公開日:2012年7月30日
執筆者:水口貴博

感じのいい電話対応の30のマナー

  • 携帯電話が登場して、
    待ち合わせにずぼらな人間が増えた。
感じのいい電話対応の30のマナー

携帯電話が登場して、待ち合わせにずぼらな人間が増えた。

21世紀に入ってから、携帯電話が一般に普及し始めました。
携帯電話は、固定電話とは違い、移動しながら連絡を取り合えます。
便利であり、当時は画期的でした。

「もしもし」の最初の一声を、ワントーン上げるだけで、会話は弾む。

電話をかけたとき「もしもし」から始まります。
電話をかけたときや、かかってきたとき、最初に口にする言葉です。
「これから会話を始めますよ」という合言葉です。

名前がわかっていても、名乗る。

電話をかけたとき、名前を名乗らずに、会話を始めていませんか。
よくありがちなのは、親しい友人との会話です。
電話のディスプレイに名前が表示されていれば、前もって誰からの電話なのかわかります。

電話で会話を始める前は、相手の都合をうかがうのがマナー。

突然電話をしたとき、どのようなフレーズから会話を始めていますか。
たとえ相手が電話に出たとはいえ「都合がいいのだろう」と思うのは良くありません。
電話に出ることはできても、都合の悪い状況かもしれません。

電話の相槌あいづちは、強調するくらいで、ちょうどいい。

電話で会話中「きちんと話を聞いているのかな」と、不安になったことはありませんか。
会って話をするときは、相槌を打ちます。
表情やうなずきのある相槌があれば、きちんと理解していることがわかります。

見えなくても、相槌あいづちの動きはしたほうがいい。

会って話をするときは、相槌として、首を上下にふります。
うなずきです。
一方、電話で話をするときは、どんなに首を上下に振っても、相手には見えません。

電話で意味ありげな態度を取っても、相手には伝わらない。

会って会話をするとき、意味ありげな態度は、相手の様子からなんとなくわかるものです。
恥ずかしがり屋なら、顔を赤らめている様子が、見てわかります。
勇気がなくて言えなければ、もじもじした様子が、見てわかります。

折り入って話をするときには、事前に短いメールで確認する。

電話で、折り入って話をしたいときがあります。
大きなお願いや、悩みの相談などです。
いきなり電話して折り入って話をしても、相手の反応は鈍くなるでしょう。

何かをしながらする電話は、必ず相手にばれる。

電話中、電話の向こうから、怪しげな音が聞こえてくることがあります。
「もぞもぞ」や「こんこん」という音です。
察するに、どうやら相手は、何かをしながら電話しているようです。

料理中と運転中の電話は、とにかくやめる。

電話をかけたとき「今、大丈夫ですか」と、最初に聞くのがマナーです。
相手は取り込み中かもしれないため、都合を尋ねます。
相手が「大丈夫」と答えれば、話ができます。

「後で折り返します」という言い方は、悩まされる。

電話で話をしている最中、別の電話がかかってくることがあります。
いわゆる割り込み電話です。
「ほかの電話がかかってきたようなので、後で折り返します」と言い、いったん電話を切ることがあります。

人といるときに電話をするなら、一度許可を得ることが大切。

人と会っているとき、電話しなければいけない用件を、ふと思い出すことがあります。
「あっ、電話するのをすっかり忘れていた」という状況です。
あとから電話しようと思いますが、そうもいきません。

酔った勢いでする電話は、失敗する。

酔った勢いで、友人に電話をした経験はありませんか。
酔っているときは、理性と感情のコントロールが失われている瞬間です。
いつもは電話しにくい相手でも、酔っているときには電話しやすく感じます。

急に電話が切れたとき、自分が悪くなくても謝ったほうが、スマート。

携帯電話で会話中、電波が悪いため、急に切れることがあります。
特に、建物の中や地下にいるときは、切れやすいです。
このとき、よくありがちな会話の流れがあります。

電話を間違えてかけてしまったとき、どう対応していますか。

人なら誰でも、一度は電話番号を間違って、電話する経験があります。
悪気はありません。
単に、電話番号を違えてしまい、知らないところへかけてしまいました。

うつむきながらの電話は、気づかないうちに、会話に悪影響が出る。

電話をしているとき、顔はどの方向に向いていますか。
特に気に留めることもない点ですが、地味に大切です。
うつむきながら電話をしていると、気づかないうちに、会話に悪影響が出ます。

