公開日:2014年6月29日
執筆者:水口貴博

スーツの寿命を長くする30の方法

  • スーツの手入れは、
    仕事の手入れであり、
    心の手入れ。
スーツの寿命を長くする30の方法

スーツの手入れは、仕事の手入れであり、心の手入れ。

「スーツに手入れなんていらないのではないか」
そう思う人もいるでしょう。
手入れを省いたとしても、着ることに問題はありません。

手入れとは、言い換えると、節約行為。
実はお得な作業。

スーツの手入れでやっかいなのは、時に費用がかかることです。
ブラッシング用のブラシや別売りの防虫カバーを買ったり、クリーニングに出したりなどです。
それぞれは小さな金額でも、重なると大きくなり、家計に影響するでしょう。

スーツは、物としてではなく、生き物と考える。

人とスーツには、共通点があります。
人が予防接種をすれば、流行性の病気を予防できます。
スーツも、ときどき虫干しすれば、かびや虫の害を予防できます。

スーツを長持ちさせたければ、3種類のハンガーを準備する。

私たちが、普段着で使うハンガーといえば、1種類と考えがちです。
「ハンガーに種類なんてあるのか」と思いますが、実はあります。
スーツを長持ちさせたければ、3種類のハンガーを使い分けるのが適切です。

お手入れの最大の難しさは、帰宅直後かもしれない。

お手入れの最大の難しさは、帰宅直後かもしれません。
仕事で疲れて帰宅すると、スーツを脱ぎ捨ててしまいがちです。
スーツをハンガーに掛けるべきと頭でわかっていても、疲れていると、面倒に思うもの。

スーツをクローゼットに収納する際は、隙間が重要。

スーツをクローゼットに何着も並べて収納する様子を思い出してください。
隙間なく、びっしり収納していませんか。
隙間なく並べたほうが、より多くのスーツを収納でき、クローゼットを効率よく活用できると思うかもしれません。

ハンガーにスーツを掛けるとき、ポケットの中身は、すべて取り出す。

帰宅して、ハンガーにスーツを掛けるとき、ポケットの中身はすべて取り出しておきましょう。
物を入れたままにしていると、重みや大きさのため、型崩れの原因になります。
ハンカチ・ティッシュ・携帯電話・何かの紙切れ。

スーツを長持ちさせたければ、ブラシの最低条件は天然の毛。

ブラッシング用のブラシとはいえ、ピンキリです。
格安ショップで販売されている簡易ブラシもあれば、天然の高級素材を使ったブラシまでさまざまです。
もちろん選び方は自由です。

スーツを上手にブラッシングする、5つのポイント。

ブラッシングは方法を誤ると、不十分であったり、かえってしわの原因になったりする場合があります。
素早くささっと済ませたいところですが、気をつけたい点がいくつかあります。
焦らずに、次の5つのポイントを押さえたうえで、ブラッシングを心がけましょう。

ブラッシングで最も見落としやすいのは、ポケット。

ブラッシングで最も見落としやすいのは、ポケットです。
ブラッシングと言えば、スーツの表面ばかりに注意が向きがちです。
そのため、ポケットの内側を、すっかり忘れていることがあります。

ジャケットのしわは、アイロンの蒸気が効果的。

1日を振り返ると、ジャケットにしわができる場面がたくさんあります。
椅子の背にもたれたり、車を運転したり、電車の座席に座ったりなどです。
特にジャケットは、背中にしわが寄りやすい。

なぜ、スーツのハンガーは、木製が最適なのか。

スーツを長持ちさせたければ、3種類のハンガーを使い分けるのが適切です。
「ジャケット用のハンガー」「シャツ用のハンガー」「スラックス用のハンガー」です。
それぞれスーツの形が違えば、ハンガーの形も違って当然ですね。

アイロンの蒸気を当て終わったジャケットは、すぐクローゼットに収納しない。

ジャケットのしわを伸ばすときは、アイロンの蒸気が効果的です。
温かい蒸気を当てるだけで、素材に備わる本来の弾力や感触がよみがえり、自然にしわが取れていきます。
しわが気になる部分は、しわの部分を軽く伸ばしながら蒸気を当てると、きれいにしわが取れるでしょう。

1日着たスーツは、1日以上は休ませたい。

気に入ったスーツは、毎日着たいと思うもの。
ただし、毎日着たいと思っても、できるだけ避けたほうがいいでしょう。
1日着たスーツは、1日以上は休ませたいところです。

スラックスは、専用ハンガーを使って、しわを伸ばす。

スラックスを休めるとき、ハンガーのポール部分に、2つ折りにしてつるす方法があります。
もちろんこのつるし方でもいいのですが、長時間つるしたままにしておくと、折り目が付きやすくなります。
スラックスを休めるとき、できれば専用のハンガーを使いましょう。

スラックスのブラッシングは、ハンガーにつるした状態が最適。

スラックスは、上着に比べて汚れが付着しやすい部分です。
歩いたとき、足元から跳ね返る汚れがつくのは、まずスラックス。
スーツ全体の中でも、特に入念なブラッシングが必要な部分と言っていいでしょう。

スラックスのアイロンがけは、当て布が必須。

スラックスのアイロンがけは、ワイシャツを除き、直接アイロンは当てないのが基本です。
スラックスにアイロンを直接当てると、アイロンが効きすぎてしまいます。
きれいにしわが伸びて、折り目も付けられるのですが、素材の弾力が失われて薄くなり、てかりやすくなります。

定期的に虫干しをしよう。

スーツは、定期的に虫干しするのが得策です。
虫干しとは、かびや虫の害を防ぐため、衣服を日に干したり風に当てたりする行為をいいます。
夏によく行われることから「夏干なつぼし」や「土用干どようぼし」とも呼ばれることがあります。

アイロンがけに自信がなければ、思いきってクリーニング。

スーツのアイロンがけには、ある程度の知識や技術が必要です。
アイロンの温度や当て布の使い方などです。
アイロンを当てる強さや手際のよさも、仕上がりに違いを生むポイントです。

クリーニングに出すときに意識したい、5つの心遣い。

「洗うのは業者」と思いますが、やはり業者も人間であり、完璧ではありません。
クリーニングに出すときに心遣いがあると、仕上がりが、さらによくなる場合があります。
(1)ポケットの中身を取り出しておく

ドライクリーニングとウェットクリーニングの違い。

「ドライクリーニングにしますか。ウェットクリーニングにしますか」
クリーニングに出そうとする際、唐突に聞かれることがあります。
それぞれの違いがよくわからなければ、返事に困ってしまうでしょう。

クリーニングから戻ってきた衣類は、袋に入れたまま収納しない。

クリーニングから戻ってきた衣類は、袋に入っている状態が一般的です。
きれいな状態を少しでも長く維持したいと思えば、袋に入れたまま収納する人も多いのではないでしょうか。
良かれと思ってしやすいパターンですが、実は、適切とは言いにくい収納方法です。

スーツのクリーニングは、やりすぎに要注意。

スーツのクリーニングは、やりすぎに要注意です。
もちろんにおいや汚れが気になれば、すぐクリーニングに出したほうがいい場合もあります。
汚れやにおいが目立つスーツのままでは、相手に不快を与え、ビジネスにも影響するでしょう。

同じ柄のスーツを毎日使いたい。

同じ柄のスーツを毎日使いたいという人もいるでしょう。
ジャケットやスラックスなど、気に入っているスーツがあれば、同じものでも毎日着たくなるものです。
しかし、スーツを長持ちさせるなら、休ませる期間を設けるのが常識です。

