面接での受け答えには、意欲や熱意が伝わりやすい言葉を選ぶことが大切です。
「できるだけ力強い言葉を使って、採用担当者の印象に残るような言葉にしたい」
そう思うとき、多くの人が陥りやすい過ちがあります。
大げさな副詞の使いすぎです。
意欲や熱意を少しでも強調して伝えようと考えたとき、多くの人が、大げさな副詞を使いすぎる傾向があります。
「私は、とても社交的で、人付き合いには非常に自信があります」
「私は、御社の商品に大変強い興味を抱き、志願いたしました」
「絶対、御社の売り上げに貢献いたします」
いかがでしょうか。
「とても」「非常に」「大変」「必ず」「絶対」などの大げさな副詞は、少しうるさく感じませんか。
言葉は、大げさな副詞を使いすぎると、かえって軽く感じる特徴があります。
必死に強調する様子から「何か裏があるのではないか」という不信感が生まれるのです。
言葉を強調すればいいわけではありません。
「ここだけは強調したい」という点に絞って適度に使う分にはいいのですが、使いすぎには注意が必要です。
大げさな副詞は、使いすぎないことです。
上記の例を、大げさな副詞を省いて言い換えると、次のようになります。
「私は社交的で、人付き合いには自信があります」
「私は、御社の商品に強い興味を抱き、志願いたしました」
「御社の売り上げに貢献いたします」
副詞で強調しないことで、言葉が聞きやすくなりました。
言葉がすっきりした分、言葉も頭にすっと入ってくるようになります。
このほうが、信頼が持たれ、面接官に好印象なのです。