をつくって出したりします。

1日のスケジュール表は、リズムを正常化させる薬のような役割を果たす。

未来に何が起こるかなんてわかりません。
その場の状況に応じて臨機応変に対応する人がいます。
成り行きに任せて、人生を満喫したい人もいるでしょう。

1週間のリズムに従って、勉強計画を立てる。

あなたには1週間のリズムがありますか。
毎日が同じ1日、ということはありません。
同じと思える毎日も、1週間を単位に、性格を変えています。

勉強時間をあらかじめ宣言しておけば、勉強の邪魔をさせることもない。

「貴博、ちょっと来て」
勉強に集中しているとき、突然、母の声が聞こえてきました。
「何の用だろうか」と思って行ってみると「お風呂の湯加減を見てほしい」という手伝いでした。

今の自分は、人生を左右する大事な時期にいることを自覚する。

受験は、人生を左右する大事な時期です。
密度の高い時間を過ごしています。
しかし、受験時代はなかなかそれに気づけない。

調子が出ないときは、調子が出るような勉強から始めればいい。

調子が出ないとき、あなたならどうしていますか。
「調子が出ないときは休憩」
おや、ちょっと待ってください。

どんなに調子が出なくても、睡眠時間だけは削ってはいけない。

受験中の睡眠に関して、私の経験上、1つアドバイスがあります。
「勉強の進み具合がどんなに悪くても、睡眠時間だけは削らない」というアドバイスです。
遅れた勉強を取り戻すために睡眠を削ると、むしろ悪化します。

「勉強から逃げるために休む」のと「勉強するために休む」とでは大違い。

次のような言葉を聞いたことがありますか。
「集中できないから休む」
「やる気が出ないから休む」

1枚ずつめくるカレンダーより、1枚にまとまったカレンダーがおすすめ。

時間管理をする受験生にとって、カレンダーは必需品です。
カレンダーがあるとないとでは、時間に対する意識がまったく異なります。
1時間単位の進み具合は、時計でチェック。

秒針のあるアナログ時計のメリットとデメリット。

時間管理では、当然ですが時計は欠かせない存在です。
時間管理は、時計なしでは語れませんね。
そんなあなたは、時計にどんなものを選んでいますか。

明るい部屋で勉強するとき、必ず部屋は明るくする。

小学生のころ、視力は両目とも1.5ありました。
中学のころも視力を維持し続けていましたが、最初に変化があったのは、高校1年の冬ごろからでした。
本腰を入れて受験勉強をするようになってから、視力が急激に低下しました。

受験勉強は、自己管理能力を問う試験でもある。

受験勉強とは、知識力や理解力だけを問う試験ではありません。
試験で高得点を取るには、あらかじめ勉強する必要があります。
知っていれば点が得られ、理解ができていれば点が得られます。

勉強時間の配分は、出題率の高さに応じて調整する。

テストでは、教科書から均等に出題されるわけではありません。
1つの科目の中でも、試験に出やすいところと、そうでないところがあります。
たとえば、歴史試験です。

急にやる気が出れば、すぐ勉強したほうがいい。

なぜか突然、やる気が出てくる瞬間があります。
典型的な例でいえば、やる気のある友人と一緒にいるときです。
友人の一生懸命に勉強している姿に刺激を受け、急に自分も勉強がしたくなるときがあります。

「早寝・早起き」は嘘。
「早起き・早寝」の順が正解だった!

リズムの良い生活習慣では「早寝・早起き」が基本です。
「早起きは三文の徳」という格言は大変有名ですね。
早く起きることで、ほかの人より早く行動ができ、結果として得を得られやすいということです。

勉強する時間くらいは、机の上に勉強以外の物を置かない。

あなたの机の上には何が置かれていますか。
自分の机は、さまざまな一面を持ちます。
勉強をするための机になったり、食事をするための机になったり、漫画や雑誌を読むための机になったりとさまざまです。

日中の疲れや眠気は、短い仮眠で乗り切れ!

日中、眠かったり疲れたりして、仕方ないときがあります。
特に昼食の後は、眠くて勉強になりません。
また、学校から家に帰った直後も、酷使し続けた脳がオーバーヒートをし始める時間です。

帰宅後の勉強は、夕食後ではなく、夕食前にするほうがいい。

「ただいま!」
学校から家に帰ったとき、あなたが次にしていることは何ですか。
たいていの人は、学校での勉強疲れで一休みをしている人がほとんどでしょう。

親からの小言に、集中力を乱される。

受験中の集中力を乱す敵は、家の外ばかりとは限りません。
家の中に潜んでいます。
あなたの親です。

朝に弱い人でも、熱いシャワーを浴びれば眠気が取れる。

朝に弱い人がいます。
人によっては、朝に強い人と弱い人がいます。
低血圧の人は、朝、起きてエンジンがかかるまでに多少時間がかかります。

眠気・疲れ・惰性は、熱いシャワーで取り払う。

受験生の意外な必需品といえば、シャワーです。
熱いシャワーがあるかないかで、受験期における勉強のはかどり具合に天と地の差ができると言っても過言ではありません。
特に、朝が弱い人にはおすすめです。

学力に差ができるのは、重い腰を上げる早さ。

重い腰ほどなかなか上がりません。
電車と同じように、動き始めるまでがエネルギーも時間も必要です。
しかし、重い腰をいかに早くあげるかで受験生との間に差ができます。

根性で勉強をしようとすると、失敗する。

受験生が失敗する典型は、勉強を「根性で乗り切ろう」とすることです。
古風な人や頭が固い人は「根性」という言葉が大好きです。
また、無限にあるような時間と若さの勢いがあるゆえに「根性があればなんとかなるだろう」と甘く見てしまいます。

気温は、勉強へのやる気に強く影響を及ぼす。

受験生で最も差がつきやすい季節をご存じですか。
一般的には「真冬」と「真夏」だといわれています。
春や秋は、気温が比較的快適ですから勉強もやりやすい季節です。

ささいなアイテムで、勉強の能率は劇的に向上する。

勉強への能率は、ささいなアイテムによって助けられることが多いです。
真夏や真冬は、やる気が低下しますが、エアコンがあれば解決します。
個人の努力で天気を変えることはできませんから、部屋の温度を調整する機器があればいい。

勉強の準備時間を、効率よくカットできる手段を考える。

受験生の中には「勉強の準備」に、長い時間をかける人がいます。
たとえば、自分専用の英単語帳を一生懸命につくっている人です。
知らない英単語だけ別のノートに抜き出して、チェック用に使おうと思っているようです。

家族旅行と勉強を絡めれば、思い出も勉強もうまくいく。

学生時代のある日、家族旅行にいこうという話になりました。
話し合った結果「広島」に決まりました。
小学校の修学旅行ですでに行ったことがありましたが「もう一度行ってみたいな」という気持ちがありました。