ネクタイは、小さくても、印象に大きく関わる存在。

お手入れで手抜きをしがちなのは、ネクタイです。
ジャケットやスラックスは目立つため、手入れの配慮も行き届きやすい。
一方でネクタイは、意外に手入れを怠りがちではないでしょうか。

スーツが雨でぬれたときの、お手入れの方法。

スーツが雨でぬれたときは、お手入れも少し工夫が必要です。
まず気をつけたいのは、布類。
ぬれたスーツは、タオルやハンカチなどで拭きたくなりますが、注意が必要です。

スーツにタバコのにおいが付いたときの対処方法。

スーツの大敵の1つが、タバコのにおい。
スーツが雨にぬれたときも対処に苦労しますが、タバコのにおいは、さらに苦労するでしょう。
水滴とは違い、タバコのにおいは目に見えず、量もわからず、対処に困るところ。

スーツ全体のにおいを取り除く方法は、もっと身近なところにあった。

スーツ全体のにおいを取り除くとき、どうしますか。
たばこのにおいとは限りません。
汗のにおいや、外食によるにおいもあるでしょう。

スーツの手入れと部屋の掃除には、つながりがある。

スーツをクローゼットに収納する前、一時的に部屋で干す場面があります。
たとえば、雨にぬれたスーツは、自然乾燥させるため、風通しの良い場所で陰干しします。
クリーニングから戻ってきたスーツも、溶剤のにおいを取り除くため、しばらく部屋で干す場合が多いでしょう。

スーツを長期保管するときの3つのポイント。

季節別のスーツの場合、シーズンオフになれば、長期保管です。
長期保管の際、最も注意したいのが、カビや虫の害などでしょう。
普通にたたんで保管するのもいいですが、保管方法にも工夫があります。