どんなに距離が離れていても、会話が弾む共通の話題とは。

友人と電話をするときは、お互い離れているときです。
会えないから、電話をします。
会っていれば、同じ光景を見て会話も合わせることができますが、離れているときはそうもいきません。

レストランの入り口付近で電話をするのは、マナー違反。

レストランで電話をするときは、一度席を離れるのがマナーです。
カジュアルなレストランなら、許されるところもありますが、フォーマルでは気をつけたい点です。
フォーマルなレストランでは、雰囲気に力を入れています。

自分の電話番号は、とっさに言えるようにしたい。

突然ですが、自分の電話番号を覚えていますか。
固定電話や携帯電話の番号です。
自分の電話番号をとっさに言えないと、困ることがあります。

「電話はご遠慮ください」と注意されても、言い返さない。

携帯電話を控えるべき場所があります。
電車、バス、レストランなどです。
病院、劇場、映画館では、電源をオフにするのがマナーです。

一方的に話をしている状態は、会話ではなく、もはや独り言。

【まとめ】
電話での会話を盛り上げようと思い、自分だけ話をしていませんか。
自分がたくさん話をすれば、きっと相手は楽しんでくれるだろうと思います。

用事のない電話が多すぎて、相手の迷惑になっていないか。

仕事関係とは違い、友人関係なら、用事はなくても連絡することがあります。
「今、どうしているのかな」と気になったとき、何の気なしに電話するでしょう。
今日の出来事を話したり、相手の様子をうかがったりなどです。

携帯電話のロックは、自分のためだけでなく、友人のためにかけるもの。

携帯電話に、ロックをかけていますか。
携帯電話には、大切な情報がたくさん含まれています。
自分の名前、住所、電話番号、メールアドレスだけではありません。

電話がつながらないことに腹を立てる人は、友人を失う。

電話をしても、つながらないことがあります。
都合が悪かったり、電波が悪かったり、電源をオフにしたりなどです。
つながらなかったとき、どんな対応をしていますか。

留守番電話の「話があります」というメッセージは、感じが悪い。

留守番電話のメッセージで、よく聞かれるフレーズがあります。
「話があります」です。
よくよく考えると、おかしなメッセージです。

留守番電話に、連絡先も残せば、感じが良くなる。

電話をして、留守番電話になったときのことです。
留守番電話に「折り返し、連絡をください」というメッセージを残すことがあります。
自分から何度か連絡をすればいいのですが、相手に折り返してもらったほうが、都合がいい場合があります。

知らない電話番号の相手を知る方法。

電話を見ると、1件の着信履歴がありました。
電話番号は、知らない人からです。
留守番電話も残っていません。

電話代を理由に、電話を切らない。

「電話代がかかるから、そろそろ切ろう」
そう言われて、電話を切られたことはありませんか。
正直な理由であるのは、わかります。

最後の一言は、3分間、余韻が続く。

電話の最後には、どんな言葉を使っていますか。
仕事関係なら「それでは、失礼します」という言葉が定番です。
友人関係なら「またね。バイバイ」という言葉が多いことでしょう。

すぐ電話を切る人とは、縁も切れる。

電話で会話を終えるときのことです。
「それでは失礼します」と言った瞬間、すぐ電話を切っていませんか。
自分はいいかもしれませんが、相手は不快な思いをしているかもしれません。

