あなたは、どのような基準でテレビ番組を選んでいますか。
なんとなくテレビをつけて、面白いかどうか、楽しいかどうかという理由だけで番組を選んでいないでしょうか。
バラエティー番組やお笑い番組は、面白くて笑いがあり、一度見始めると止められません。
しかし、その笑いの内容が、他人の中傷をネタにした笑いなら、今すぐテレビのスイッチを消しましょう。
笑いはあっても、悲しい笑いです。
笑う本人は楽しいかもしれませんが、笑われた人には屈辱です。
気持ちのいいことではありません。
あなたが自分のことをネタに笑われると気分が悪いように、そういう言葉は耳にしないほうがいいし、目にしないほうがいい。
悪口を中心とした内容では、心が乱れ、健全な精神状態とはいえなくなります。
楽しむなら、バラエティーやお笑いではなく、ドキュメンタリー番組のほうがはるかに有益です。
「何を聞くか、何を目にするか」に気を配りましょう。
たとえば、一流の寿司職人のドキュメンタリーには、笑いはありませんが、真剣さがあります。
寿司職人という仕事が自分に関係していなくても、人生に対する真面目な姿勢は、どの職業でも共通です。
職の違いこそあれ、懸命になっている人たちの姿を見ると「自分もこうしてはいられない!」という前向きな気分になります。
その真剣な仕事への姿勢を見て学ぶことで、あなたの明日からの姿勢にも影響が出ます。
ためになる番組とは、こういう内容のものです。
そのほか、多種多様なドキュメンタリー番組がありますが、真面目な内容ほど真剣さが伝わり、面白くてためになります。
楽しむなら、そういう番組を見て楽しむことです。
笑いがあればいいのではありません。
自分の精神面に、どのくらいプラスの影響を与えるかで選ぶのです。