全文

プロローグ
1

スーツの手入れは、仕事の手入れであり、心の手入れ。

スーツの手入れは、仕事の手入れであり、心の手入れ。 | スーツの寿命を長くする30の方法

「スーツに手入れなんていらないのではないか」

そう思う人もいるでしょう。

手入れを省いたとしても、着ることに問題はありません。

しかし、スーツは一般的に、高額です。

スーツ1着は、普段の数枚分の値段になるでしょう。

高級スーツともなれば、安物の普段着の数十枚分ということも、珍しくありません。

1着が高額ですから、やはり長持ちさせるのを目的として、きちんとした手入れをするのが得策です。

仕事で使うスーツは、ビジネスにも影響します。

商談で表れたビジネスパーソンが、しわしわのスーツを着ていれば、それだけで話を打ち切りたくなるでしょう。

仕事のできる人は、必ず道具も大事にします。

スーツも、ビジネスツールの1つです。

手入れを欠かさず実施することが大切です。

スーツを大切に扱えば、スーツに愛着が湧き始めます。

愛着の湧いたスーツを身につけるのは、いわば、お守りを身につけているのと同じです。

大きなお守りに、体全身が包まれているのと同じ状態になります。

スーツの手入れとは、長持ちさせるためだけではありません。

仕事にも影響したり強い心を養ったりなど、間接的に、さまざまな波及効果を及ぼしているのです。

スーツの寿命を長くする方法(1)
  • スーツを手入れする波及効果に気づく。
2

手入れとは、言い換えると、節約行為。実はお得な作業。

手入れとは、言い換えると、節約行為。実はお得な作業。 | スーツの寿命を長くする30の方法

スーツの手入れでやっかいなのは、時に費用がかかることです。

ブラッシング用のブラシや別売りの防虫カバーを買ったり、クリーニングに出したりなどです。

それぞれは小さな金額でも、重なると大きくなり、家計に影響するでしょう。

手間暇だけでなく、費用もかかるのは、悩ましい問題ですね。

単なる手入れのために費用をかけるのはもったいない、と思うかもしれません。

しかし、ここに大きな誤解があります。

スーツは、手入れしだいで、寿命がずいぶん変わります。

乱暴に扱えば、消耗や劣化が早くなるため、新しく買い換えなければなりません。

買い換えのサイクルが早くなり、出費がかさみます。

一方、きちんと手入れをして丁寧に扱えば、何年も使い続けることができます。

手入れしだいによっては、10年使い続けることも可能です。

このことが何を意味するか、おわかりでしょうか。

すなわち、手入れとは、節約行為なのです。

手入れを節約行為と言い換えれば、いかにお得な作業であるか、わかるはずです。

手入れをするたびに、貯金箱にお金を入れているイメージです。

面倒でも、手入れをしておいたほうが節約になり、ゆくゆくは家計を助ける行為につながります。

手入れが上手な人は、節約も上手な人。

節約したければ、丁寧な手入れを心がけましょう。

スーツの寿命を長くする方法(2)
  • 手入れにお金がかかっても、長期的には節約行為になっていると考える。
3

スーツは、物としてではなく、生き物と考える。

スーツは、物としてではなく、生き物と考える。 | スーツの寿命を長くする30の方法

人とスーツには、共通点があります。

人が予防接種をすれば、流行性の病気を予防できます。

スーツも、ときどき虫干しすれば、かびや虫の害を予防できます。

他人を乱暴に扱えば、人間関係がこじれます。

スーツも、乱暴に扱えば、しわの原因になります。

人は、寝ることで疲れが回復します。

スーツも、休ませる時間があると、しわやにおいが取れて回復します。

人は、ときどき長期休暇を取って、心身をリフレッシュさせます。

スーツも、ときどきクリーニングに出すことで、汚れやにおいがリフレッシュされます。

こうした共通点に気づくと、スーツと人間は、そっくりですね。

スーツは、もはや生き物です。

人は、規則正しい生活を送ると長生きできるように、スーツも、正しい手入れをすれば、長持ちするのです。

スーツを、物としてではなく、生き物として考えてみてください。

「生きている」と考えれば、接するときの態度も自然とよくなるでしょう。

スーツは、あなたのビジネスを支える大事な相棒です。

そして、相棒の力を最大限に発揮するためにも、あなたの手入れが必要です。

人と接するように、接しましょう。

その親切丁寧な接し方ができれば、スーツもきっと、応えてくれるはずです。

スーツの寿命を長くする方法(3)
  • スーツは、物としてではなく、生き物として接する。
4

スーツを長持ちさせたければ、3種類のハンガーを準備する。

スーツを長持ちさせたければ、3種類のハンガーを準備する。 | スーツの寿命を長くする30の方法

私たちが、普段着で使うハンガーといえば、1種類と考えがちです。

「ハンガーに種類なんてあるのか」と思いますが、実はあります。

スーツを長持ちさせたければ、3種類のハンガーを使い分けるのが適切です。

「ジャケット用のハンガー」「シャツ用のハンガー」「スラックス用のハンガー」です。

  • ジャケット用のハンガー

ジャケット用のハンガーは、全体的に立体感があり、厚みとカーブの目立つ形が印象的です。

肩先が、前方に向かってカーブしている形状も特徴です。

このカーブは、ジャケットの立体感を保つ働きがあります。

  • シャツ用のハンガー

私たちにとって、最もなじみのあるハンガーです。

クリーニングに出すと、ワイヤーハンガーが付いた状態で戻ってくることがあります。

もちろんクリーニング直後なら、そのまま使ってもいいでしょう。

しかし、使用後のシャツをつるすなら、ワイヤーハンガーでは少し頼りないところです。

ワイヤーハンガーは、すぐ折り曲がりやすいため、型崩れしやすいデメリットがあります。

そのため、別途、シャツ用のハンガーを用意しておくといいでしょう。

肩のラインに沿った形状のハンガーを選ぶと、しわが取れやすくなります。

木製のハンガーを使うと、湿気もよく吸ってくれて、長持ちしやすくなります。

  • スラックス用のハンガー

スラックスにも、専用のハンガーがあります。

わかりやすく言うと、クリップが付いたハンガーです。

もしわかりにくければ、スーツ売り場の店員に聞けば、案内してくれるはずです。

ズボンを逆さまにしてつるすと、重みをうまく利用でき、しわが取れやすくなります。

スーツの寿命を長くする方法(4)
  • スーツを長持ちさせたければ、3種類のハンガーを使い分ける。
5

お手入れの最大の難しさは、帰宅直後かもしれない。

お手入れの最大の難しさは、帰宅直後かもしれない。 | スーツの寿命を長くする30の方法

お手入れの最大の難しさは、帰宅直後かもしれません。

仕事で疲れて帰宅すると、スーツを脱ぎ捨ててしまいがちです。

スーツをハンガーに掛けるべきと頭でわかっていても、疲れていると、面倒に思うもの。

特に仕事で疲れているときほど、疲れと眠気が同時に襲い、体が重く感じます。

スーツをハンガーに掛けるわずかな行為さえ、一仕事に思えるのです。

ひどく疲れていれば、そのままベッドに直行して、スーツを着たまま寝てしまう人もいるかもしれません。

しかし、ここが勝負所です。

スーツの扱いが悪ければ、確実にしわの原因になり、寿命に影響します。

疲れていても、もう一踏ん張り頑張って、スーツをハンガーに掛けましょう。

ジャケットはジャケット用のハンガーに掛け、スラックスはスラックス用のハンガーにつるします。

余力があれば、少しでもかまわないので、ブラッシングもしておきましょう。

このわずかな行為があるかどうかで、スーツの寿命を大きく左右します。

帰宅直後にもう一踏ん張りする習慣をつけ、お手入れの最大の難関を突破しましょう。

スーツの寿命を長くする方法(5)
  • 帰宅すれば、疲れていても、まずスーツをハンガーに掛ける習慣をつける。
6

スーツをクローゼットに収納する際は、隙間が重要。

スーツをクローゼットに収納する際は、隙間が重要。 | スーツの寿命を長くする30の方法

スーツをクローゼットに何着も並べて収納する様子を思い出してください。

隙間なく、びっしり収納していませんか。

隙間なく並べたほうが、より多くのスーツを収納でき、クローゼットを効率よく活用できると思うかもしれません。

たしかに限られた空間を効率よく活用する意味では、1つの方法ですね。

しかしこれでは、出し入れの際、スーツ同士がこすれるため、生地を傷める原因になります。

また、通気性も大変悪くなります。

汗が乾燥しにくかったり、かびが発生しやすくなったり、においが服から服に移ったりしやすくなるのです。

スーツをクローゼットに収納する際は、隙間が重要です。

スーツとスーツの間を適度に空け、通気性の良い状態で収納しましょう。

隙間が広い分には問題ありませんが、最低でも2センチほど開けておくほうが安心です。

スーツの寿命を長くする方法(6)
  • スーツを並べて収納するときは、最低でも2センチほど開けた状態で、収納する。
7

ハンガーにスーツを掛けるとき、ポケットの中身は、すべて取り出す。

ハンガーにスーツを掛けるとき、ポケットの中身は、すべて取り出す。 | スーツの寿命を長くする30の方法

帰宅して、ハンガーにスーツを掛けるとき、ポケットの中身はすべて取り出しておきましょう。

物を入れたままにしていると、重みや大きさのため、型崩れの原因になります。