全文

プロローグ
1

携帯電話が登場して、待ち合わせにずぼらな人間が増えた。

携帯電話が登場して、待ち合わせにずぼらな人間が増えた。 | 感じのいい電話対応の30のマナー

21世紀に入ってから、携帯電話が一般に普及し始めました。

携帯電話は、固定電話とは違い、移動しながら連絡を取り合えます。

便利であり、当時は画期的でした。

しかし、携帯電話のおかげで便利になった反面、人の心に緩みを生み出す原因にもなりました。

今、待ち合わせにずぼらな人が、増えています。

携帯電話があれば、電波が届くかぎり、いつでもどこでもつながります。

人と待ち合わせの約束をするときのことです。

「携帯電話があるから、着いてから正確な場所を伝えればいいだろう」と思い、約束を曖昧にしがちです。

たとえば「お昼ごろ、駅で待っています」という約束に、心当たりはありませんか。

「お昼ごろ」は、人によって感覚が違います。

「12時ごろ」と思う人もいれば「13時ごろ」と思う人もいます。

「駅」という曖昧な言い方も、良くありません。

北口でしょうか、南口でしょうか。

改札口は、内側でしょうか、外側でしょうか。

はっきりしないのです。

「今、着いたけど、どこにいますか」

「よくわからないです。そちらこそ、今どこにいますか」

「どこにいるのか、よくわかりません。どうしましょう……」

ささいなことですが、いらいらします。

会えそうで、会えないのです。

初めての場所のせいではありません。

携帯電話に頼り切って、待ち合わせの約束を曖昧にしたから、いけないのです。

携帯電話ですぐ会えるはずが、逆に会いにくい状況を生み出しています。

初めての場所なら、初めての場所なりの約束があります。

「15時に、○○駅の北口の改札口を出たところで、待っています」

場所や時間を、正確に決めます。

初めてでも、駅員に聞けば、迷うことはありません。

たとえ携帯電話があるとはいえ、待ち合わせの約束を正確に決めることが大切なのです。

感じのいい電話対応のマナー(1)
  • 携帯電話があっても、待ち合わせの約束は、正確にする。
2

「もしもし」の最初の一声を、ワントーン上げるだけで、会話は弾む。

「もしもし」の最初の一声を、ワントーン上げるだけで、会話は弾む。 | 感じのいい電話対応の30のマナー

電話をかけたとき「もしもし」から始まります。

電話をかけたときや、かかってきたとき、最初に口にする言葉です。

「これから会話を始めますよ」という合言葉です。

自分が口にする「もしもし」という声を、振り返ってみましょう。

暗い声になっていませんか。

小さな声になっていませんか。

最初の一声は大切です。

雰囲気をつくる、重要な一声です。

電話は、相手の顔が見えないため、声だけが頼りです。

「もしもし」という最初の一声が暗い声になっていると、相手も暗くなります。

「落ち込んでいるのかな」「怒っているのかな」「暗い話なのかな」と、不安になります。

顔が見えないだけに、悪い妄想が働くのです。

「もしもし」という最初の一声を、ワントーン上げてみましょう。

ワントーン上げるだけで、雰囲気がぱっと明るくなります。

トーンの高い声を聞くと「元気がいいな」「いいことがあったのかな」「明るい話なのかな」と思います。

会話が楽しくなる予感がして、テンションが上がります。

明るい雰囲気が広がり、気持ちよく会話を始めることができるのです。

感じのいい電話対応のマナー(2)
  • 「もしもし」という一声を、ワントーン、上げる。
3

名前がわかっていても、名乗る。

名前がわかっていても、名乗る。 | 感じのいい電話対応の30のマナー

電話をかけたとき、名前を名乗らずに、会話を始めていませんか。

よくありがちなのは、親しい友人との会話です。

電話のディスプレイに名前が表示されていれば、前もって誰からの電話なのかわかります。

「名前が表示されているはずだから、名乗らなくてもいいのではないか」と思います。

親しい仲になるほど、わざわざ名乗るのもおっくうになります。

しかし、誰からの電話かわかっていても、やはり名乗ることが大切です。

誰なのか、わかっているかどうかの問題ではありません。

マナーの問題です。

名乗るのは、人間関係の基本です。

わかっていても、きちんと名乗ることで、気持ちよく会話を始めることができます。

「俺だ」「私です」という言い方もよく聞かれますが、名乗るうちに入りません。

省略しすぎです。

「わかっているよね」という圧力があり、会話のテンションが下がります。

便利なシステムができるほど、人はずぼらになりがちです。

相手が誰であろうと、電話での会話は、まず名乗ることから始めましょう。

「こんにちは。水口です」と自分を名乗れば、スムーズに会話を始めることができます。

