執筆者:水口貴博

ビジネスパーソンのための30の食事マナー

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無礼講だとはいえ、本当に無礼になってはいけない。

無礼講だとはいえ、本当に無礼になってはいけない。 | ビジネスパーソンのための30の食事マナー

会社の仕事関係では、終業後に大勢で集まる会がよく開かれます。

忘年会、新年会はお決まりですね。

また季節の変わり目には、職場のみんなと飲みに向かうことがあります。

大きな仕事区切りに、祝いも兼ねて、プロジェクトのメンバー全員で飲みに行くこともあるでしょう。

そうしたときには、上司がこういうことをよく言います。

「さあ、今日は無礼講だ。仕事のことは忘れて飲んでくれ!」

上司が仕事の堅苦しい雰囲気を和ませるために、わざわざ気を使ってくれます。

無礼講とは「仕事の上限関係をなくして、打ち解けて飲み合おう」という意味です。

ここでよく失敗する人がいるのですが、無礼講だからとはいえ、本当に無礼になってしまう人がいるのです。

礼儀を忘れ、敬語、謙譲語を使わず、偉そうな態度で上司に話しかけます。

「前から思っていたのですが、部長は髪が少なすぎですよ」

「仕事が大変で死にそうですよ。辞めようかな」

「これからも頑張ってくれよ、部長!」

いくら無礼講とはいえ、これでは上司を怒らせてしまい、次の日から関係がぎくしゃくしてしまいます。

上司はあくまで上司です。

無礼講は、無礼講という意味ではないのです。

「リラックスをして、打ち解けて楽しく飲もう」という意味です。

飲み会の席で「無礼講だ」とはいえ、本当に無礼になってはいけないことに注意が必要です。

もちろんいつもと変わらない堅苦しい雰囲気では、つまらなくなります。

適度にリラックスを心がけて飲みを楽しむのがいいでしょう。

ビジネスパーソンのための食事マナー(6)
  • 無礼講だとはいえ、無礼にならないように気をつける。
食事中のタバコは、マナー違反。

ビジネスパーソンのための30の食事マナー

  1. テーブルの上に荷物を置かない。
  2. 食事の際は、音を立てないこと。
  3. 乾杯のときに、グラスをかちんと合わせてはいけない。
  4. 飲み終わったお吸い物の蓋は、元どおりに閉めておくこと。
  5. 食べかけたものを、皿に戻してはいけない。
  6. 無礼講だとはいえ、本当に無礼になってはいけない。
  7. 食事中のタバコは、マナー違反。
  8. 食事中に会話をしてもいいが、口に食べ物を入れたままは厳禁。
  9. 飲みに行っても、翌日の仕事に支障を来さないこと。
  10. 乾杯のときには、お酒が飲めなくても口だけはつける。
  11. 勢いに乗っても、酔いつぶれてはいけない。
  12. 洋食では「食事中」「食事が終わりました」というサインがある。
  13. レストランで店員を呼ぶとき、大声を出さない。
  14. 食事中に携帯電話を触らない。
  15. 内輪にしかわからない話題は、控えよう。
  16. 忘れる人が多い、おごってもらったときのお礼。
  17. おしぼりで、顔を拭いていませんか。
  18. ウエイター、ウエイトレスを「お兄ちゃん、お姉ちゃん」と呼ぶ人は、品位を疑われる。
  19. 仕事で喫茶店へ行く場合は、周りに合わせて注文すること。
  20. 食事の場は、上司に仕事力をアピールするチャンス。
  21. 食事のスピードは、相手に合わせること。
  22. 上司からの飲みの誘いは「仕事の延長」である。
  23. 内部の機密情報を、外で口にしてはいけない。
  24. テーブルの上より下に、本性が現れる。
  25. おごってもらったら、お礼を伝えるチャンスは3回ある。
  26. 基本的に、出てきた料理は残さないこと。
  27. 立食パーティーでは、椅子を独り占めしないこと。
  28. 立食パーティーでは、決まりきった仲間で固まらない。
  29. バイキング(ビュッフェ)形式では、料理の前で立ち止まり続けないこと。
  30. バイキング(ビュッフェ)形式では、皿に何種類も盛り付けしないこと。

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