リフレッシュの時間くらいは、勉強のことを完全に忘れたほうがいい。

受験生はいつも、3つの「足りない」を感じています。
(1)勉強が足りない
(2)時間が足りない

眠れない夜は、参考書を睡眠薬の代わりにすればいい。

「なぜか寝られない」
「眠気がない。しばらく眠れそうにない」
そんな経験はありませんか。

時間はあると思えばある。
ないと思えばない。

時間は、不思議な性質を持ちます。
時間がないと思えば、本当になくなります。
実際には時間があっても、あなたの思いのとおりに変化します。

全文

プロローグ
1

あらゆる時間管理術は、変えようのないリズムに合わせることから始まる。

あらゆる時間管理術は、変えようのないリズムに合わせることから始まる。 | 受験生の自己管理がうまくなる30のヒント

多くの時間管理術の書籍に目を通していると「自分でリズムをつくる」ということが多く書かれています。

もちろん自分の力で時間のリズムをつくることはできます。

気持ちが乗るリズムを作ったり、調子をつくって出したりします。

自分の意志で時間を作ったり、隙間時間を集めたりして勉強時間を確保できます。

しかし、これらは二の次。

どの時間管理の書籍でも、いちばん大切なことが抜けています。

「リズムをつくる前に、リズムに合わせる」ということです。

これが、まず大切な時間管理術です。

本当の時間管理術は、ここから始まります。

この世には、変えられない時間のリズムが、すでに2つ存在します。

  1. 1日24時間というリズム
  1. 7日で1週間というリズム

「1日24時間というリズム」は、地球の自転に合わせた絶対的なリズムです。

地球の自転の速度をあなたの力では変えられない。

変えられないから合わせるしかありません。

朝になれば明るくなり、夜になれば暗くなります。

同時に学校へ行く時間と、学校から帰る時間も決まってきます。

その1日のリズムの中で、あなたがどう動くかを考えていくことが大切です。

いつ何をやるかを考え、習慣として勉強をうまく組み込むようにしましょう。

次に大切なリズムは「7日で1週間」というリズムです。

人類が作ったルールですが、いまや完全に世界共通のリズムになり、今さら変えようがありません。

一般的に月曜から金曜までは平日といえば、土日は週末といわれます。

たとえば、平日は勉強に集中し、週末は勉強を休んで気分転換に使う方法があります。

月曜から金曜は5日間です。

それぞれ英国数理社という基本5科目を、あわせて勉強してもいいでしょう。

曜日に合わせて、スケジュールを考えます。

まずこの2つのリズムに、うまく自分を乗せることがいちばん基本となる時間管理術です。

「1日24時間」と「7日で1週間」というリズムが、生まれてから死ぬまで延々と続きます。

この波に、うまく自分を合わせることです。

この基本リズムに乗れたうえで、その中で自分なりのリズムをつくります。

まずいちばん押さえておきたい、時間管理術における大前提なのです。

受験生の自己管理がうまくなるヒント(1)
  • 「1日24時間」と「7日で1週間」というリズムにうまく乗る。
2

1日のスケジュール表は、リズムを正常化させる薬のような役割を果たす。

1日のスケジュール表は、リズムを正常化させる薬のような役割を果たす。 | 受験生の自己管理がうまくなる30のヒント

未来に何が起こるかなんてわかりません。

その場の状況に応じて臨機応変に対応する人がいます。

成り行きに任せて、人生を満喫したい人もいるでしょう。

しかし、いくら成り行きとはいえ、とりわけ受験勉強で「成り行き」はおすすめしません。

大学受験合格は、偶然に起こる出来事ではないからです。

あらかじめ計画をきちんと立てて、スケジュール通りに勉強を進める必要があります。

受験日がはっきりしているからには、それまでに合格できる学力へと仕上げる必要があります。

適当な時間割ではうまくいきません。

あらかじめ決めておきます。

白紙の紙を出しましょう。

A4サイズの紙でも、ノートでも、手帳でも結構です。

その白紙の真ん中に横線を引っ張った後、24の短い縦線を引き、区切りを入れましょう。

その24の区切りは、24時間を意味します。

24にわかれた区切りに、いつ何をするべきかの基本スケジュールを書き込みましょう。

厳密である必要はなく、おおよそで結構です。

  • 23時から7時まで睡眠
  • 8時から14時まで学校で勉強
  • 16時から19時まで塾
  • 20時から21時までは自由時間
  • 21時から22時まではバスタイム

