野球中継を見ていると、面白い光景があり、いつも気になります。
選手によって、バッターボックスへの入り方がユニークです。
ある選手は、バットを大きく振りかざしながら、バッターボックスに入ります。
ある選手は、早歩きでバッターボックスに入った後、ピッチャーをにらんで構えます。
ある選手は、バッターボックスで足踏みを何度かしてから、頭と腰をくねらせながら、構えます。
イチロー選手も、バッターボックスでの動きがユニークですね。
バッターボックスの入り方とはいえ、選手によっていろいろ特徴があるなと思います。
実はこれ、すべて集中の儀式になっています。
こうすれば、自動的に集中ができるという一連の動作を「集中の儀式」といいます。
集中の儀式を作っておけば、悩む必要はありません。
一連の動作を通して、自分を奮起させ、試合に集中させる効果があります。
勉強でも同じように、集中の儀式を作りましょう。
ある人は、1杯のコーヒーを入れて飲んだ後は、自然に勉強がはかどるという人がいます。
コーヒーを入れる一連の動作が、集中の儀式になっているからです。
ある人は、部屋の掃除をした後は、勉強にも身が入るといいます。
掃除をするという一連の動作が集中の儀式になっているからです。
ある人は、ストレッチをした後は、勉強もはかどると言います。
ストレッチをすることで集中のスイッチが入るからです。
散歩をした後は勉強がはかどる。
シャワーを浴びた後は勉強がはかどる。
鉛筆を削った後、勉強がはかどる。
ほかにもさまざまあることでしょう。
あなたにも「こうすれば集中が自然とできる」という場面、シチュエーションを探してみましょう。
集中の儀式をあらかじめ作っておけば、難しいことは抜きにして、自然とエンジンがかかるようになります。