先日ラジオを聴いていると、アメリカと日本の企業の両方を経験したビジネスマンが話をしていました。
アメリカの会社から日本の会社に移ったとき、一番驚いたことは、上司からの指導方法の違いというのです。
アメリカの会社では、部下を褒めながら育てます。
それに対して、日本の会社では、部下を叱りながら育てます。
すべてのアメリカ企業や日本企業に当てはまるわけではありませんが、たしかにその傾向はあるようです。
実際に、上司に好感を持ち、やる気をかき立てる指導と感じたのは、褒めながらの指導だと話していました。
この話は、会社の中だけでなく、学校や子育てでも同じです。
私の場合も、ある友人から褒められることで、本を書き始めるきっかけになりました。
最初は自分が本を書くなんて、思ってもいませんでした。
しかし「なんか本を書きそうだね。書いてみれば! きっとできるよ」と褒められると、やる気が出てくるのです。
やはり、褒められると嬉しい。
私はよくその人と一緒に行動したり遊びにいったりしていました。
もともと褒める人でしたから、その人の周りにはたくさんの人が集まります。
人から「好感をもたれたいな」と思ったら、まず褒めてみる。
どんな人にも、必ずいいところが1つはあるはずです。
小さなことでいいですから、まず褒めてみましょう。
褒めてくれる人のところに人は集まってきます。
褒めるだけで、人から好感をもたれる人になれるのです。