人間関係の基本として、まず名前を名乗ることが大切なのです。

感じのいい電話対応のマナー(3)
  • 名前がわかっていても、名前を名乗ってから会話を始める。
4

電話で会話を始める前は、相手の都合をうかがうのがマナー。

電話で会話を始める前は、相手の都合をうかがうのがマナー。 | 感じのいい電話対応の30のマナー

突然電話をしたとき、どのようなフレーズから会話を始めていますか。

たとえ相手が電話に出たとはいえ「都合がいいのだろう」と思うのは良くありません。

電話に出ることはできても、都合の悪い状況かもしれません。

いきなり電話がかかってきて、いきなり話が始まると、営業トークと同じです。

煙たく思われ、嫌われます。

電話をかけたとき、すぐ話を始めるのではなく、まず相手の都合をうかがう言葉から始めましょう。

「今、話しても大丈夫ですか」という一言です。

相手が「大丈夫ですよ」と言われれば、話を続けます。

「今は都合が悪いです」と言われれば、都合のいい時間を聞いてから、あらためて電話をかけ直します。

単に、相手の都合を聞くだけの意味ではありません。

自分のことだけでなく、相手のことも考えている配慮をアピールする言葉でもあります。

相手は「きちんと自分の都合も考えてくれている」とわかり、優しい気持ちになれます。

電話は、初めが肝心です。

都合の善しあしを尋ねることで、気持ちよく会話を始めることができるのです。

感じのいい電話対応のマナー(4)
  • 電話で会話を始める前に、相手の都合を尋ねる。
5

電話の相槌あいづちは、強調するくらいで、ちょうどいい。

電話の相槌は、強調するくらいで、ちょうどいい。 | 感じのいい電話対応の30のマナー

電話で会話中「きちんと話を聞いているのかな」と、不安になったことはありませんか。

会って話をするときは、相槌を打ちます。

表情やうなずきのある相槌があれば、きちんと理解していることがわかります。

相手が話を理解しているとわかれば、テンションが上がり、話もどんどん進みます。

相槌は、会話を活性化させるスパイスです。

「もっと話をしたい」と思わせます。

しかし、電話は、相手の姿が見えません。

相手が、どんな態度で話を聞いているのか、わかりません。

表情もうなずきも見えないため「きちんと話を聞いているのかな」と、不安になりやすいのです。

電話での相槌は、特に重要です。

会話の流れを決める、キーポイントです。

見えないからこそ、言葉の相槌は、いつも以上に強調しましょう。

「へえ」「なるほど」という相槌を、声を少し大きくして、はっきり発音しましょう。

少し強調するくらいでいいのです。

姿が見えない分、言葉で補うと、ちょうどよくなります。

相槌を打っていることが、相手にしっかり伝わることで、会話がスムーズに進むのです。

感じのいい電話対応のマナー(5)
  • 電話での言葉の相槌は、いつも以上に強調する。
6

見えなくても、相槌あいづちの動きはしたほうがいい。

見えなくても、相槌の動きはしたほうがいい。 | 感じのいい電話対応の30のマナー

会って話をするときは、相槌として、首を上下にふります。

うなずきです。

一方、電話で話をするときは、どんなに首を上下に振っても、相手には見えません。

見えなければ、うなずきは無駄であるように思えます。

ここがポイントです。

動きが見えなくても、うなずきは、したほうがいいのです。

見えるかどうかの問題ではありません。

気持ちを伝えやすいかどうかです。

体を動かしながら声を出すと、言葉に気持ちを込めやすくなります。

気持ちのこもった声は、聞いてすぐわかります。

「なるほど」「そうか」という相槌のイントネーションが、豊かなのです。

うなずきだけでなく、表情を変えましょう。

楽しいときには、うなずきながら笑顔になります。

悲しいときには、うなずきながら眉をひそめます。

相槌に、もっともっと、気持ちを込めることができます。

気持ちのこもった相槌は、見えなくても、見えます。

相手の笑い声が聞こえると、笑っている相手の顔が思い浮かぶのと同じです。

感情豊かな声を通して、相手はあなたの様子が、自然と目に浮かぶのです。

「きちんと聞いてくれている」とわかれば、もっと話をしたくなります。

電話の会話が、盛り上がりやすくなるのです。

感じのいい電話対応のマナー(6)
  • 見えなくても、相槌の動きを表に出す。
7

電話で意味ありげな態度を取っても、相手には伝わらない。

電話で意味ありげな態度を取っても、相手には伝わらない。 | 感じのいい電話対応の30のマナー

会って会話をするとき、意味ありげな態度は、相手の様子からなんとなくわかるものです。

恥ずかしがり屋なら、顔を赤らめている様子が、見てわかります。