このように「いつ何をするのか」という大まかな予定を書き込んでみましょう。

書いた紙は、いつも目につく場所に貼ってください。

自分の部屋の壁でもいいです。

手帳に挟んでもOKです。

1日の中で、自分は今何をするべきタイミングかを、スケジュール表を見ながらチェックしていきます。

リズムが、ぶれないようにするためです。

気分に任せてのんびりだらだらするのは、合格した後では問題ありません。

しかし、せめて合格する日までは、きちんとした時間管理で戦略的に勉強を進める必要があります。

その時間管理も必要です。

もし、自分の生活リズムが変更すれば、その都度スケジュール表も修正を加えて最適になるように心がけます。

完成すれば、スケジュールを見て、自分の行動を確認しましょう。

「自由時間が長すぎないか」

「勉強をするべき時間にテレビを見ていないか」

「いつもより夜更かしをしていないか」

ほうっておけばだらしなくなるのが人間です。

そんな自分に気づくために、このスケジュール表は大いに役立つはずです。

そのスケジュール表は、あなたのリズムを正常化させる薬のような役割を果たすに違いありません。

受験生の自己管理がうまくなるヒント(2)
  • 1日のスケジュール表をつくる。
3

1週間のリズムに従って、勉強計画を立てる。

1週間のリズムに従って、勉強計画を立てる。 | 受験生の自己管理がうまくなる30のヒント

あなたには1週間のリズムがありますか。

毎日が同じ1日、ということはありません。

同じと思える毎日も、1週間を単位に、性格を変えています。

受験勉強の計画を立てる際「1日24時間」というリズムで計画した後は「7日で1週間」というリズムでも計画しておきます。

1週間は、月曜から金曜までの「平日」と土日の「休日」に大きく分けられます。

この中で、自分なりの勉強計画を上手に当てはめます。

大切なことは、1週間というリズムに従って、勉強計画を立てることです。

リズムに乗れば、勉強の調子が出やすくなります。

たとえば、1つ例として次のようなスケジュールはいかがでしょうか。

月曜は、休日明けで調子が出にくいので、比較的得意な科目を勉強する日に設定します。

調子が出てき始めた火曜・水曜・木曜には、苦手科目を克服するための日に設定します。

疲れがたまる金曜は、疲れていてもやりやすい基本問題の演習に力を入れます。

土曜はたっぷり時間があるため、1週間の復習に時間を当てます。

日曜は、完全に勉強を休む日として設定し、映画を見たり音楽を聴いたりなど、リラックスするために使います。

1週間とはいえ、勉強の仕方にも大きな違いがあるのがおわかりいただけたでしょうか。

1週間のそれぞれの特徴に合わせて、自分なりの勉強計画を組み込めばいい。

勉強の結果が最大限に発揮できるように、自分らしい1週間の過ごし方を見つけていきましょう。

受験生の自己管理がうまくなるヒント(3)
  • 1週間のリズムに従って、勉強計画を立てる。
4

勉強時間をあらかじめ宣言しておけば、勉強の邪魔をさせることもない。

勉強時間をあらかじめ宣言しておけば、勉強の邪魔をさせることもない。 | 受験生の自己管理がうまくなる30のヒント

「貴博、ちょっと来て」

勉強に集中しているとき、突然、母の声が聞こえてきました。

「何の用だろうか」と思って行ってみると「お風呂の湯加減を見てほしい」という手伝いでした。

またあるときは「犬の散歩をお願い」と言われたり、またあるときは「洗濯機を止めて」と言われたりします。

「ちょうどいいタイミング」という言葉がありますが、逆に「ちょうど悪いタイミング」とはこのことです。

ささいなことではありますが、勉強に集中しているときに、こういう用事が入るのは結構つらいです。

勉強を中断させると、もとの集中力を取り戻すまでに時間がかかるからです。

場合によっては、緊張の糸が切れてしまうことがあります。

せっかく出ている調子や集中力を、ささいなことで崩したくはありません。

そんな事態を防ぐために、親には次のように伝えておきましょう。

「今から20時まで勉強するから、1人にして」

親は「勉強するなら邪魔するのは悪いな」と気を使ってくれるようになります。

夜中に突然友人から電話がかかってくることがあります。

ちょうど集中しているときにかかってくると、勉強の邪魔になり、嬉しいような悲しいような気持ちになります。

もし、あなたがいつも決まった時間に勉強している場合は、あらかじめ友人に言っておくのも手です。

「19時から21時までいつも勉強時間と決めている」

友人は「勉強中だから電話するのは控えよう」と気を使ってくれることでしょう。

勉強時間をあらかじめ宣言しておけば、勉強の邪魔をさせることもありません。

邪魔が入らないようにするためにも、1日の計画は必要です。

「19時から21時まで勉強」というように、あらかじめ決めておくことで、集中しやすい環境が出来上がります。

受験生の自己管理がうまくなるヒント(4)
  • 勉強時間をあらかじめ宣言しておく。
5

今の自分は、人生を左右する大事な時期にいることを自覚する。

今の自分は、人生を左右する大事な時期にいることを自覚する。 | 受験生の自己管理がうまくなる30のヒント

受験は、人生を左右する大事な時期です。

密度の高い時間を過ごしています。

しかし、受験時代はなかなかそれに気づけない。

若いうちは時間が山ほどあるように思えるからです。

毎日勉強ばかりというストレスと、いくらでも時間があるように思える錯覚が入り交じります。

「今日くらいはサボっていいか」と気持ちが緩むことはしばしばあります。

もちろんたまに休憩や息抜きは必要です。

休むことで勉強への気力を充電できます。

しかし、今の自分は大事な時期にいることを自覚したうえで、休むことです。

意識が変われば「なんとなく休む」から「勉強するために休む」へと質が変わります。

ただなんとなく時間を過ごすのではなく、自分は大事な時期にいることを自覚することが大切です。

人生を左右する大事な時期だと思えば、自然と時間管理への意識が強くなります。

今、一生懸命に勉強したことは、将来何倍もの恩恵になって返ってきます。

今勉強した成果によって大学が決まり、大学が決まれば就職先も決まります。

就職先が決まれば収入も決まり、収入が決まれば生まれてくるであろう子どもへの教育水準も変わります。

将来をつくるうえで、原点ともいえる土台をつくる大事な時期にいます。

さあ、ぼうっとしている場合ではありません。

素晴らしい未来をつくるために、今あなたができることといえば、勉強することなのです。

受験生の自己管理がうまくなるヒント(5)
  • 大事な時期にいることを、自覚する。
6

調子が出ないときは、調子が出るような勉強から始めればいい。

調子が出ないときは、調子が出るような勉強から始めればいい。 | 受験生の自己管理がうまくなる30のヒント

調子が出ないとき、あなたならどうしていますか。

「調子が出ないときは休憩」

おや、ちょっと待ってください。

疲れていて休憩ならいいですが、調子が出ないからすぐ休憩は良くありません。

本来、休憩のタイミングは、疲れたときです。

では、調子が出ないとき、休憩ではなくどうすればいいのでしょうか。

おすすめの勉強が、2種類あります。

  1. 基本分野の勉強
  1. 得意な科目・好きな科目の勉強

まずできることといえば、基本分野の勉強です。

基本ですから、多少頭の回転が鈍くても取り組めます。

復習としての効果もあります。

基本を再確認し、土台を固めるいいチャンスにもなります。

もう1つおすすめの勉強は「得意な科目・好きな科目の勉強」です。

そもそも得意な科目や好きな科目は、調子が出やすい。

得意や好きな勉強から初めて気分を高めた後、ほかの科目へ着手すればいい。

「勉強の順番」をちょっと工夫するだけで、驚くように勉強はスムーズになるのです。

受験生の自己管理がうまくなるヒント(6)
  • 調子が出ないときは「基本分野」か「得意な科目・好きな科目」に着手する。
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どんなに調子が出なくても、睡眠時間だけは削ってはいけない。

どんなに調子が出なくても、睡眠時間だけは削ってはいけない。 | 受験生の自己管理がうまくなる30のヒント

受験中の睡眠に関して、私の経験上、1つアドバイスがあります。

「勉強の進み具合がどんなに悪くても、睡眠時間だけは削らない」というアドバイスです。

遅れた勉強を取り戻すために睡眠を削ると、むしろ悪化します。

睡眠時間を削ると、疲れが取れるどころか疲れが残り、しかも頭の回転が鈍くなります。

元気は出ないし、やる気も出ない。

その結果、さらに勉強の進行は遅れる悪循環に陥りやすくなります。

私は学生時代、この悪循環に何度も陥り、苦労しました。

では、こういうとき、どうすればいいのでしょうか。

勉強遅れを取り戻すときには、逆に睡眠時間を多く取ることをおすすめします。

睡眠時間を長くすれば、勉強時間が短くなり、余計に悪い方向へ向かいそうな気がしますが、そんなことはありません。

十分に睡眠を取ったうえで勉強に取り組むほうが、はるかに改善に向かいます。

「たっぷり」と言えるくらい、十分な睡眠を取りましょう。

疲れも取れ、気分は爽やかになり、頭の回転もよくなります。

元気もやる気も出てきます。

悪循環から抜け出し、好循環をつくるポイントは睡眠時間がポイントなのです。

受験生の自己管理がうまくなるヒント(7)
  • 勉強の調子が悪くなったときこそ、睡眠時間を長くする。
8

「勉強から逃げるために休む」のと「勉強するために休む」とでは大違い。

「勉強から逃げるために休む」のと「勉強するために休む」とでは大違い。 | 受験生の自己管理がうまくなる30のヒント

次のような言葉を聞いたことがありますか。

「集中できないから休む」

「やる気が出ないから休む」

「参考書がわかりにくいから休む」

それなりの理由があるように聞こえます。

しかし、よく聞いてください。

本当に正当な理由でしょうか。

あらためてよく聞くと「勉強から逃げること」が目的になっています。

勉強がやりたくないから、いろいろな理由をつけて逃げて、休んでいます。

「集中ができないから休む」のではなく、集中できるように工夫すればいい。

「やる気が出ないから休む」のではなく、やる気が出る工夫が必要ですね。

参考書がわかりにくいなら、わかるような参考書に変えて、疑問点を解決する手段もあるはずです。

何でもかんでも休むことが正当化され、いつの間にか勉強から遠ざかっている状態になっていないでしょうか。

本来、休憩は、勉強で疲れたときや気分転換をしたいときにします。

つまり「勉強するために休む」のです。

「勉強から逃げるために休む」のと「勉強するために休む」とでは大違いです。

あなたの場合はいかがでしょうか。

自分に問いかけてみましょう。

今、休もうとしている理由は「逃げ」になっていませんか。

受験生の自己管理がうまくなるヒント(8)
  • 勉強から逃げるために休むのはやめる。
9

1枚ずつめくるカレンダーより、1枚にまとまったカレンダーがおすすめ。

1枚ずつめくるカレンダーより、1枚にまとまったカレンダーがおすすめ。 | 受験生の自己管理がうまくなる30のヒント

時間管理をする受験生にとって、カレンダーは必需品です。

カレンダーがあるとないとでは、時間に対する意識がまったく異なります。

1時間単位の進み具合は、時計でチェック。

1日・1カ月単位の進み具合は、カレンダーでチェックです。

個人によって好みもありますが、やはりおすすめは1年が1枚にまとまったカレンダーです。

1カ月に1枚めくるカレンダーも悪くないですが、一目で確認できる時間量が「1カ月」の単位しかなく、見通しが良くありません。

受験は、数カ月・数年にも及ぶ計画です。

一目で1年全体を確認できるタイプがいい。

したがって、おすすめは「1年が1枚にまとまったカレンダー」です。

私の部屋にもカレンダーを貼っていますが、1年が1枚にまとまったカレンダーをずっと愛用し続けています。

模擬試験日や受験日を、○印などを使ってカレンダーに書き込んでおきましょう。

全体的な見通しが良くなります。

模擬試験日までの残り日数を直感的に理解しやすくなるのです。

受験生の自己管理がうまくなるヒント(9)
  • 1年が1枚にまとまったカレンダーを使う。
10

秒針のあるアナログ時計のメリットとデメリット。

秒針のあるアナログ時計のメリットとデメリット。 | 受験生の自己管理がうまくなる30のヒント

時間管理では、当然ですが時計は欠かせない存在です。

時間管理は、時計なしでは語れませんね。

そんなあなたは、時計にどんなものを選んでいますか。

時計には「デジタル式」と「アナログ式」があります。

また時計にも「秒単位」まで確認できるものと、そうでないものがあります。

どれがいちばんいいのかというと、あなたしだいです。

デジタルのほうがいい人もいますし、アナログのような時計を好む人がいます。

しかし、一般的に時間感覚を研ぎ澄ませたければ、やはり「アナログ式」がおすすめです。

時針と分針が円グラフのようになり「経過時間」や「残り時間」を直感的に確認できるからです。

そのため、多くの小中学校の教室にかけている時計といえば、やはりアナログ式が採用されています。

さて、デジタルでもアナログでも、問題なのは「秒針があるかないか」です。

1秒単位まで確認できるかの違いですが、実際に使い始めると、別の感覚が得られます。

メリットとデメリットがあります。

秒針があるメリットは「時間が進んでいる感覚を得られやすいこと」です。

1秒ごとに針が動き、まさに「時間は進んでいる」ということを直感的に理解できます。

一方、デメリットもあります。

1秒ごとに動くため「気が散りやすいこと」です。

人間は動くものに反応する生き物です。

逆に秒針の音が刺激になるという人もいれば、気が散るという人もいます。

こればかりは個人の性格によって変わるので、自分に合った時計のタイプを選ぶといいでしょう。

ちなみに私は「秒針があるアナログ時計」を好むタイプです。

理由は「時間が進んでいる感覚が得られやすいから」です。

秒針が動いているところを見ると、時計に話しかけられている気がします。

「人生は有限だ! 時間がないぞ!」

励まされている気がするため、モチベーションが上がり、適度な刺激になります。

しかも自分の状況によって秒針に変化があるように思えます。

集中しているときには、目の前の仕事に集中しているため、自然と秒針が気にならなくなります。

一方、集中できていないときには、秒針を見て集中力を高めています。

あなたはどんな時計を好みますか。

時計の選び方1つで、時間管理は大きく変わるのです。

受験生の自己管理がうまくなるヒント(10)
  • 秒針の付いたアナログ式時計を使う。
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明るい部屋で勉強するとき、必ず部屋は明るくする。