ハンカチ・ティッシュ・携帯電話・何かの紙切れ。

ジャケットだけでなく、スラックスも同様です。

できるだけ、ポケットは空っぽにしておくのが理想です。

「ハンカチくらい入れたままでもいいのではないか」と思うかもしれません。

しかし、実はハンカチこそ、特に取り出しておくほうがいい。

お手洗いで使用したハンカチは、汚れていたり湿っていたりするはずです。

汚れや湿り気のあるものをポケットに入れたままにするのは、衛生上、好ましくありません。

型崩れだけでなく、衛生面からも、ハンガーに掛ける際は、ポケットの中身を取り出しておきましょう。

スーツの寿命を長くする方法(7)
  • ハンガーに掛ける際は、ポケットに入っている物を、すべて取り出しておく。
8

スーツを長持ちさせたければ、ブラシの最低条件は天然の毛。

スーツを長持ちさせたければ、ブラシの最低条件は天然の毛。 | スーツの寿命を長くする30の方法

ブラッシング用のブラシとはいえ、ピンキリです。

格安ショップで販売されている簡易ブラシもあれば、天然の高級素材を使ったブラシまでさまざまです。

もちろん選び方は自由です。

色・大きさ・素材など、自分の好みに合ったタイプを選ぶといいでしょう。

ただし、スーツを長持ちさせたければ、押さえておきたい最低条件があります。

天然の毛を使ったブラシです。

天然の毛は、ブラッシングに適した条件がそろっています。

「適度な張り」「静電気が起こりにくい」「滑らかな手触り」「化学成分が含まれていない」などです。

スーツの生地を傷めないばかりか、生地に、張りやつやを与える効果もあります。

人工の合成繊維が不適切というわけではありませんが、天然の素材ほど、十分な役目を果たすのは難しいかもしれません。

天然の毛なら、豚の毛でも、馬の毛でもかまいません。

スーツの寿命を第一に考えるなら、天然の毛という条件だけは押さえておくのが無難です。

普通のスーツなら、豚毛のブラシで十分です。

シルク・ウール・カシミヤなど、繊細な素材のスーツは、馬毛のブラシもいいでしょう。

多少の違いはありますが、ブラッシングの役目はどちらも十分果たせます。

最終的には、自分の好みで選ぶといいでしょう。

スーツの寿命を長くする方法(8)
  • こだわりがなければ、ブラッシング用のブラシは、天然の毛を使ったタイプを選ぶ。
9

スーツを上手にブラッシングする、5つのポイント。

スーツを上手にブラッシングする、5つのポイント。 | スーツの寿命を長くする30の方法

ブラッシングは方法を誤ると、不十分であったり、かえってしわの原因になったりする場合があります。

素早くささっと済ませたいところですが、気をつけたい点がいくつかあります。

焦らずに、次の5つのポイントを押さえたうえで、ブラッシングを心がけましょう。

  1. ポケットの中身はすべて取り出しておく

最初に、ポケットの中身をすべて取り出しておきましょう。

面倒に思いますが、ポケットに物が入っていると、ブラッシングしにくくなります。

また、ポケットに物を入れたままでは、スーツの型崩れにも影響します。

帰宅後のブラッシングのタイミングで、ポケットの中身を取り出しておけば、ど忘れを防げます。

  1. ハンガーにつるした状態でブラッシングをする

ブラッシングの際は、型崩れを防ぐため、ハンガーにつるした状態にしましょう。

全体的に安定するため、ブラッシングもしやすくなります。

  1. 全体を軽くはたく

ブラッシングを始める前に、まず軽くはたきましょう。

適度な振動を与えることで、スーツに付着したごみやちりが浮き、取り除きやすくなります。

あまり大げさにはたく必要はなく、スーツをつるしたハンガーを軽く揺さぶる程度で十分です。

  1. ブラッシングは、上から下の順で進める

ブラッシングは、まず上から始めるのが基本です。

汚れが落ちる方向は上から下ですから、ブラッシングも上から下の順に進めるほうが、汚れがきれいに落ちます。

首・肩・胸・背中・袖・裾の順で進めていきましょう。

  1. 溝の部分は、入念にブラッシングする

縫い目や折り目などの溝の部分は、ちりやほこりがたまりやすいところです。

歯磨きをするイメージと同じですが、溝の汚れをかき出すように、しっかりブラッシングをしましょう。

スーツの寿命を長くする方法(9)
  • スーツの上手なブラッシングを身につける。
10

ブラッシングで最も見落としやすいのは、ポケット。

ブラッシングで最も見落としやすいのは、ポケット。 | スーツの寿命を長くする30の方法

ブラッシングで最も見落としやすいのは、ポケットです。

ブラッシングと言えば、スーツの表面ばかりに注意が向きがちです。

そのため、ポケットの内側を、すっかり忘れていることがあります。

「ポケットの中なんて汚れるのか」と思うかもしれませんが、ポケットだからこそ、汚れがたまりやすい。

ハンカチやティッシュを出し入れしていると、空気中のちりやほこりがポケットにたまります。

しかも外見だけでは汚れているのが見えないため、ブラッシングを怠ると、意外に汚れがたまりやすいのです。

ポケットをブラッシングする際は、まず、ポケットの中身をすべて出しておきましょう。

次に、ポケットの内側の布を外に出します。

繊細で負担がかかりやすい部分のため、縫い目を痛めないよう、優しくブラッシングをしていきましょう。

このとき「糸がほどけそうな部分はないか」「穴が空きそうな部分はないか」など、確認するといいでしょう。

ポケットのブラッシングは、クリーニング前にしておくと、効果的です。

スーツの寿命を長くする方法(10)
  • 忘れがちなポケットも、しっかりブラッシングする。
11

ジャケットのしわは、アイロンの蒸気が効果的。

ジャケットのしわは、アイロンの蒸気が効果的。 | スーツの寿命を長くする30の方法

1日を振り返ると、ジャケットにしわができる場面がたくさんあります。

椅子の背にもたれたり、車を運転したり、電車の座席に座ったりなどです。

特にジャケットは、背中にしわが寄りやすい。

朝はきれいだったジャケットも、1日着たまま仕事をしていると、夜には多くのしわができるもの。

これでは、せっかくかっこいいジャケットも台無しです。

そんなジャケットのしわを伸ばすなら、アイロンの蒸気を活用しましょう。

まず注意したいのは、アイロンの当て方です。

アイロンをジャケットに直接当てるのは、控えたほうがいいでしょう。

生地をアイロンで押し付けると、しわはきれいに取れますが、生地の自然な弾力や感触が失われます。

てかりやすくなり、ジャケットの寿命を縮める原因にもなります。

しわを取ろうとするとき、ありがちなミスのため、注意が必要です。

アイロンを生地から少し離して、蒸気だけ当てていきます。

高温蒸気が本来の生地の弾力をよみがえらせ、自然にしわが取れていきます。

蒸気が蒸発するとき、ジャケットに含まれる不快なにおいも取り除くため、一石二鳥です。

もしアイロンの準備が手間なら、市販のしわ取り専用のスプレーもいいでしょう。

アイロンの蒸気にはかないませんが、忙しくて手軽に素早く済ませたければ、最適です。

スーツの寿命を長くする方法(11)
  • スーツのしわを伸ばすときは、アイロンのスチームやしわ取り専用のスプレーを利用する。
12

なぜ、スーツのハンガーは、木製が最適なのか。

なぜ、スーツのハンガーは、木製が最適なのか。 | スーツの寿命を長くする30の方法

スーツを長持ちさせたければ、3種類のハンガーを使い分けるのが適切です。

「ジャケット用のハンガー」「シャツ用のハンガー」「スラックス用のハンガー」です。

それぞれスーツの形が違えば、ハンガーの形も違って当然ですね。

型崩れを防ぐためにも、専用のハンガーを使い分けましょう。

さて、これらのハンガーを選ぶとき、3種類に共通する大切なポイントがあります。

できれば、木製を選びたい点です。

鉄製やプラスチック製もいいのですが、こだわりがなければ、木製を選ぶのがいちばんです。

「見た目がきれい」「型崩れを防ぎやすい」「静電気が起こらない」などもメリットがありますが、それだけではありません。

木製のハンガーには、ほかにも素晴らしい効果が、3つ備わっています。

「除湿効果」「防臭効果」「芳香効果」です。

  1. 除湿効果

1日使ったジャケットやシャツは、意外に多くの汗が染み込んでいます。

木製のハンガーは、木目から湿気を素早く吸収してくれます。

特にハンガーは、構造上、スーツの内側の除湿が得意です。

普通の除湿剤では手の届かない湿気まで、きれいに取り除いてくれるのです。

  1. 防臭効果

木は、湿気を吸い取るだけでなく、不快なにおいも吸い取ってくれます。

木のおかげで悪臭を効率よく取り除け、スーツやクローゼットは、常に新鮮な状態を保てます。

  1. 芳香効果

ほのかな木の香りは、人を安心させます。

自然の素材からつくられている木製のハンガーは、スーツやクローゼットに自然な香りを与えてくれるでしょう。

素晴らしい収納空間を保ち、クローゼットを開けるのが楽しくなるに違いありません。

「除湿効果」「防臭効果」「芳香効果」の3拍子がそろっているのは、天然の素材ならではの力です。

木製のハンガーは少し高価ですが、数多くの価値もあり、元はすぐ取れるでしょう。

スーツの寿命を長くする方法(12)
  • こだわりがなければ、スーツに使うハンガーは、木製を選ぶ。
13