勇気がなくて言えなければ、もじもじした様子が、見てわかります。

「どうしたのかな」と思えば、気の利いた一言も言えるものです。

「良かったら話を聞くよ。力になるよ」と言って、話の展開を進めることができます。

意味ありげな態度を取る側も「察してほしいな」とひそかに期待しています。

しかし、電話では、相手の姿が見えません。

恥ずかしがったり、もじもじしたりしても、見えません。

「察してほしいな」と思っても、察しにくい状況です。

意味ありげな態度を取っていると、本当に「何もない」と思われるのです。

電話で、意味ありげな態度は不要です。

意味ありげな態度をとっても、すれ違いが増えて、余計にストレスがたまるだけです。

むしろ、はっきり意味のある態度を取るほうがいいのです。

言いたいことは、はっきり言いましょう。

言いにくいことは、勇気を出して言いましょう。

恥ずかしいときには「恥ずかしいな」と、わざわざ言葉に出したほうがいいです。

態度が見えない分、心の内はしっかり表現します。

気持ちを表に出すから、相手にきちんと伝わるのです。

感じのいい電話対応のマナー(7)
  • 電話では、気持ちを出し惜しみせず、きちんと表に出す。
8

折り入って話をするときには、事前に短いメールで確認する。

折り入って話をするときには、事前に短いメールで確認する。 | 感じのいい電話対応の30のマナー

電話で、折り入って話をしたいときがあります。

大きなお願いや、悩みの相談などです。

いきなり電話して折り入って話をしても、相手の反応は鈍くなるでしょう。

反応が鈍いのは、相手が悪いせいではありません。

相手にも都合があります。

都合が悪いときに、急に大きな話をされても、頭や心の整理が追いつきません。

スムーズに話ができないのです。

こういうとき、いい方法があります。

折り入って話をしたいとき、前もって、短いメールで確認しておくのがおすすめです。

電話をかける前「今、電話してもいいですか」というメールを送ってみましょう。

短くて結構です。

あくまで、電話をかけていいかの確認だけです。

相手は、電話が来るタイミングを、事前にメールで知ることができます。

わざわざメールで確認する様子から「どうしたのだろう。大きな話なのかな」と、察してくれます。

電話が来るとわかれば、心の準備もしやすくなります。

用事を済ませたり、トイレを済ませたりなどできるでしょう。

「いいですよ」と返事が来てから、電話をすれば、話をスムーズにできます。

小さな手間で、確実に電話での会話を豊かにできる方法です。

もし、すぐ返事がなければ、都合が悪い証拠です。

「また機会を改めます」というメールを送って、別の機会にしましょう。

感じのいい電話対応のマナー(8)
  • 折り入って話をしたいときは、前もって短いメールで確かめる。
9

何かをしながらする電話は、必ず相手にばれる。

何かをしながらする電話は、必ず相手にばれる。 | 感じのいい電話対応の30のマナー

電話中、電話の向こうから、怪しげな音が聞こえてくることがあります。

「もぞもぞ」や「こんこん」という音です。

察するに、どうやら相手は、何かをしながら電話しているようです。

「どうせ電話は見えないから、何をやっても大丈夫だろう」と、油断しがちです。

ばれないと思いますが、ばれます。

話の流れが、スムーズではありません。

電話の向こうの小さな音でも、よく聞こえます。

不自然な様子から「何かをしながら電話をしているな。気づかれないようにしているな」と、わかります。

何かをしながら電話をしているとわかると、不安になるものです。

「あなたとの話はそれほど重要ではない」「話に集中するのは時間の無駄」と言われているような気分になります。

話のテンションが、ぐっと下がります。

盛り上がる話も盛り上がらなくなり、電話を早々に切りたくなるのです。

楽しく会話をするなら、何かをしながらする電話には気をつけましょう。

電話をするときは、会話に集中するのがマナーです。

どうしても、何かをしながら電話しなければいけないときは、相手に許可を得ておくとスムーズです。

「少しだけ待ってもらえるかな」と言ったり「○○しながら電話をしてもいいかな」と尋ねたりします。

都合が悪いときには「今は都合が悪い」と、正直に言ったほうがいいです。

一度切って、あらためて電話するほうが、お互いにとって感じのいい電話ができるのです。

感じのいい電話対応のマナー(9)
  • こっそり何かをしながら電話をするのは、やめる。
10

料理中と運転中の電話は、とにかくやめる。

料理中と運転中の電話は、とにかくやめる。 | 感じのいい電話対応の30のマナー

電話をかけたとき「今、大丈夫ですか」と、最初に聞くのがマナーです。