明るい部屋で勉強するとき、必ず部屋は明るくする。 | 受験生の自己管理がうまくなる30のヒント

小学生のころ、視力は両目とも1.5ありました。

中学のころも視力を維持し続けていましたが、最初に変化があったのは、高校1年の冬ごろからでした。

本腰を入れて受験勉強をするようになってから、視力が急激に低下しました。

これまで両目1.5あった視力がみるみるうちに低下していきました。

高校卒業後には、最終的に両目0.1くらいまで落ちてしまいました。

ほんの数年間という短い間に大きな変化があり、ショックを受けたことを覚えています。

周りの景色がぼやけていくのはとても悲しいことでした。

視力低下を経験して、わかったことがあります。

視力は維持しているうちはいいですが、一度落ち始めるとどんどん落ち始めます。

理由は単純です。

目が疲れ、疲れたから目を酷使し、酷使したからさらに視力が落ちる、という悪循環に陥るからです。

では、最初に視力が落ち始めるきっかけはなんだったのか。

当時の原因を振り返ると、さまざまな思いが浮かびます。

もちろん受験勉強で、普段より目を酷使することも原因の1つでした。

特に大きな原因の1つになったのではないかと思うのは「部屋の明るさ」でした。

当時、暗い部屋で勉強していました。

勉強するのは夜が中心であるうえ、暗いとなんとなく気分が落ち着くという理由でした。

これがよくなかった。

部屋が暗いと勉強の質が低下します。

部屋が暗いと、ぼんやり見える教科書の文字を「見よう! 見よう!」と目に余分な力を入れます。

長時間のため、目が疲れやすくなっていたのでした。

疲れた結果、ピントの調整がうまくいかなくなり、視力が落ちてしまう。

落ちてしまうとさらに目を酷使してしまい、また視力が落ちる、という悪循環でした。

視力が低下して悪くなれば、体も疲れやすくなりました。

視力の低下だけでなく、肩こり、頭痛などを引き起こし、勉強の継続に支障を来していました。

社会人になって23歳のころ、レーシックという視力回復手術を受けました。

手術はほんの10分。

その結果、両目が1.5に回復しました。

それからというもの、今では必ず部屋を明るくしてから勉強や仕事などをするようになりました。

私は本を書くときも、夜ではなく朝や日中にしていますが、視力を守るためというのが理由の1つです。

同じ失敗をもう二度と繰り返したくないからです。

いまだに暗い部屋で仕事や勉強をしていると不安があります。

部屋を明るくするか否かは、それくらい重要だと言うことです。

部屋が暗くても見えると言えば見えるし、わざわざ電気をつけるのが面倒という人もいるかもしれません。

ささいなことかもしれませんが、部屋は必ず明るくしておきましょう。

視力だけでなく、疲れやすさにも大きく影響を及ぼします。

受験生の自己管理がうまくなるヒント(11)
  • 部屋の電気を明るくして、勉強する。
12

受験勉強は、自己管理能力を問う試験でもある。

受験勉強は、自己管理能力を問う試験でもある。 | 受験生の自己管理がうまくなる30のヒント

受験勉強とは、知識力や理解力だけを問う試験ではありません。

試験で高得点を取るには、あらかじめ勉強する必要があります。

知っていれば点が得られ、理解ができていれば点が得られます。

しかし、考えてみましょう。

知識を詰め込むためには、その勉強時間を作ったり、机に向かったりしてやる気を出さなければなりません。

時間をつくるためには、工夫が必要です。

また勉強へのやる気をいかに出すか、いかに継続させるかというアイデアも必須です。

つまり、受験とは「知識を問う試験」だけではなく「自己管理能力を問う試験」でもあります。

きちんと自分を律することができる人は、やはり試験でも高得点をマークします。

そう考えれば、受験とは単なる知識戦ではありません。

受験を通して管理能力を磨くこともできるということです。

受験生の自己管理がうまくなるヒント(12)
  • 受験を通して、自己管理のチェックをする。
13

勉強時間の配分は、出題率の高さに応じて調整する。

勉強時間の配分は、出題率の高さに応じて調整する。 | 受験生の自己管理がうまくなる30のヒント

テストでは、教科書から均等に出題されるわけではありません。

1つの科目の中でも、試験に出やすいところと、そうでないところがあります。

たとえば、歴史試験です。

歴史の教科書を開けば、まず縄文時代から始まります。

残念ながら、この分野はあまり出題されません。

もちろん試験範囲と言えば試験範囲ではありますが、出題率からすると大変低い分野です。

1ページ目から力を入れて勉強しますが、ほとんど試験に出ないので空回りします。

出題率が低いですから、とりあえず基本だけ押さえて、勉強量も少なめで十分です。

一方、歴史の教科書の中盤にある戦国時代や幕末は、よく出題される分野です。

どんな大学の入試でも必ず出題される分野であり、高い出題率です。

このように「出題率には違いがある」ということを知ってください。

勉強時間の配分も、出題率の高さに応じて調整するのが理想的です。

出題率の高い分野は、どんな問題が出題されても回答できるように勉強時間も増やしておきます。

応用問題が出ても確実に解けるようになるように対策も必要です。

逆に出題率が低いところは、勉強時間も少なめにしておきます。

もちろんまったく勉強しないのはよくないので、基本問題は解ける程度にとどめておきます。

そうすることで、バランスの良い勉強時間の配分が出来上がります。

勉強時間を調整するとはそういうことです。

さて、問題となるのは出題率の確認方法です。

出題率は、参考書を見ればわかります。

良書といえる参考書には、出題率について書かれているはずです。

出題率ランクがつけられていたり、重要度が星の印で表示されていたりなどします。

解説だけでなく、ぜひ出題率もチェックしましょう。

受験生の自己管理がうまくなるヒント(13)
  • 出題率に応じて、勉強時間を調整する。
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急にやる気が出れば、すぐ勉強したほうがいい。

急にやる気が出れば、すぐ勉強したほうがいい。 | 受験生の自己管理がうまくなる30のヒント

なぜか突然、やる気が出てくる瞬間があります。

典型的な例でいえば、やる気のある友人と一緒にいるときです。

友人の一生懸命に勉強している姿に刺激を受け、急に自分も勉強がしたくなるときがあります。

書店で参考書を眺めていると、自然と勉強したくなる気持ちが出てくることもあります。

新しい参考書を買った後は、わくわくして、急に勉強がしたくなります。

私の場合は、奮起する会社経営者のドキュメンタリー番組を見た後、急にやる気が湧き上がってくることが多いです。

「自分も頑張らなければ! こうしてはいられない!」と、気合が入ります。

そういうときには、少し予定を変更してでも、すぐ仕事や勉強に打ち込むようにしています。

やる気を大切にしたいからです。

やる気は生ものですから、しばらく時間がたてば、やる気の炎が消えます。

火が消えないうちに、最大限に活用するべきです。

出そうと努力しなくても出たせっかくのやる気です。

突然やる気になれば、少し予定を変更して今すぐ勉強を始めましょう。

受験生の自己管理がうまくなるヒント(14)
  • 突然やる気が出たときは、予定を変更してでも、勉強する。
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「早寝・早起き」は嘘。「早起き・早寝」の順が正解だった!