アイロンの蒸気を当て終わったジャケットは、すぐクローゼットに収納しない。

アイロンの蒸気を当て終わったジャケットは、すぐクローゼットに収納しない。 | スーツの寿命を長くする30の方法

ジャケットのしわを伸ばすときは、アイロンの蒸気が効果的です。

温かい蒸気を当てるだけで、素材に備わる本来の弾力や感触がよみがえり、自然にしわが取れていきます。

しわが気になる部分は、しわの部分を軽く伸ばしながら蒸気を当てると、きれいにしわが取れるでしょう。

さらに蒸気が蒸発するとき、不快なにおいも取り除いてくれるため、一石二鳥なのです。

さて、蒸気でしわを伸ばすまではいいのです。

注意したいのは、蒸気でしわを伸ばした後です。

蒸気を当てた後、すぐクローゼットに収納するのはNGです。

すぐ片付けたい気持ちがあっても、ここは重要なポイントです。

蒸気を当てた後、すぐクローゼットに収納すると、ジャケットに含まれる水分が、クローゼットの中で蒸発します。

湿気がクローゼットにこもるため、かびやにおいの原因になります。

ジャケットだけでなく、ほかの衣類やクローゼットにも、影響するのです。

しわを取り終えたジャケットは、しばらくハンガーに掛けたままにしておきましょう。

直射日光は避けた、風通しの良い場所が適切です。

窓を開けたりエアコンを使ったりして風通しをよくしておくと、効果的です。

3時間ほどハンガーに掛けたままにすれば、きれいに蒸発するでしょう。

この対策は、しわ取り専用のスプレーを使った場合も同じです。

完全に蒸発してから、クローゼットに収納するのが正解です。

スーツの寿命を長くする方法(13)
  • 蒸気などでしわを伸ばしたジャケットは、水分が蒸発してから、クローゼットに収納する。
14

1日着たスーツは、1日以上は休ませたい。

1日着たスーツは、1日以上は休ませたい。 | スーツの寿命を長くする30の方法

気に入ったスーツは、毎日着たいと思うもの。

ただし、毎日着たいと思っても、できるだけ避けたほうがいいでしょう。

1日着たスーツは、1日以上は休ませたいところです。

使用回数と使用頻度は、似て非なるものです。

使用回数は同じでも、使用頻度が多ければ、消耗も早くなります。

スーツを生き物として考えると、わかりやすいでしょう。

人が休みなく毎日働き続ければ、健康を崩しやすくなりますが、それはスーツでも同じこと。

スーツも、休みなく毎日働き続ければ、普通以上に生地の消耗が激しくなります。

1日着たスーツは、1日以上は休ませましょう。

できれば、3着のスーツを1日ごとにローテーションして着るのが理想です。

一定時間休ませることで、スーツに染み込んだ汗が蒸発して、しわを取り除きます。

使用回数は同じでも、使用頻度を抑えることで、長持ちさせることができます。

スーツの寿命を長くする方法(14)
  • 1日着たスーツは、できれば1日以上は休ませる。
15

スラックスは、専用ハンガーを使って、しわを伸ばす。

スラックスは、専用ハンガーを使って、しわを伸ばす。 | スーツの寿命を長くする30の方法

スラックスを休めるとき、ハンガーのポール部分に、2つ折りにしてつるす方法があります。

もちろんこのつるし方でもいいのですが、長時間つるしたままにしておくと、折り目が付きやすくなります。

スラックスを休めるとき、できれば専用のハンガーを使いましょう。

世の中には、普通のハンガーとは違い、スラックス専用のハンガーが存在します。

スラックス専用のハンガーは、少し変わった形が特徴です。

「クリップが付いたハンガー」と言えば、イメージしやすくなるでしょう。

さて、ハンガーを使ってつるすときに、大切なポイントがあります。

あえてズボンを逆さまにして、裾を挟んだ状態でつるしましょう。

なぜ、逆さまにするのか。

重みを利用するためなのです。

スラックスは、裾よりウエストのほうが、重みがあります。

重い部分を下側にするほうが、重みによってスラックスが伸びやすくなります。

短時間でも、自然としわを伸ばす効果が期待できるのです。

ただし、重みを利用するとはいえ、ベルトをしたままつるすのはNGです。

スラックスのベルトを通す布部分まで引っ張られ、痛めてしまいます。

面倒かもしれませんが、きちんとベルトを外してからハンガーにつるしましょう。

ハンガーの選び方とつるし方によって「しわをつくるか、取るか」という正反対の違いを生むのです。

スーツの寿命を長くする方法(15)
  • スラックスを休めるときは、専用ハンガーを使い、逆さまにしてつるす。
16

スラックスのブラッシングは、ハンガーにつるした状態が最適。

スラックスのブラッシングは、ハンガーにつるした状態が最適。 | スーツの寿命を長くする30の方法

スラックスは、上着に比べて汚れが付着しやすい部分です。

歩いたとき、足元から跳ね返る汚れがつくのは、まずスラックス。

スーツ全体の中でも、特に入念なブラッシングが必要な部分と言っていいでしょう。

ポケットに入っているハンカチやティッシュは、一度取り出しておきましょう。

面倒でも、ベルトも一度外しておきます。

そんなスラックスのブラッシングは、床やテーブルの上ではなく、ハンガーにつるした状態が最適です。

ジャケット用の普通のハンガーでもいいのですが、できればスラックス専用のハンガーがいいでしょう。

「床やテーブルの上で十分ではないか」と思いますが、最大のポイントは、重力です。

ハンガーにつるすと、重力の力を利用できるため、ブラッシングで汚れがスムーズに落ちやすくなります。

重力によってスラックスがぴんと伸びるため、ブラッシングと同時に、しわを伸ばす効果も出てくるのです。

ブラッシングは、重力の方向に合わせて、上から下に向けると、落ちやすくなります。

汚れやすい膝から下は、入念にブラッシングをします。

裾周りは、表だけでなく裏側も、時間をかけてブラッシングをしましょう。

もし、裾がダブルの場合は、折り返しの部分に、汚れがたまりやすくなります。

縫い止めに気をつけながら、一度、裾を伸ばします。

ブラシの先をつかってかき出すようにすると、しつこい汚れも取れやすくなるでしょう。

スーツの寿命を長くする方法(16)
  • スラックスは、スラックス専用のハンガーにつるした状態で、ブラッシングをする。
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スラックスのアイロンがけは、当て布が必須。

スラックスのアイロンがけは、当て布が必須。 | スーツの寿命を長くする30の方法

スラックスのアイロンがけは、ワイシャツを除き、直接アイロンは当てないのが基本です。

スラックスにアイロンを直接当てると、アイロンが効きすぎてしまいます。

きれいにしわが伸びて、折り目も付けられるのですが、素材の弾力が失われて薄くなり、てかりやすくなります。

生地の本来の弾力や風合いが損なわれ、スラックスを傷めてしまう原因になります。

スラックスのアイロンがけでは、当て布を使いましょう。

当て布とは、アイロンをかけるとき、布地を痛めないように、衣服の上にのせる布のことです。

当て布とはいえ、特殊な素材の布があるわけではありません。

市販されているアイロン用の当て布を使えば最適ですが、普段から使っている布でも使えます。

「綿の布」という条件さえ満たしていれば、タオルでもハンカチでも、大丈夫です。

当て布の使用は、特にウール・シルク・カシミヤなど、繊細な素材が使われているスラックスでは絶対条件です。

スラックスの寿命に影響する点ですから、面倒と思わず、アイロンがけでは必ず使用するようにしましょう。

当て布の色は自由ですが、できれば白色系がおすすめです。

白色系の当て布は、アイロンをかけるときに下の様子が透けて見えるため、便利です。

アイロンの温度は、スーツは繊細な生地であるため、低から中程度が適切です。

熱を与えることで、スラックスに付着する虫や卵を撃退できます。

スーツの寿命を長くする方法(17)
  • スラックスのアイロンがけは、白色系の当て布を使う。
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定期的に虫干しをしよう。

定期的に虫干しをしよう。 | スーツの寿命を長くする30の方法

スーツは、定期的に虫干しするのが得策です。

虫干しとは、かびや虫の害を防ぐため、衣服を日に干したり風に当てたりする行為をいいます。

夏によく行われることから「夏干なつぼし」や「土用干どようぼし」とも呼ばれることがあります。

夏になると、親がタンスから衣類を取り出し、部屋に干す様子を見たことがある人も多いのではないでしょうか。

この虫干しは、日常の衣類だけでなく、スーツにも効果的です。

天気がよくて湿気の少ない日に、窓を開けて、部屋の風通しをよくします。

直射日光の当たらない場所に、ハンガーで1日つるしておくだけでOKです。

虫干しに、特別な技術は不要で、誰でも簡単にできますね。

私たち人間に例えると「大型連休でしっかり体を休める」と言ったところでしょうか。

スーツも、生き物として考えるといいでしょう。

定期的な虫干しによって、かびや虫の害を防げるため、スーツの寿命も長くなります。

スーツの寿命を長くする方法(18)
  • 定期的に、スーツを虫干しする。
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アイロンがけに自信がなければ、思いきってクリーニング。