相手は取り込み中かもしれないため、都合を尋ねます。

相手が「大丈夫」と答えれば、話ができます。

しかし、相手が「大丈夫」と言っても、大丈夫ではない状況が、2つあります。

1つ目のシチュエーションは、料理中です。

料理中は、火を使います。

刃物を使います。

電話で話しながら料理をすると、けがや事故につながりやすくなるのです。

2つ目のシチュエーションは、運転中です。

車の運転だけでなく、自転車の運転も含めます。

電話をしながら運転していると、注意力が下がります。

一瞬の油断が、大きな事故につながります。

自分の命ばかりでなく、他人の命を奪ってしまうこともあります。

料理中と運転中だけは、たとえ本人が「大丈夫」と言っても、大丈夫ではありません。

本人も、悪気があるわけではありません。

「せっかく電話してくれたのだから、期待に応えたい」と思う気持ちはわかります。

だからとはいえ、電話を続けていい理由にはなりません。

けがや命が関わることです。

料理中と運転中だけは、電話を控えるようにしましょう。

一度電話を切って、あらためて電話をしたほうが、気持ちよく会話ができるのです。

感じのいい電話対応のマナー(10)
  • 料理中と運転中の電話だけは、相手が「大丈夫」と言っても、控える。
11

「後で折り返します」という言い方は、悩まされる。

「後で折り返します」という言い方は、悩まされる。 | 感じのいい電話対応の30のマナー

電話で話をしている最中、別の電話がかかってくることがあります。

いわゆる割り込み電話です。

「ほかの電話がかかってきたようなので、後で折り返します」と言い、いったん電話を切ることがあります。

よくある光景ですが、悩まされます。

「後で折り返します」の「後で」とは、どのくらいなのでしょうか。

「後で」という感覚は、人によって異なります。

「10分後」と思う人もいれば「1時間後」と思う人もいます。

「今日中」と思う人もいれば「明日」と思う人もいます。

「トイレに行くべきか」とささいなことで悩み、ストレスになります。

再びかかってくるのを待ちますが、連絡が来るタイミングがわからず、行動しにくいのです。

「電話が終わりしだい、連絡する」という言い方も、曖昧です。

相手の電話がどのくらいで終わるのか、自分にはわかりません。

10分後かもしれませんし、30分後かもしれません。

では、どう言えばいいのでしょうか。

「10分後に折り返します」と言えばいいのです。

あらかじめ、目安を言っておきます。

10分後とわかれば、トイレを済ますことができます。

たとえ、用件が10分以内に終わっても、10分後に連絡をすれば、お互いにタイミングを合わせやすくなります。

タイミングが合えば、途切れた会話も、再開がスムーズになります。

目安は、10分後でなくても、15分後や30分後でもかまいません。

折り返すタイミングを具体的にするのは、電話のマナーなのです。

感じのいい電話対応のマナー(11)
  • 電話を切るとき、折り返す具体的なタイミングを伝えておく。
12

人といるときに電話をするなら、一度許可を得ることが大切。

人といるときに電話をするなら、一度許可を得ることが大切。 | 感じのいい電話対応の30のマナー

人と会っているとき、電話しなければいけない用件を、ふと思い出すことがあります。

「あっ、電話するのをすっかり忘れていた」という状況です。

あとから電話しようと思いますが、そうもいきません。

大切な用件で、早く電話しなければいけない状況は、あるものです。

そこまではいいのですが、そこからの対応が大切です。

「すっかり忘れていた。早く電話をかけなくては」と焦り、突然、電話をかけ始めていませんか。

大切な用件の連絡をすっかり忘れていたときほど、思い出したとき、冷静さを失いやすいです。

はっとした勢いで、一緒にいる人のことが、頭から消えるのです。

いきなり誰かに電話を始めると、一緒にいる人は驚きます。

ほったらかしにされている印象を受け、気分を悪くするでしょう。

人といるときに電話をするなら、一度、許可を得ることが大切です。

一言でいいのです。

「急な用事を思い出した。少しだけ電話をしてもいいかな」と言えば、十分です。

「『いいよ』と言うに決まっているから、聞かなくてもいいだろう」ではありません。

返事がわかっていても、マナーとして尋ねます。

マナーとは、思いやりです。

一言あれば、人と一緒でも、気持ちよく電話ができるのです。

感じのいい電話対応のマナー(12)
  • 人と一緒にいるときに電話をするなら、一言、許可を得る。
13

酔った勢いでする電話は、失敗する。

酔った勢いでする電話は、失敗する。 | 感じのいい電話対応の30のマナー

