社会人ともなれば、食事をする際にもマナーを身につけて食事ができるようになりたいものです。
食事マナーは、品格だけでなく、人格まで表します。
落ち着きの証しであり、大人の証しです。
学生時代のように好き勝手に食べるのではなく、周りの迷惑にならないように配慮します。
それでいて、品を保ちながらかっこよく食事ができるのが、大人です。
食事マナーの中でも、最も大切なマナーの1つに「荷物の置き方」があります。
オーバーコート、カバン、ハンドバッグなど、食事をする際には邪魔になるものがあります。
しかし、これらをテーブルの上に置くのは、極まりないマナー違反です。
テーブルは食事をするところですから、テーブルの上には食事に関係のないものを置いてはいけません。
オーバーコートは、店にクロークがあれば預けておきます。
しっかりした高級なレストランには必ずクロークはありますから、素直にそこに預けておけばいいでしょう。
もし、ない場合には隣の椅子にかけておきます。
カバン、ハンドバッグ程度なら、同じく隣の椅子の上に置いておきましょう。
もし、隣の席にも友人が座る場合にはどうするのでしょう。
オーバーコートは自分の座る椅子の背もたれに、かけておきます。
カバンやハンドバッグは、背もたれと背中の間に挟むような形でおきます。
こうすれば、誰にも迷惑にならずに荷物を置けます。
このようにオーバーコートやバッグは、テーブルの上に置かないように気をつけましょう。
本来は、タバコや携帯電話でさえ、テーブルの上はタブーなのです。
食事をするテーブルの上に、食事に関係のない物が置いてあると、一緒に食事をする相手に対して失礼です。
店員がサービスをする際の邪魔になるだけでなく、自分が食事をするときの邪魔にもなるからです。