アイロンがけに自信がなければ、思いきってクリーニング。 | スーツの寿命を長くする30の方法

スーツのアイロンがけには、ある程度の知識や技術が必要です。

アイロンの温度や当て布の使い方などです。

アイロンを当てる強さや手際のよさも、仕上がりに違いを生むポイントです。

知識と技術のバランスが大切であり、1つでも間違えると、素材を痛める原因になります。

職人技と言えば大げさですが、アイロンの扱いも、奥が深いものです。

正しく扱えば、スーツをきれいに仕上げられます。

逆に扱いが悪ければ、スーツを痛め、寿命を縮めてしまうこともあります。

特にウール・シルク・カシミヤなど、繊細な素材が含まれるスーツの場合、いっそう気遣うでしょう。

もし、アイロンがけに自信がない場合は、難しく考えず、クリーニングに出してはいかがでしょうか。

難しいことは、プロに任せるのがいちばん。

プロが、適切な方法で1枚ずつ対処してくれるため、きれいな仕上がりが確実です。

費用は少しかかりますが、スーツを長持ちさせる価値を考えれば、大きな損失とも言えないでしょう。

アイロンをする時間も節約できる点も、忙しい人には助かるはずです。

アイロンに自信がないときには、強引に自分でするより、プロにお願いしましょう。

スーツの寿命を長くする方法(19)
  • 繊細な素材の扱いに自信がなければ、思いきってクリーニングを利用する。
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クリーニングに出すときに意識したい、5つの心遣い。

クリーニングに出すときに意識したい、5つの心遣い。 | スーツの寿命を長くする30の方法

「洗うのは業者」と思いますが、やはり業者も人間であり、完璧ではありません。

クリーニングに出すときに心遣いがあると、仕上がりが、さらによくなる場合があります。

  1. ポケットの中身を取り出しておく

ポケットに物が入ったままクリーニングに出すと、仕上がりに影響することがあります。

ポケットに物が入っていれば、業者が取り除いてくれるはずですが、確実ではありません。

ポケットに入れたままクリーニング処理をすれば、スーツを汚したり、痛めたりする場合があります。

クリーニングに出す際は、ポケットに物が入っていないことを確認しておきましょう。

  1. 汚れの詳細を伝える

一言で「汚れ」と言っても、さまざまなタイプがあります。

血の跡とコーヒーのしみとでは、落ち方も落とし方も違います。

落ちにくい汚れには、特殊な技術が必要になる場合があります。

クリーニングに出す際、汚れの詳細を伝えておけば、業者は適切な処理を判断しやすくなります。

何も言わずにクリーニングに出すときより、きれいに仕上げてもらいやすくなるでしょう。

  1. できれば、上下一式でクリーニングに出す

ジャケットとスラックスを別々でクリーニングに出すと、戻ってきたとき、雰囲気に違いが出ることがあります。

クリーニングの影響で、色合い・肌触り・光沢などに片寄りが発生しやすくなるからです。

スーツをクリーニングに出すなら、できれば上下一式が安心です。

一緒に洗うことで、スーツ全体の調和が保てるため、美しく着用できます。

  1. 特別な事情がある場合は、きちんと伝える

スーツの一部に不安要素があれば、きちんと伝えましょう。

取れかけているボタン、空きかけの穴、生地が薄くなっている部分などです。

ウールやカシミヤなど、特殊な素材を使っている場合も、念のため伝えておくほうが安心です。

素材によってクリーニングの処理方法が異なる場合があります。

特別な事情をきちんと伝えておけば、クリーニング業者は、その部分に注意を払えます。

  1. クリーニングが戻ってくれば、仕上がりの状態をすぐ確認する

クリーニングでスーツが戻ってくれば、まず仕上がりの状態を確認しましょう。

プロによる仕事のため、基本的に問題はないはずですが、絶対ではありません。

汚れが落ちきれていなかったり、ボタンが取れていたりなどする場合があります。

家に戻ってから確認してもいいのですが、話がこじれる可能性があります。

クリーニングが戻ってきたときに確認すれば、問題があったとき、すぐやり直しに対応してくれるはずです。

スーツの寿命を長くする方法(20)
  • スーツをきれいに仕上げる、5つのポイントを押さえる。
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ドライクリーニングとウェットクリーニングの違い。

ドライクリーニングとウェットクリーニングの違い。 | スーツの寿命を長くする30の方法

「ドライクリーニングにしますか。ウェットクリーニングにしますか」

クリーニングに出そうとする際、唐突に聞かれることがあります。

それぞれの違いがよくわからなければ、返事に困ってしまうでしょう。

では、それぞれの違いについて、見ていきましょう。

ドライクリーニング

ドライクリーニングとは、水で直接洗うのではなく、蒸気や揮発性溶剤を使って汚れを落とす洗濯方法です。

布地を痛めず、油性の汚れを落とすためによく使われます。

ウール・シルク・カシミヤなど、水の影響を受けやすい素材は、ドライクリーニングです。

ただし、油系の汚れは落ちる一方、汗などの水溶系の汚れは落ちにくい特徴があります。

水溶系の汚れを落とす場合は、ウェットクリーニングの出番です。

ウェットクリーニング

ウェットクリーニングとは、洗浄液として水を使った洗濯方法です。

私たちが洗濯といえば、水を使うイメージが一般的で、簡単な印象があるでしょう。

ところがクリーニングでは、水を使うほうが高度な技術を必要として、手間がかかります。

ウェットクリーニングは、汗・尿・血液など、水溶性の汚れを除去するときに大きな効果を発揮します。

また素材の都合上、ウェットクリーニングが不可能な製品も、ドライクリーニングの対象です。

考え方としては「ドライクリーニングで落ちない汚れは、ウェットクリーニング」と覚えておけばいいでしょう。

ウェットクリーニングは高度な技術が必要であるため、信頼できるお店を選び、よく相談してからお願いしましょう。

さて、ドライクリーニングとウェットクリーニングの判断が難しければ、クリーニング業者に任せるのが安心です。

汚れの種類や細かい条件によって、適切な方法が変わります。

まれなケースですが「ドライクリーニングとウェットクリーニングの両方が必要」という場合もあります。

スーツの寿命を長くする方法(21)
  • ドライクリーニングとウェットクリーニングの違いを、理解する。
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クリーニングから戻ってきた衣類は、袋に入れたまま収納しない。

