世の中に、完璧はありません。
仕事でも完璧を目指せばいいのですが、残念ながら、完璧にするのは不可能です。
「完璧にできました」という人がいれば、嘘を言っているようなもの。
そもそも人間が、完璧ではない動物です。
完璧ではない動物が、完璧な仕事を果たすのは、最初から無理難題なのです。
では、完璧が不可能なら最初から諦めていいかというと、そうではありません。
ここが、プロとアマチュアの違いが表れるところです。
アマチュアは、完璧にできないとわかって、諦めるのが特徴です。
「無理です」「不可能です」などの言い訳で、不完全な仕事を正当化させます。
では、プロはどうするか。
完璧にできないとわかっていても、完璧を目指すのがプロです。
100点が無理でも、できるだけ100点に近づけます。
100点に近づけば近づくほど、1点を上げるのに膨大な時間と労力が必要ですが、それに屈せず挑戦します。
1点でなくてもいいのです。
0.1点でもいい。
0.1点でも立派な前進です。
プロの世界では、もはや0.1点の争いの世界になります。
わずかな差であっても、それが勝負の勝敗を分けることがあります。
お金をいただいているかぎり、仕事をするときにはプロ意識が必要です。
完璧にできないとわかっていても、できるだけ完璧を目指すことです。
それが、プロ意識です。
プロに求められる姿勢なのです。