酔った勢いで、友人に電話をした経験はありませんか。

酔っているときは、理性と感情のコントロールが失われている瞬間です。

いつもは電話しにくい相手でも、酔っているときには電話しやすく感じます。

「よし、勢いだ。電話してみよう」と思うのです。

しかし、酔った勢いで電話をしても、後悔することがあります。

電話をする側はよくても、電話を受ける側が迷惑だからです。

酔っているのは、声ですぐわかります。

うまく話せなかったり、まとまりのないことを言ったり、感情の起伏が大きかったりなどです。

「酔っているの?」と聞いたとき「酔っていないよ」と答えれば、かなり酔っています。

酔っているときは、自制心を失っている状態です。

この状態で、まともな会話ができるはずがないのです。

しかも、酔った勢いでする電話の定番は、深夜です。

夜中に電話が鳴ると、相手は眠っていたところを起こされ、迷惑をします。

深夜に変な声で電話がかかってきたうえ、曖昧な会話ばかりが続くのは、地獄です。

一度電話で起こされると、寝つきも悪くなります。

二日酔いで苦しみながら「電話するべきではなかった」と、恥ずかしくなるでしょう。

酔った勢いで電話しようと思えば、やめたほうが賢明です。

電話は、酔っているときではなく、落ち着いているときに、かけましょう。

感じのいい電話対応のマナー(13)
  • 酔った勢いで電話するのは、やめる。
14

急に電話が切れたとき、自分が悪くなくても謝ったほうが、スマート。

急に電話が切れたとき、自分が悪くなくても謝ったほうが、スマート。 | 感じのいい電話対応の30のマナー

携帯電話で会話中、電波が悪いため、急に切れることがあります。

特に、建物の中や地下にいるときは、切れやすいです。

このとき、よくありがちな会話の流れがあります。

「電波が悪いみたいですね」

「今、どこにいるのですか」

「地下ではありませんから、こちらのせいではないと思いますよ」

「私も外にいるので、電波はいいはずなのですが……」

何の気なしに、どちらの電波が悪いのか、わざわざ確かめるような会話の流れになりやすいのです。

たしかに電波状況が気になりますが、あまり気持ちのいい会話の流れではありません。

たとえどちらが悪いのかわかったところで、どうしようもありません。

電波が悪いのは、仕方ないことです。

電波の話をすればするほど、本来の会話から脱線します。

心当たりのある人も多いのではないでしょうか。

電波が悪くて切れたときの対応は、ただ1つです。

「こちらの電波が悪いのかもしれません。失礼しました」と言えばいいのです。

たとえ、相手の電波が悪くて切れたとしても、自分から謝ったほうがいいのです。

相手をとがめるのではなく、自分から謝ります。

自分が謝れば、相手も心理的に軽くなります。

すぐ謝れば、電波の話もすぐ終わります。

本来の会話に戻ることができ、話に集中できるのです。

感じのいい電話対応のマナー(14)
  • 電波が悪くて切れたとき、自分が悪くなくても謝る。
15

電話を間違えてかけてしまったとき、どう対応していますか。

電話を間違えてかけてしまったとき、どう対応していますか。 | 感じのいい電話対応の30のマナー

人なら誰でも、一度は電話番号を間違って、電話する経験があります。

悪気はありません。

単に、電話番号を違えてしまい、知らないところへかけてしまいました。

電話番号を見間違えることもあれば、押し間違えることもあります。

人間ですから、そういうこともあります。

見知らぬ相手が電話に出たとき、間違えて電話したことに気づくのです。

このときに、どう対応するかです。

「しまった。電話を間違えてしまった」と思い、急に切るのは良くありません。

電話に出たとたん、いきなり切られる電話は、感じが悪いです。

電話の相手に「悪徳商法に関係した電話ではないか」と、あらぬ心配をかけてしまいます。

「見ず知らずの人だから、いきなり切っても、怒って追いかけてくることはないだろう」と思うのではありません。

人としての、基本的な態度に欠けています。

こういうときは、素直に謝ればいいのです。

「あっ、電話番号を間違えたようです。すみませんでした」と、言えばいいだけです。

叱られるのではないかと思いますが、叱られることはありません。

電話の向こうの相手も、きっと間違えた経験があるからです。

「まあ、そういうこともあるよね」と思い、お互い丁寧に電話を切ることができるのです。

感じのいい電話対応のマナー(15)
  • 電話を間違えたとき、きちんと謝ってから、電話を切る。
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うつむきながらの電話は、気づかないうちに、会話に悪影響が出る。