クリーニングから戻ってきた衣類は、袋に入れたまま収納しない。 | スーツの寿命を長くする30の方法

クリーニングから戻ってきた衣類は、袋に入っている状態が一般的です。

きれいな状態を少しでも長く維持したいと思えば、袋に入れたまま収納する人も多いのではないでしょうか。

良かれと思ってしやすいパターンですが、実は、適切とは言いにくい収納方法です。

クリーニングから戻ってきたスーツは、袋から取り出して収納するのが適切です。

その理由は、3つあります。

  1. 薬剤のにおいを解消させるため

クリーニング直後の衣服は、薬剤のにおいが目立ちます。

袋に入れたままでは密閉状態になり、薬剤のにおいが解消されません。

早めに袋から取り出すことで、薬剤のにおいが取り除けるのです。

  1. 汚れに気づくため

まれに、クリーニングの仕上がりが不完全である場合があります。

薬剤の湿り気が残っていたり、汚れが落ち切れていなかったり、ボタンが取れていたりなどです。

そうした点は、やはり袋から取り出さなければ気づけないのです。

  1. 湿気対策のため

袋に入れたままでは、通気性が悪く、変色によって黄ばむことがあります。

ビニール包装には、透明度を保つために酸化防止剤が使われている場合があるため、要注意です。

湿気が袋の中にこもるため、カビや黄ばみの原因になるのです。

さて、以上の理由から、クリーニングから戻ってきたスーツは、早めに袋から取り出しましょう。

早めに袋から取り出し、新鮮な空気に触れやすい状態にしておくことが大切です。

余裕があれば、収納前に、少し虫干ししておくのもいいでしょう。

直射日光の当たらない場所で、新鮮な空気に触れさせてから収納すれば、スーツの寿命もいっそう長持ちします。

スーツの寿命を長くする方法(22)
  • クリーニングから戻ってきた衣類は、袋から取り出して、収納する。
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スーツのクリーニングは、やりすぎに要注意。