「早寝・早起き」は嘘。「早起き・早寝」の順が正解だった! | 受験生の自己管理がうまくなる30のヒント

リズムの良い生活習慣では「早寝・早起き」が基本です。

「早起きは三文の徳」という格言は大変有名ですね。

早く起きることで、ほかの人より早く行動ができ、結果として得を得られやすいということです。

朝は静かです。

勉強に集中できます。

友人から突然電話が来ることもありませんし、親が急に部屋に入ってくることもありません。

面白いテレビ番組もない時間帯ですから勉強にも集中できます。

「早起きをして得をするぞ!」

その意気込みで、夜はいつもより早く寝ようとします。

ここに、大きな落とし穴があります。

早く寝ようとしても、そう簡単には寝られません。

いつもは夜12時ごろに寝ている人が、急に夜8時に寝ようとしても失敗します。

いくら目をつぶっても、全然眠れません。

では、早く寝るために、どうすればいいのでしょうか。

実は「早寝・早起き」ではありません。

「早起き・早寝」です。

早く寝るためには、まず前提として早く起きなければいけません。

いつもより早く起きることで、太陽の光を浴びる時間も、いつもより早く浴びることになります。

すると、体内時計が前倒しに調整されて、体のリズムが変わります。

もし早く寝たければ、ポイントは「寝るとき」ではなく「起きるとき」です。

「早寝」を先にするのではなく「早起き」を先にします。

慣れない早起きは、最初は少し眠いですが、1日だけ我慢です。

早起きすれば、夜には早く寝られるようになります。

受験生の自己管理がうまくなるヒント(15)
  • 早く寝るために、早く起きる。
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勉強する時間くらいは、机の上に勉強以外の物を置かない。

勉強する時間くらいは、机の上に勉強以外の物を置かない。 | 受験生の自己管理がうまくなる30のヒント

あなたの机の上には何が置かれていますか。

自分の机は、さまざまな一面を持ちます。

勉強をするための机になったり、食事をするための机になったり、漫画や雑誌を読むための机になったりとさまざまです。

そのため、机の上にはさまざまな物が置かれていることでしょう。

時計や教科書・携帯電話・漫画・ファッション雑誌・音楽プレーヤーなどさまざまです。

自分の机の上ですから、何を置いても結構です。

しかし、勉強をしている時間くらいは、机の上に余分な物を置かないようにしましょう。

どんなに集中していても、机の上に余分な物が置いてあると、勉強を邪魔する原因になるからです。

漫画やファッション雑誌が置いてあると、やはり気になります。

ささいな心の油断で、読み始めたことがきっかけで、勉強ができなくなります。

音楽CDや音楽プレーヤーも、見ているうちに「少しだけ音楽を聴こう」と思います。

しかし、音楽を聴いているうちに、お気に入りの音楽の世界に夢中になり、勉強を忘れてしまいます。

携帯電話が視界に入っていれば「新着メールが来ていないか」と気になります。

普段、机の上に何を置いても結構です。

しかし、せめて勉強をしている間くらいは「勉強に関係のないもの」は机の上から取り除いてください。

取り除くのが面倒なら、最初から机の上に置かないことです。

初めから勉強専用の机にして、漫画やファッション誌などは別の部屋の違う机に置きます。

勉強をするときには、勉強に必要な物だけを置くようにしましょう。

そのメリハリが、あなたの勉強に対する集中力へと変わるのです。

受験生の自己管理がうまくなるヒント(16)
  • 勉強をするときには、机の上に余分な物を置かないようにする。
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日中の疲れや眠気は、短い仮眠で乗り切れ!

日中の疲れや眠気は、短い仮眠で乗り切れ! | 受験生の自己管理がうまくなる30のヒント

日中、眠かったり疲れたりして、仕方ないときがあります。

特に昼食の後は、眠くて勉強になりません。

また、学校から家に帰った直後も、酷使し続けた脳がオーバーヒートをし始める時間です。

集中できないとわかっているときに、無理に勉強するのは良くありません。

勉強の能率を余計に下げるばかりです。

勉強時間は長くても、なかなか進みません。

眠くて疲れて勉強にどうしても集中できないときには「仮眠」をおすすめします。

仮眠とは、15分から30分ほどの短い睡眠のことです。

短い睡眠時間ですが、疲れた脳を回復させる効果があります。

もちろん短い睡眠だからこそおすすめであって、あまり長い睡眠は控えたほうがいいでしょう。

長時間眠りすぎてしまうと、脳が本格的に睡眠モードに入ってしまい、起きにくくなったり、夜に寝られなくなったりします。

仮眠は、30分前後の短い時間にとどめ、ぐっすり寝るのはやはり夜にしましょう。

学校の授業中、眠くて仕方ない人は、昼休みの間にあらかじめ仮眠を取っておくといいでしょう。

眠たくなるなら眠たくならないように工夫しましょう。

こうしたことも時間管理の1つなのです。

受験生の自己管理がうまくなるヒント(17)
  • 眠くて仕方ないときには、仮眠を取る。
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帰宅後の勉強は、夕食後ではなく、夕食前にするほうがいい。

帰宅後の勉強は、夕食後ではなく、夕食前にするほうがいい。 | 受験生の自己管理がうまくなる30のヒント

「ただいま!」

学校から家に帰ったとき、あなたが次にしていることは何ですか。

たいていの人は、学校での勉強疲れで一休みをしている人がほとんどでしょう。

テレビを見たり、友人と電話をしたりなど、だらだら過ごす人が多いのではないでしょうか。

とりあえず勉強は、夕食を取った後にしようと思います。

しかし、ここが正念場です。

学校から帰ってきて、夕食までの数時間の間に、もう一踏ん張り勉強をします。

夕食を取った後に勉強をしようとすると、なかなかうまくいきません。

食後のおなかがいっぱいになった状態では、血の巡りが消化活動に集中し、一方で頭の回転が鈍くなります。

また、食後は副交感神経が働き、眠くなったりだるくなったりして、勉強には向かない状態になります。

学校から帰った後、勉強するのは「夕食後」ではなく「夕食前」がおすすめです。

おいしい夕食は、勉強の後のご褒美としてやる気に変えましょう。

おいしい食事が待っていると思えば、勉強への力も入ります。

もし、学校で疲れて勉強どころではない人は、短い仮眠を取ってから勉強しましょう。

いかに脳の状態を最善に保つかです。

脳が働くベストタイミングを考えながら、生活設計を考えていきましょう。

受験生の自己管理がうまくなるヒント(18)
  • 帰宅後、夕食前にもう一踏ん張り勉強する。
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親からの小言に、集中力を乱される。

親からの小言に、集中力を乱される。 | 受験生の自己管理がうまくなる30のヒント

受験中の集中力を乱す敵は、家の外ばかりとは限りません。

家の中に潜んでいます。

あなたの親です。

親は顔を合わせるたびに、小言を言ってきます。

「きちんと勉強しているのか」

「勉強の計画は立てているのか」

「志望校は決まったのか」

「どんな勉強で進めているのか」

「この前のテストの出来はどうだったのか」

一つひとつは小さなことですが、積み重なるといらいらします。

なぜ、だらだら小言を言うのかというと、もちろんあなたのことを心配しているからです。

親は、あなたの将来を真剣に心配しています。

その気持ちが強いがゆえに、つい小言を言ってしまいます。

細かいことですが、受験中はささいな言葉にも敏感に反応してしまいます。

きちんと勉強しているときに限って「きちんと勉強しなさい」と言われると、かなり気がめいります。

ささいな言葉のせいでペースを乱してしまいます。

そんなとき、親からの小言を言われることを防ぐ方法があります。

自分の勉強計画や進み具合を、あらかじめ親に知らせておきます。

1日のスケジュール表を親に見せてください。

受験における勉強計画などを親に見せてください。

試験対策、勉強法などを親に紹介しましょう。

時にはわざとらしく自分の部屋の前に張って、親に見させる方法でもいいでしょう。

大切なことは「きちんと勉強している」という状態を見せておくことです。

親も学生時代は、あなたと同じように受験生を経験しています。

何もしていなければ親は心配して小言を言いますが、一生懸命に勉強している証拠を見せれば言葉や態度も気遣ってくれるでしょう。

小言を言う親を静かにさせることができ、勉強にも集中できるようになるのです。

受験生の自己管理がうまくなるヒント(19)
  • あらかじめ親に勉強スケジュールや勉強法などを見せておく。
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朝に弱い人でも、熱いシャワーを浴びれば眠気が取れる。

