執筆者:水口貴博

心の健康を保つ30の方法

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人が喜んでくれるから手にしているのか。自分が本当に好きだから手にしているのか。

人が喜んでくれるから手にしているのか。自分が本当に好きだから手にしているのか。 | 心の健康を保つ30の方法

人間は、人から少しでもよく見られたい欲求があります。

人の行動の多くは、実は人目を意識した行動です。

人から「いいね」といわれて羨ましがられると、気持ちいいものです。

しかし、です。

その気持ちが、実は邪魔になることもあるのです。

たとえば、流行を追いかける人がいるとします。

目新しいものを持つと、注目が集まります。

「いいもの持っているね」「最新だね」「もう買ったの。すごいね」など言われることでしょう。

なかなか気持ちのいい響きですね。

やんわり褒められているような気もします。

そうした言葉が気持ちよくて、流行を追いかける気持ちに拍車がかかります。

次から次へと流行を追いかけてしまいます。

そうなるほど、かえって人目が気になります。

褒められる期待が大きくなると、自然と見せびらかす態度になります。

最新を追いかけると、それだけお金もかかるでしょう。

自分がどう見られているのか、いつも気になります。

その結果、経済的にも精神的にも、落ち着かない人になってしまうわけです。

一番心配なのは、個性についてです。

流行を追いかけている自分に、疑問が浮かぶことがあります。

「人が喜んでくれるから手にしているのか。それとも、自分が本当に好きだから手にしているのか」

自分でもわからなくなります。

自分のことが、自分でも見えなくなってしまうのです。

人が喜んでくれるから手にしていて、自分の好きなことだと勘違いしているケースが考えられます。

そういう状況は、人生ではあり得ます。

自分こそ、今そういう状況になっていないか、振り返ってみることが大切です。

打ち込んでいることは、ときどき正直な気持ちか再確認してみましょう。

「人が喜んでくれるから手にしているのか。自分が本当に好きだから手にしているのか」

1人になり、自分に問いかけてみましょう。

大切な時間です。

この時間がある人は、自分を見失うことはありません。

個性を振り返る大切な習慣なのです。

心の健康を保つ方法(17)
  • 個性を振り返る時間を作る。
心のごみは、あるから出てくる。
出せば消える。

心の健康を保つ30の方法

  1. 健全な精神を保つためには、コントロールの練習が必要。
  2. 他人への迷惑を考えてから行動すれば、ぶつかることはなくなる。
  3. 10年後という未来から考えると、すべてが感謝に変わる。
  4. お互いのためになる行動をすればいい。
  5. 輝く人とは、発光体になっている人のこと。
  6. 服が汚れたくらいで、大騒ぎをしない。
  7. 同じ精神レベルの人同士が、ぶつかる。
  8. 精神レベルを上げて、ぶつからない人になろう。
  9. そもそも自分のものなんて、1つもない。
  10. 1人の時間を作らないと、自分のことを振り返られない。
  11. 善人より、悪人のほうが救いやすい。
  12. 冗談の1つでも言えば、人間関係が柔らかくなる。
  13. 相手にしてもらいたい態度を、まず自分が先にする。
  14. トラブルは、あなたの耐震性をチェックするテスト。
  15. 体験談ほど、有益な話はない。
  16. 「あの頃はよかった」「あの頃は楽しかった」は、言っても思ってもいけない。
    心の老化を促す魔の言葉。
  17. 人が喜んでくれるから手にしているのか。
    自分が本当に好きだから手にしているのか。
  18. 心のごみは、あるから出てくる。
    出せば消える。
  19. プラスの言葉を使う。
    マイナスの言葉は使わない。
  20. 「何を聞くか、何を目にするか」に気を配ろう。
  21. 考え方をシンプルにすればするほど、ネタがたくさん出る。
  22. 身近な人ほど、近すぎるがゆえに見えなくなり、感謝を忘れがちになる。
  23. 最年少の自慢より、最高齢の自慢をしよう。
  24. 自分探しは、今いる場所で見つける。
  25. かっとなって手をあげる前に、深呼吸をしよう。
  26. 究極の褒め言葉は「拍手」。
  27. 1人になる時間で、自問自答の時間を作ろう。
  28. 他人にした行為は、すべて自分に戻ってくる。
  29. 充実した日々を送るためには、まず全力を尽くすこと。
  30. 心の軸を持たないと、安定した心は保てない。

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