スーツのクリーニングは、やりすぎに要注意。 | スーツの寿命を長くする30の方法

スーツのクリーニングは、やりすぎに要注意です。

もちろんにおいや汚れが気になれば、すぐクリーニングに出したほうがいい場合もあります。

汚れやにおいが目立つスーツのままでは、相手に不快を与え、ビジネスにも影響するでしょう。

しかし、深く考えることなく、頻繁にスーツをクリーニングに出しているなら、頻度を見直したほうがいいでしょう。

クリーニングは、やりすぎると、消耗を早めます。

クリーニングには、欠点があります。

ドライクリーニングであれ、ウェットクリーニングであれ、衣類に負荷がかかる点です。

クリーニングは、処理の都合上、ある程度のダメージを与えます。

普通に水で洗濯すれば、色落ちしたり繊維が薄くなったりしますが、それはクリーニングでも同じこと。

程度の差はあれ、色落ちしたり繊維が薄くなったりします。

たとえば、スーツを毎月クリーニングに出すのは、考え直したほうがいいでしょう。

ワイシャツは肌に触れるため、頻繁なクリーニングが必要ですが、スーツは大事に扱えば、頻度を抑えられるはずです。

そのための、ブラッシングであり、木製のハンガーです。

「スーツを休ませる」という手入れも、クリーニングの頻度を抑える意味があります。

スーツのクリーニングは、3カ月に1回程度が一般的です。

「1シーズンに1回程度」を目安にするとわかりやすいでしょう。

においや汚れが気になる場合は、その限りではありませんが、適切な頻度を心がけたほうが、スーツも長持ちするのです。

スーツの寿命を長くする方法(23)
  • スーツのクリーニングは、においや汚れが気になる場合を除き、3カ月に1回程度を目安とする。
24

同じ柄のスーツを毎日使いたい。

同じ柄のスーツを毎日使いたい。 | スーツの寿命を長くする30の方法

同じ柄のスーツを毎日使いたいという人もいるでしょう。

ジャケットやスラックスなど、気に入っているスーツがあれば、同じものでも毎日着たくなるものです。

しかし、スーツを長持ちさせるなら、休ませる期間を設けるのが常識です。

難しい条件に思えますが、実は、単純な解決方法があります。

同じ柄のスーツを複数持てばいいのです。

柄は同じでも、1日ごとにスーツを取り換えれば、うまく休ませることができます。

少し費用はかかりますが、毎日お気に入りのスーツに触れることができます。

スーツに限った話ではありませんが、同じものを複数持つとき、私たちの生活は豊かになります。

普通に考えると、1番は1つだけです。

しかし、1番のお気に入りを複数持つと、1番を複数にできます。

「同じものを複数持つ」という選択肢を、私たちの生活に取り入れてみてはいかがでしょうか。

「同じものでもいいから、複数持ちたい」という気持ちを大切にしましょう。

今まで1つしかなかった1番が、複数になります。

だから、生活を豊かにできるのです。

スーツの寿命を長くする方法(24)
  • 毎日同じスーツを着たければ、同じ柄を複数持つ。
25

ネクタイは、小さくても、印象に大きく関わる存在。

ネクタイは、小さくても、印象に大きく関わる存在。 | スーツの寿命を長くする30の方法

お手入れで手抜きをしがちなのは、ネクタイです。

ジャケットやスラックスは目立つため、手入れの配慮も行き届きやすい。

一方でネクタイは、意外に手入れを怠りがちではないでしょうか。

しかし、ネクタイは小さくても、印象に大きく関わる存在です。

ネクタイは体の中心にあり、顔にも近いため目立ちます。

ネクタイもスーツの重要な一部ですから、手抜きせず、きちんと手入れをしましょう。

  • 保管方法

まず気をつけたいのは、2つ折りです。

2つ折りにして保管するのは、折り目がつくため、適切ではありません。

クローゼットに備え付けのポールがあれば、それに掛けておくといいでしょう。

ポールがなければ、ネクタイ専用のハンガーも販売されているので、それを利用するのも方法です。

ポールもハンガーもなければ、ネクタイを、細いほうから柔らかく丸めて保管しても大丈夫です。

小さくまとまるため、引き出しの隅でも収納できるようになります。

  • 1日着用したネクタイは、1日以上、休める

毎日同じネクタイを着用していると、消耗が早くなり、寿命を縮めます。

ネクタイも、ジャケットやスラックス同様、休ませる期間が必要です。

1日着用したネクタイは、しわが伸びる時間を考慮して、1日以上、休ませるといいでしょう。

  • しわが取れるまで待てないとき

しわが取れるまで待てないときは、アイロンの蒸気を当てると、しわを取りやすくなります。

ただし当てすぎると、水分を多く含みすぎるため、必要な部分に最小限で当てるのが適切です。

湿気の残ったお風呂場につるす方法も効果的です。

  • ネクタイもクリーニングに出せる

ネクタイもクリーニングに出せます。

ウール・シルク・カシミヤなど、繊細な素材の手入れに自信がなければ、専門業者に任せるのもいいでしょう。

費用はかかりますが、お気に入りのネクタイを長持ちさせたければ、最も無難な方法です。

スーツの寿命を長くする方法(25)
  • ネクタイの手入れの方法を、きちんと意識する。
26

スーツが雨でぬれたときの、お手入れの方法。

スーツが雨でぬれたときの、お手入れの方法。 | スーツの寿命を長くする30の方法

スーツが雨でぬれたときは、お手入れも少し工夫が必要です。

まず気をつけたいのは、布類。

ぬれたスーツは、タオルやハンカチなどで拭きたくなりますが、注意が必要です。

水滴を素早く拭き取れますが、布の繊維がスーツに付着して、見苦しくなるでしょう。

また、布でスーツをこするのは、摩擦によって生地を傷める原因にもなります。

では、スーツが雨でぬれたとき、どうすればいいのか。

最も適切なのは、自然乾燥です。

気になる水滴は、スーツを軽くはたいて落としましょう。

完全に落とす必要はなく、大きな水滴を落とすだけで十分です。

もし泥が付着しているなら、湿らせたタオルを使って、その部分をピンポイントで拭き取ります。

次に、直射日光が当たらず、風通しの良い場所にハンガーでつるしておきます。

ジャケットは、ジャケット用のハンガー、スラックスはスラックス用のハンガーです。

後は、乾くまで干しておくだけです。

クローゼットにしまうのは、湿気がこもるため厳禁です。

当然ですが、翌日になっても乾いていない場合があります。

そのためにも、代わりのスーツを何着か準備しておくと安心です。

エアコンや扇風機の風を当てて乾かすという方法も効果的です。

ドライヤーは、熱が生地を傷める原因になるため、できるだけ使用は控えたほうがいいでしょう。

どうしてもドライヤーを使いたければ、近くで当てすぎず、熱に十分注意しましょう。

スーツの寿命を長くする方法(26)
  • スーツが雨でぬれたときは、タオルやハンカチでは拭かず、自然乾燥にする。
27

スーツにタバコのにおいが付いたときの対処方法。

スーツにタバコのにおいが付いたときの対処方法。 | スーツの寿命を長くする30の方法

スーツの大敵の1つが、タバコのにおい。

スーツが雨にぬれたときも対処に苦労しますが、タバコのにおいは、さらに苦労するでしょう。

水滴とは違い、タバコのにおいは目に見えず、量もわからず、対処に困るところ。

タオルで拭くこともできなければ、ドライヤーですぐ取り除くのも難しい。

においの分子が繊維の奥まで浸透すると、こびりついて落ちにくく、取れるまでに数日かかることも珍しくないのです。

あなたなら、どうしますか。

まず前提として、タバコの習慣を見直すことから始めましょう。

特に営業や接客など、お客さまと直接接する仕事では、においはビジネスに影響します。

スーツに悪影響を与えるだけでなく、健康にもビジネスにも良くありません。

円滑な人間関係と快適なビジネスのためにも、できるだけ喫煙は控えたほうがいいでしょう。

ただし、自分はタバコを吸わなくても、相手が喫煙者で、仕方ない状況もあります。

スーツにタバコのにおいが付いたとき、どうすればいいのか。

自然に取れるのを待つのもいいのですが、少し時間がかかりすぎます。

現実的な方法としては、消臭スプレーです。

市販されている消臭スプレーを使って、においを落としましょう。

スーツの外側だけでなく、内側もしっかりスプレーをします。

ただし、消臭スプレーを使っても、そのままクローゼットにしまうのは控えたほうがいいでしょう。

消臭スプレーとはいえ、完全ではありません。

においがクローゼットにこもり、においがほかのスーツに移ります。

においが取れるまでは、日陰の風通しの良い場所に、ハンガーでつるしておくのが適切です。

スーツの寿命を長くする方法(27)
  • タバコのにおいは、消臭スプレーを使ったうえで、日陰の風通しの良い場所に、ハンガーでつるしておく。
28

スーツ全体のにおいを取り除く方法は、もっと身近なところにあった。

スーツ全体のにおいを取り除く方法は、もっと身近なところにあった。 | スーツの寿命を長くする30の方法

スーツ全体のにおいを取り除くとき、どうしますか。

たばこのにおいとは限りません。

汗のにおいや、外食によるにおいもあるでしょう。

しばらく部屋でハンガーにつるした状態でも取り除けますが、少し早めに取り除きたい場合があります。

消臭スプレーを利用すると、手軽で効果的ですね。

しかし、実は私たちのもっと身近なところに、スーツのにおいを取り除く手軽な方法があります。

入浴が終わった浴室なのです。

入浴が終わった浴室の湯気を利用しましょう。

入浴後の湿気が残った浴室に、ジャケットをハンガーに掛けて、15分から30分ほどつるしておきます。

スラックスの場合は、スラックス専用のハンガーで、逆さまにつるしておくといいでしょう。

その後、別の部屋にて一晩ハンガーで休ませれば、湿気が蒸発するとき、生地からにおいを取り除いてくれます。

同時にしわを伸ばす効果もあり、一石二鳥です。

毎日の入浴を賢く利用すれば、スーツはもっと長持ちするでしょう。

スーツの寿命を長くする方法(28)
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スーツの手入れと部屋の掃除には、つながりがある。

スーツの手入れと部屋の掃除には、つながりがある。 | スーツの寿命を長くする30の方法

スーツをクローゼットに収納する前、一時的に部屋で干す場面があります。

たとえば、雨にぬれたスーツは、自然乾燥させるため、風通しの良い場所で陰干しします。

クリーニングから戻ってきたスーツも、溶剤のにおいを取り除くため、しばらく部屋で干す場合が多いでしょう。

直射日光が当たらず、風通しの良い場所なら、基本的にどこでもかまいません。

ただし、ここで盲点があります。

いくら直射日光が当たらず、風通しの良い場所でも、ほこりが舞いやすいところでは意味がないのです。

つるしている間に、スーツにほこりが付着して、スーツを汚してしまうのです。

では、なぜほこりが舞いやすいのかというと、単純な理由です。

理由の大半は、部屋の掃除を怠っているのです。

いくらスーツを手入れしても、その部屋がほこりだらけでは意味がありません。

風の温度・強さ・当て方などの問題ではありません。

エアコンであれ、扇風機であれ、ドライヤーであれ、ほこりだらけの空気では、かえってスーツを汚してしまいます。

部屋の掃除を怠れば、間接的に、スーツの寿命にも影響するわけです。

スーツを長持ちさせようと思えば、部屋の掃除も必要です。

定期的に部屋を掃除して、ほこりをしっかり取り除きましょう。

部屋がきれいになれば、空中を舞うほこりも減り、スーツの手入れもスムーズになります。

スーツの寿命を長くする方法(29)
  • 部屋を舞うほこりを減らすために、定期的に部屋の掃除をする。
エピローグ
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スーツを長期保管するときの3つのポイント。

スーツを長期保管するときの3つのポイント。 | スーツの寿命を長くする30の方法

季節別のスーツの場合、シーズンオフになれば、長期保管です。

長期保管の際、最も注意したいのが、カビや虫の害などでしょう。

普通にたたんで保管するのもいいですが、保管方法にも工夫があります。

次の3つの工夫を押さえた保管方法を心がけたほうが、スーツもきれいな状態が保てます。

  1. 収納前はクリーニング

収納前は、クリーニングに出しておきましょう。

カビや虫は、汗や汚れが大好きです。

汚れた状態で長期間保管すると、カビが生えたり虫が付いたりしやすくなります。

クリーニングに出して、しっかりきれいな状態にしてから保管したほうが、カビや虫食いをしっかり防止できます。

クリーニングの費用はかかりますが、長持ちしやすくなる効果を考えれば、実は節約であると気づくでしょう。

  1. できれば防虫加工のクリーニング

クリーニングは、普通のタイプでもいいのですが、できれば防虫加工のタイプがおすすめです。

虫を寄せ付けない特殊な加工が施され、長期間の保管に適しています。

費用はかかりますが、特に大事なスーツに絞って利用するのもいいのではないでしょうか。

  1. 防虫カバーに入れて保管

クリーニング後のスーツは、素のままでハンガーに掛けるより、カバーに入れて保管しましょう。

カバーに入れることで、虫の侵入を防げます。

カバーのタイプも、できるだけ虫を寄せ付けない防虫カバーを選ぶと、いっそう効果的です。

スーツの寿命を長くする方法(30)
  • スーツを長期保管する場合は、防虫加工のクリーニングに出した後、防虫カバーに入れる。

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