朝に弱い人でも、熱いシャワーを浴びれば眠気が取れる。 | 受験生の自己管理がうまくなる30のヒント

朝に弱い人がいます。

人によっては、朝に強い人と弱い人がいます。

低血圧の人は、朝、起きてエンジンがかかるまでに多少時間がかかります。

「自分は低血圧だから朝はダメ」

「朝に勉強なんて無理」

「眠気が強すぎて勉強にならない」

それは単なる言い訳です。

どんなに低血圧でも、一発で目覚める方法があります。

「熱いシャワー」です。

朝に目が覚めた後、眠くてもとりあえずバスルームに向かって、熱いシャワーを浴びましょう。

寝起きなので、健康面を考慮して最初はぬるま湯から始めて、ゆっくり温度を上げていきます。

ポイントは「少し熱いな」と感じる温度に設定することです。

熱いシャワーを頭からかぶることで、血液の流れが活発になります。

交感神経が優位に働き、ぱっと目が覚めて、気持ちもしゃきっとすることでしょう。

この方法なら、どんなに低血圧の人でも、すぐエンジンが掛かり始めます。

私は仮眠を取りすぎてしまったときは、よくシャワーを浴びていました。

仮眠は短ければいいですが、長くなると寝起きに眠気が少し残ってしまいます。

そういうときには、熱いシャワーで取り払っていました。

受験生の自己管理がうまくなるヒント(20)
  • 眠気が取れないときは、熱いシャワーを浴びる。
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眠気・疲れ・惰性は、熱いシャワーで取り払う。

眠気・疲れ・惰性は、熱いシャワーで取り払う。 | 受験生の自己管理がうまくなる30のヒント

受験生の意外な必需品といえば、シャワーです。

熱いシャワーがあるかないかで、受験期における勉強のはかどり具合に天と地の差ができると言っても過言ではありません。

特に、朝が弱い人にはおすすめです。

熱いシャワーを頭から浴びると、血液の流れが良くなり、眠気が吹き飛びます。

しかし、朝に弱い人だけでなく、強い人にも必須です。

私は朝に強いほうですが、学生時代は熱いシャワーに何度も助けられました。

勉強をしていると、ネックになるのが「ぼうっとしている時間」です。

勉強をしていると、どんな人でもぼうっとする時間が発生します。

  • 勉強に飽きたとき
  • 気持ちが緩んでいるとき
  • 疲れたとき
  • 眠気が強いとき
  • やる気が出ないとき

こうした「ぼうっとしている時間」は積み重なると、大きくなります。

しかも、ぼうっとしたときの解決法がはっきりしていないと、その時間は多くなります。

こういうときこそ、熱いシャワーです。

これは朝が弱い人だけでなく、強い人にもおすすめです。

「自分は今ぼうっとしているな」と思ったら、シャワールームに駆け込んで、熱いシャワーを浴びましょう。

みそぎと同じ効果があります。

眠気を取り払い、疲れを取り払い、惰性を取り払う効果があります。

あらゆる邪念を消していき、シャワーの熱さが、勉強への熱い炎へと変わります。

私は学校から帰ると、とりあえず熱いシャワーを浴びるのが日課でした。

疲れがたまり、眠気も出てくるタイミングなので、熱いシャワーでリセットしていました。

自分の部屋でぼうっとしたり疲れたりしたときも、とりあえずシャワールームへ飛び込んで、気持ちをリセットしていました。

すべての受験生にとって熱いシャワーは必須だと考えています。

さまざまな場面で、熱いシャワーに助けられることでしょう。

受験生の自己管理がうまくなるヒント(21)
  • 眠気・疲れ・惰性が出てき始めたら、熱いシャワーで取り払う。
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学力に差ができるのは、重い腰を上げる早さ。

学力に差ができるのは、重い腰を上げる早さ。 | 受験生の自己管理がうまくなる30のヒント

重い腰ほどなかなか上がりません。

電車と同じように、動き始めるまでがエネルギーも時間も必要です。

しかし、重い腰をいかに早くあげるかで受験生との間に差ができます。

寝起きがいちばん大変です。

「あと5分、あと5分」と思っているうちに、気づけば、30分以上すぎていることがあります。

「起きよう」と思った瞬間、いかに早く起きるかです。

机に座って教科書を開くまでに時間がかかります。

テレビを見終わってから机に向かおうと思っていると、ほかに気になる番組を見つけてしまい、勉強が延び延びになります。

「勉強しよう」と思ったときに、いかに早く机に向かって、教科書を開くかです。

わからない問題があって先生に聞こうと思っても「また今度会ったときに聞こう」と思います。

そう思っていると、永遠に聞けなくなります。

いざ、先生と会ったときに「何の質問だったか忘れた」という展開になるでしょう。

先生に聞きに行こうと思ったとき、すぐ聞きに行くのがいちばんいい。

学力の差は、重い腰をいかに早く上げるかで決まります。

最初のスタートさえ始めてしまえば、後は調子が乗り始めます。

勉強でいちばん大変なのは「勉強そのもの」ではなく「重い腰を上げること」です。

取りかかる時間を1秒でも早くすれば、すべてのスケジュールも1秒前倒しになるのです。

受験生の自己管理がうまくなるヒント(22)
  • 重い腰は、1秒でも早く、上げる。
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根性で勉強をしようとすると、失敗する。

根性で勉強をしようとすると、失敗する。 | 受験生の自己管理がうまくなる30のヒント

受験生が失敗する典型は、勉強を「根性で乗り切ろう」とすることです。

古風な人や頭が固い人は「根性」という言葉が大好きです。

また、無限にあるような時間と若さの勢いがあるゆえに「根性があればなんとかなるだろう」と甘く見てしまいます。

しかし、根性で無理やり進めようとすると、必ず失敗します。

人間は、それほど強くないからです。

ある人は、疲れたときや眠くなったとき、根性で乗り切ろうとします。

気合を入れるために、手をつねったり顔を叩いたりします。

それは単純に痛い。

手や顔が真っ赤になる勉強は長続きしません。

勉強するたびに、手や顔が真っ赤になるのは勘弁です。

自分で自分を叩くのは、かなりマゾです。

またある人は、集中ができないときに「根性でなんとかする」といいます。

意気込みの姿勢は素晴らしいですが、そもそも集中できないからには、何か原因があるはずです。

音楽をかけながら勉強したり、漫画や雑誌が近くに置いてあったりなど、集中力を妨げる原因があるはずです。

そうした原因を突き詰め、取り払えばいいだけです。

根性ではどうにもなりません。

またある人は、わからない問題があったとき「頑張ればなんとかなる」と言います。

頑張ってなんとかなるなら、誰でも100点が取れます。

わからない問題を、わかるまで問題文とにらめっこするのは、無駄な時間です。

素直に解説を読んで、足りない知識や理解を補えばいい。

勢いや気合でなんとかなるものではありません。

そういうところで無駄な時間を使っている人に限って「時間がない、時間がない」という言い訳をします。

受験は「根性」で乗り切るものではなく「方法」で乗り切ります。

眠い、わからない、集中できない。

こうした問題に対しては、根性で乗り越えようとするのではなく、きちんと原因を突き詰め、解決させることで乗り越えることです。

勉強の問題に取りかかる前に、自分との問題から解決していかないといけないのです。

受験生の自己管理がうまくなるヒント(23)
  • 根性で乗り切ろうとするのは、やめる。
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気温は、勉強へのやる気に強く影響を及ぼす。

