執筆者:水口貴博

ビジネスパーソンのための30の食事マナー

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乾杯のときに、グラスをかちんと合わせてはいけない。

乾杯のときに、グラスをかちんと合わせてはいけない。 | ビジネスパーソンのための30の食事マナー

「乾杯」

社員で集まる飲み会では、お決まりの「乾杯」があります。

歓迎会、忘年会など、みんなでグラスをかちんかちんと合わせる光景をよく目にします。

しかし、本来は、グラスをぶつけるのはよくないことなのです。

まず、音を立ててしまうというマナーに反する行為はもちろんですが、もっと重要なポイントが含まれています。

グラスが割れてしまう危険性があるということです。

特にガラスが薄い繊細なグラスは、かちんと少しぶつけるだけでもひびが入ってしまいます。

ワイングラスは、ガラスが薄いものがほとんどです。

時には割れてしまうこともあるでしょう。

そうなれば、せっかくの楽しい食事の雰囲気が台無しになります。

楽しい雰囲気に乗じて、うっかりしてしまいがちなことですから、注意が必要です。

では、どう乾杯をするのがいいのでしょうか。

グラスを目の辺りまで持ち上げればいいだけです。

決してかちんとグラスをぶつけるのではなく、少し高めに持ち上げて「乾杯」と言えば、それで十分です。

先輩より低くグラスを差し出せば、なお申し分ありません。

乾杯とは本来「お互いの労をねぎらい、楽しく飲みましょう」という意図が含まれています。

グラスをぶつけるのが、乾杯ではないのです。

きちんとマナーを守って食事をしましょう。

ビジネスパーソンのための食事マナー(3)
  • 乾杯のときには、グラスをぶつけないようにする。
飲み終わったお吸い物の蓋は、元どおりに閉めておくこと。

ビジネスパーソンのための30の食事マナー

  1. テーブルの上に荷物を置かない。
  2. 食事の際は、音を立てないこと。
  3. 乾杯のときに、グラスをかちんと合わせてはいけない。
  4. 飲み終わったお吸い物の蓋は、元どおりに閉めておくこと。
  5. 食べかけたものを、皿に戻してはいけない。
  6. 無礼講だとはいえ、本当に無礼になってはいけない。
  7. 食事中のタバコは、マナー違反。
  8. 食事中に会話をしてもいいが、口に食べ物を入れたままは厳禁。
  9. 飲みに行っても、翌日の仕事に支障を来さないこと。
  10. 乾杯のときには、お酒が飲めなくても口だけはつける。
  11. 勢いに乗っても、酔いつぶれてはいけない。
  12. 洋食では「食事中」「食事が終わりました」というサインがある。
  13. レストランで店員を呼ぶとき、大声を出さない。
  14. 食事中に携帯電話を触らない。
  15. 内輪にしかわからない話題は、控えよう。
  16. 忘れる人が多い、おごってもらったときのお礼。
  17. おしぼりで、顔を拭いていませんか。
  18. ウエイター、ウエイトレスを「お兄ちゃん、お姉ちゃん」と呼ぶ人は、品位を疑われる。
  19. 仕事で喫茶店へ行く場合は、周りに合わせて注文すること。
  20. 食事の場は、上司に仕事力をアピールするチャンス。
  21. 食事のスピードは、相手に合わせること。
  22. 上司からの飲みの誘いは「仕事の延長」である。
  23. 内部の機密情報を、外で口にしてはいけない。
  24. テーブルの上より下に、本性が現れる。
  25. おごってもらったら、お礼を伝えるチャンスは3回ある。
  26. 基本的に、出てきた料理は残さないこと。
  27. 立食パーティーでは、椅子を独り占めしないこと。
  28. 立食パーティーでは、決まりきった仲間で固まらない。
  29. バイキング(ビュッフェ)形式では、料理の前で立ち止まり続けないこと。
  30. バイキング(ビュッフェ)形式では、皿に何種類も盛り付けしないこと。

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