気温は、勉強へのやる気に強く影響を及ぼす。 | 受験生の自己管理がうまくなる30のヒント

受験生で最も差がつきやすい季節をご存じですか。

一般的には「真冬」と「真夏」だといわれています。

春や秋は、気温が比較的快適ですから勉強もやりやすい季節です。

しかし、夏と冬は大変です。

暑さや寒さは、勉強へのやる気を邪魔します。

特に真夏と真冬は、もはや勉強ができないと言っても過言ではありません。

「夏ばてで、やる気が出ない」

「寒くて、ベッドから起きられない」

体が動きにくくなるのは、勉強をする以前の問題ですね。

真夏や真冬は、勉強へのやる気が著しく低下します。

私も学生のころ、季節には大変振り回されました。

部屋に暖房機はすでにあったので冬場は乗り切れましたが、問題は夏でした。

真夏に扇風機とはいえ、効果には限界があります。

頑張れば集中できるという単純な話ではありません。

真夏のときは、まさに自分の部屋がサウナ状態。

サウナ室で勉強しろと言っても、無理です。

熱くて汗がしたたり落ちるときに、集中は難しい。

そこで親に頼んで、自分の勉強部屋にエアコンを付けてもらいました。

エアコンは高価な買い物でしたが、買ってもらって大正解でした。

部屋が快適になり、勉強に集中できるようになりました。

部屋が快適になると、真夏や真冬も怖くありません。

熱すぎず寒すぎず、部屋の温度がちょうどいいというのは、勉強へのやる気にかなり影響を及ぼします。

そういうところで、受験生に差ができます。

暑さ寒さに振り回されるなら親に頼み込んで、エアコンを部屋に付けてもらってください。

多少の出費にはなりますが、受験期にエアコンは助けられるはずです。

受験生の自己管理がうまくなるヒント(24)
  • 親に頼んで、自分の部屋にエアコンをつけてもらう。
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ささいなアイテムで、勉強の能率は劇的に向上する。

ささいなアイテムで、勉強の能率は劇的に向上する。 | 受験生の自己管理がうまくなる30のヒント

勉強への能率は、ささいなアイテムによって助けられることが多いです。

真夏や真冬は、やる気が低下しますが、エアコンがあれば解決します。

個人の努力で天気を変えることはできませんから、部屋の温度を調整する機器があればいい。

能率が向上するアイテムは、エアコンに限らず数多く存在します。

コピー機も同じです。

教科書や参考書の一部を、わざわざ手で書き写すのは時代遅れです。

コピー機1つあれば、一瞬ですね。

しかし、わざわざコピーするたびに、近くのコンビニまで行くのは時間も手間もかかります。

しかもコンビニのコピー機は、使いたいと思っているときに限って先客がいます。

大量の書類をコピーしているためなかなか終わらない、というマーフィーの法則です。

時間といい手間といい、そうしたことを節約するために、コピー機は自宅にあると大変便利です。

いつでも使いたいときに使え、いくらでもコピーできます。

また、頭をしゃきっとさせるため、日頃からコーヒーを愛飲している受験生もいることでしょう。

コーヒーを買いに行く時間や手間も、積み重なると大きなものになります。

そうした時間や気力を節約したければ、コーヒーメーカーを買ってしまえばいい。

自宅でコーヒーをつくることができ、買いに行く手間や時間もカットできます。

コーヒーメーカーは高価な商品ですが、勉強への集中力を買うことができれば安いです。

勉強に役立つ小物道具はまだまだたくさんあります。

  • 自宅で使うオーディオプレーヤー
  • 電車の中で聞くための携帯用の音楽プレーヤー
  • 国語や英語の単語を調べるために必要な電子辞書
  • 試験に必要な資料を作成するためのノートパソコン
  • 印刷するためのプリンター

おや、気づきませんか。

なぜか受験に必要な道具は、高価な物が多いです。

しかし、高価であるため、自分のお小遣いだけでは手が届かないものもあります。

そこで手が届かない金額だからと諦める人と、親を説得して手に入れる人とで、学力に差ができます。

勉強の能率アップのため、なんとかして手に入れたい場合は、どうすればいいのでしょうか。

徹底的に親を説得します。

「受験に必要な道具」として、親を説得して買ってもらうようにしましょう。

たとえ高価でも、試験に合格すれば、十分に元が取れるはずです。

「意味のある買い物」であることをしっかり親に伝えれば、納得してくれるはずです。

アイテム1つで、単純に能率が上がるのです。

受験生の自己管理がうまくなるヒント(25)
  • 高価で、自分では買えない道具は、親を説得する。
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勉強の準備時間を、効率よくカットできる手段を考える。

勉強の準備時間を、効率よくカットできる手段を考える。 | 受験生の自己管理がうまくなる30のヒント

受験生の中には「勉強の準備」に、長い時間をかける人がいます。

たとえば、自分専用の英単語帳を一生懸命につくっている人です。

知らない英単語だけ別のノートに抜き出して、チェック用に使おうと思っているようです。

何百、何千もの英単語を書き写すのは、並大抵ではありません。

つくろうとする心がけは立派ですが、やめたほうがいい。

書店で英単語帳を1冊買って、わからない単語のところだけ鉛筆でチェックを入れれば、一発で完了します。

チェックのついたところだけ、見直しをすれば同じ効果が得られるはずです。

ある人は、効率のいい勉強法の発見に精を出しています。

事実、世の中には効率の良い勉強法が存在します。

もちろん自分の経験で得たノウハウは頼りになりますし、自分に合ったノウハウも見つけやすいことでしょう。

しかし、時間がかかりすぎます。

また自分一人で考える勉強法は、ちっぽけなものです。

方法を一から考えようとする意気込みは素晴らしいですが、世の中にはすでに先輩たちが大勢います。

そういうときは書店で「勉強術」というジャンルの本を1冊買って熟読すればいい。

あなたが普段気づかないような勉強法や、あっと驚くような方法などを惜しみなく紹介してくれています。

結果として、鋭い勉強法を見つけやすくなり、大幅な時間や労力を節約できます。

参考書選びもそうです。

書店に行って、山ほどある参考書の中から1冊を選ぼうとする人です。

もちろん自分の目で参考書を選ぶのは重要です。

解説のわかりやすさや参考書の雰囲気は、実際に手にとって見ることが必要です。

しかし、山のようにある参考書を一つひとつチェックするのは時間がかかりすぎます。

こういうときは、合格者から実際に使っていたおすすめの参考書を教えてもらえばいい。

無限にあるような参考書の中から、ためになる1冊を選びやすくなり、時間や労力を大幅にカットできます。

合格体験記にも記載がありますし、インターネット書店の書評を参考にしてもいいでしょう。

ある人は、教科書に書いていることを、淡々とノートに書き写している人もいます。

書き写したものを何に使うのかは知りませんが、丁寧に手で書き写している人がいます。

書き写している時間は「勉強時間」ではなく「文字の稽古」の時間です。

そんなときは、コピー機を使えば一瞬です。

参考書を読むのが面倒なので、音読して録音をする人がいます。

そんなことをするくらいなら、最初から音声化されたCDがついた参考書を買えばいい。

しなくてもいい勉強の準備に、時間をかけすぎていないでしょうか。

勉強の準備時間は、どんなに一生懸命な姿をしていても、勉強時間ではありません。

準備をしている間は、勉強そのものにまだ手をつけられていない状態です。

一生懸命している姿が、必ずしも勉強している姿とは限りません。

しかし、何かに一生懸命になっていれば、報われていると信じている人がいます。

お金や工夫で、準備時間を短くしたり、省いたりできる方法はありませんか。

勉強の「準備」に時間をかけすぎず、ささいな工夫で、カットしましょう。

本来の勉強である、知識をインプットしたり、理解したりすることこそ、たっぷり時間を投下します。

それが、本当の勉強時間です。

受験生の自己管理がうまくなるヒント(26)
  • 勉強の準備時間を、お金や工夫でカットする。
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家族旅行と勉強を絡めれば、思い出も勉強もうまくいく。

家族旅行と勉強を絡めれば、思い出も勉強もうまくいく。 | 受験生の自己管理がうまくなる30のヒント

学生時代のある日、家族旅行にいこうという話になりました。

話し合った結果「広島」に決まりました。

小学校の修学旅行ですでに行ったことがありましたが「もう一度行ってみたいな」という気持ちがありました。

広島というのは、歴史の教科書に必ず登場するところです。

世界で初めて原子爆弾が投下された町であり、戦争の傷痕がいまだに残っている場所だからです。

実は、広島の有名な原爆ドームは「世界遺産」の1つです。

世界遺産とは、国際連合の機関の1つであるユネスコが認めた文化的に大変価値のある地域や建造物のことです。

世界遺産といえば「華やかで素晴らしい場所や建物」というイメージが強いですが、実は逆の場合もあります。

同じ過ちを二度と犯さないことを後世に伝えるための「負の世界遺産」もあります。

原爆ドームは、そんな「負の世界遺産」として登録されている国際的に認められた遺産です。

こういうことは旅行をきっかけに知るようになりました。

また実際に見た建造物だからこそ、興味もひとしお湧いてきます。

家族と一緒に原爆ドームだけでなく、戦争の資料が展示されている博物館を何軒も回りました。

家族旅行にもなり、気分転換にもなり、なにより勉強になりました。

また、あるときは京都へ家族旅行に行ったこともありました。

中学校の修学旅行のときにすでに行ったことがあるので、2回目になります。

2回目でも、それで違った楽しみ方があります。

一度目は観光地を回ることで精いっぱいでしたが、2度目になると、風景や街並みを楽しみながら観光できる余裕が生まれます。

金閣寺はもちろんのこと、清水寺や三十三間堂、そのほかの数多くの有名観光地を巡りました。

教科書だけで見るお寺と実際に見るお寺とでは、やはり受ける印象は全然違います。

ポイントだったのは、歴史の教科書に出やすい場所を重点的に見て回ったことでした。

実際に自分が見てみると「あのときに見たお寺だ」と思います。

旅行から帰った後、なぜか歴史の教科書を開いて、旅行先で行った建物を教科書の中で確認したくなりました。

「これこれ。見たことあるぞ!」と思い、感動するのでした。

そのほか長崎や北海道にも、家族で旅行にいきました。

毎回思うことは、家族旅行に行った後は、歴史の勉強が無性にしたくなることです。

行けば行くほど、歴史への関心が強くなります。

「あのときに見たお寺にはどういう歴史があるのか」

「なぜこんなに有名になったのか」

「この地域は○○で有名」

行ったことがあるかないかだけで、全然違います。

実際に行った場所が、テレビで一瞬映るだけでも嬉しくなります。

一度でも行って見た経験があると、頭に入りやすくなり、また忘れません。

しかも興味も湧いてきます。

旅行を通して土地や建物を知ることで、興味が湧いて、関心が強くなり、勉強への意欲へと変わります。

家族旅行で行く場所は、どこも「勉強がてら」だったような気がします。

今思えば、これらの旅行は「親の仕掛け」だったのかもしれません。

親ながら、旅行を通して子どもの勉強の手伝いをしたかったのでしょう。

歴史に興味を持ってほしいという親から子どもへの暗黙のメッセージが、少しずつ伝わってきます。

そういうことは、学生を卒業した今になってようやく気づきました。

今自分が歴史好きな理由は、そういうところがきっかけになっています。

歴史が好きになるのは簡単です。

有名な歴史的な場所へ行けば、自然と興味は湧いてきます。

私の歴史好きは、親との家族旅行がきっかけになるのです。

受験生の自己管理がうまくなるヒント(27)
  • 家族旅行で、歴史的な場所へ行く。
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リフレッシュの時間くらいは、勉強のことを完全に忘れたほうがいい。

リフレッシュの時間くらいは、勉強のことを完全に忘れたほうがいい。 | 受験生の自己管理がうまくなる30のヒント

受験生はいつも、3つの「足りない」を感じています。

  1. 勉強が足りない
  1. 時間が足りない
  1. やる気が足りない

自分の状況に満足している受験生はいません。

受験生はみんな、必ず心のどこかで「足りないなあ」という気持ちを抱いています。

「足りない」を埋めるために、いつも勉強のことばかりを考えています。

またあるときは、順調ではない自分の人生を恨んだり、自己嫌悪に陥ったりします。

特に一生懸命になっている受験生ほど、いつもこの3つの「足りない」と戦っています。

そんな受験生が陥る病は「燃え尽き症候群」です。

一生懸命になりすぎて、あるとき、燃え尽きてしまいます。

今まで勉強していたのに、急に勉強へのやる気がなくなり、何もしたくなくなります。

こうした燃え尽き症候群になりやすい人に多いのは「いつも勉強のことばかりを考えている生活」に原因があります。

勉強に一生懸命になりすぎて、息抜きを忘れています。

息抜きをすることが悪いことだと思っています。

休んだら、自分は人間として最低だと思い、自分を責めてしまいます。

燃え尽き症候群の人は「お風呂場でも勉強する」というパターンです。

勉強も時間も足りないので、お風呂場まで教科書を持ち込んで勉強しようとします。

お風呂場で勉強をしてはいけないわけではありません。

しかし、気分転換のためにお風呂に入っている時くらいは、勉強のことは忘れることです。

リフレッシュの時間に勉強では、ストレスを発散するのか、ためるのかわかりません。

また、食事をしながら勉強をしたり、散歩をしながら読書をしたりします。

すべて「3つの足りない」を埋めるためです。

これでは気が休まるときがありません。

だから、ある日、燃え尽きます。

大切なことは「勉強をしない時間」をつくるということです。

勉強熱心は結構ですが、息抜きのときくらいは完全に勉強を忘れることです。

休憩も、仕事のうちです。

勉強ばかりすればいいわけではなく、燃え尽きないために、勉強を忘れる時間をつくることが必要です。

お風呂に入っているときくらいは、完全に勉強を忘れてのんびりします。

食事のときくらいは、食事の味わいに集中すればいい。

散歩のときくらいは、風景の美しさに心を躍らせるといいでしょう。

リフレッシュができ、気分転換もできるようになります。

勉強を忘れてのんびりする時間をつくることで気分転換がうまくいき、燃え尽きないで勉強を続けられるのです。

受験生の自己管理がうまくなるヒント(28)
  • 燃え尽きないように、リフレッシュの時間くらいは勉強を忘れる。
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眠れない夜は、参考書を睡眠薬の代わりにすればいい。

眠れない夜は、参考書を睡眠薬の代わりにすればいい。 | 受験生の自己管理がうまくなる30のヒント

「なぜか寝られない」

「眠気がない。しばらく眠れそうにない」

そんな経験はありませんか。

明日も勉強があるし「早く寝なくてはいけない!」と思います。

しかし「寝よう寝よう」と焦れば焦るほど、逆に寝られなくなります。

なぜか寝られないことがあります。

昼間は眠くなる一方、夜は寝られません。

まったくもって困った話です。

こんな笑えるような話がよくあります。

寝られないときは素直になることが大切です。

いっそのこと完全に起きてしまえばいい。

勉強してしまいます。

起きてからしようと思っていた勉強を、先に片付けてしまえばいい。

順番をちょっと変更するだけです。

時間管理としても、うまくいきます。

起きた後の勉強のことが気になっているから寝られません。

眠気がなく、頭がえているなら、できるはずです。

先に片付けられれば、その達成感で気持ちや緊張が緩み、少しずつ眠気が襲ってきます。

参考書を睡眠薬の代わりにすればいい。

そのとき、寝てしまうのです。

受験生の自己管理がうまくなるヒント(29)
  • どうしても寝られない夜は、起きてからしようとしていた勉強を、先に終わらせてしまう。
エピローグ
30

時間はあると思えばある。ないと思えばない。

時間はあると思えばある。ないと思えばない。 | 受験生の自己管理がうまくなる30のヒント

時間は、不思議な性質を持ちます。

時間がないと思えば、本当になくなります。

実際には時間があっても、あなたの思いのとおりに変化します。

たとえば、試験日まであと3日だったとします。

時間がないと思えば「悪あがきしてもどうせ無駄だ」と思います。

諦める気持ちが大きくなるため、勉強への気持ちが小さくなり、勉強もなかなかはかどりません。

それがたとえ、3日ではなく、1週間でも1カ月でも同じです。

ないと思えば、時間を最大限に活用しようとする努力や工夫を怠り、勉強が全然前に進みません。

時間はなくても、あると思うことです。

前向きになることが大切です。

前向きに考えることで、時間をつくろうとする努力が自然と湧き上がってきます。

テレビのCMの間を利用したり、電車を待っている間を利用したりです。

あると信じているから必死になれ、自分でも驚くほど集中できます。

試験の前日、徹夜の日でうまくいく人は「時間がある」と思っているからです。

時間があると信じている人の徹夜は、成功します。

試験までほんのわずかしかなくても、眠気が吹っ飛び、強力な集中力を発揮します。

時間はあると思うから、時間をつくろうとする努力も生まれます。

ほんの短い時間でも、強力な集中力のおかげで、いつもの何倍もの充実した時間を過ごせます。

あなたの思いのとおり、時間は延びたり縮んだりするのです。

受験生の自己管理がうまくなるヒント(30)
  • 時間がなくても、あると思い込む。

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