うつむきながらの電話は、気づかないうちに、会話に悪影響が出る。 | 感じのいい電話対応の30のマナー

電話をしているとき、顔はどの方向に向いていますか。

特に気に留めることもない点ですが、地味に大切です。

うつむきながら電話をしていると、気づかないうちに、会話に悪影響が出ます。

声のトーンが低くなったり、会話の流れが悪くなったりしてしまうのです。

電話をするときは、少しだけ顔を上向きにするのがベストです。

別に真上を向く必要はありません。

ほんの少しでいいのです。

目安としては、正面から上に15度です。

正面より、ほんの少し上向きになるだけです。

上を向けば、テンションも上がります。

自然と声のトーンが上がり、会話の流れをスムーズにする効果があります。

マナーではありませんが、楽しく会話をする心がけとして、知っておくといいでしょう。

感じのいい電話対応のマナー(16)
  • 顔を15度上げて、話をする。
17

どんなに距離が離れていても、会話が弾む共通の話題とは。

どんなに距離が離れていても、会話が弾む共通の話題とは。 | 感じのいい電話対応の30のマナー

友人と電話をするときは、お互い離れているときです。

会えないから、電話をします。

会っていれば、同じ光景を見て会話も合わせることができますが、離れているときはそうもいきません。

見ている光景が違うため、見ている光景も別々です。

しかし、どんなに離れていても、共通する光景があります。

空です。

昼間なら、空を見上げて、こう言いましょう。

「空を見て。きれいな青空だね」と。

空は、大きいです。

空のない世界はありません。

空なら、どんなに離れていても、同じ光景を目にできます。

場所が離れていて、天気が違っていても、天気の話題で話ができます。

もし夜中なら、空を見上げてこう言いましょう。

「空を見て。きれいな星が見えるよ」と。

空は、昼でも夜でも美しいです。

きれいな空を通して、会話を弾ませることができます。

特に恋人との電話なら、きれいな空の話題で、ロマンチックな雰囲気になるでしょう。

空は、話題そのものです。

どんなに離れていても、共通の話題で会話を弾ませることができるのです。

感じのいい電話対応のマナー(17)
  • 空という共通の話題で、話を盛り上げる。
18

レストランの入り口付近で電話をするのは、マナー違反。

レストランの入り口付近で電話をするのは、マナー違反。 | 感じのいい電話対応の30のマナー

レストランで電話をするときは、一度席を離れるのがマナーです。

カジュアルなレストランなら、許されるところもありますが、フォーマルでは気をつけたい点です。

フォーマルなレストランでは、雰囲気に力を入れています。

席に座ったまま話をするのも、マナー違反です。

エレガントなレストランの雰囲気を壊してしまいます。

ほかのお客さんの迷惑にもなります。

恥ずかしい思いをするのは、本人だけではありません。

同席者まで「常識のない人」と思われ、恥ずかしい思いをします。

レストランでの電話は、一度外に出るのがマナーです。

電話をかけるときだけでなく、電話を受けるときも同じです。

席を離れたとしても、レストランの入り口付近で電話をするのも良くありません。

レストランの入り口付近で電話をしていると、出入りするお客さんの迷惑になります。

レストランは、お店の顔です。

お店の顔の部分が騒がしいと、レストラン全体に悪い印象を与えます。

これからレストランに入ろうとするお客さんは「なんだか雰囲気が悪いな」と、がっかりするでしょう。

食事を終えて外に出ようとするお客さんは、せっかくのいい気分が壊れます。

自分の話に夢中になるほど「自分が迷惑になっている」と、気づきにくいものです。

レストランで電話をするときは、一度レストランの外に出ます。

レストランの入り口からも少し離れるようにして、電話をしましょう。

声を控えめにすれば、ベストです。

感じのいい電話対応のマナー(18)
  • レストランの入り口付近で電話をするのは、やめる。
19

自分の電話番号は、とっさに言えるようにしたい。

自分の電話番号は、とっさに言えるようにしたい。 | 感じのいい電話対応の30のマナー

突然ですが、自分の電話番号を覚えていますか。

固定電話や携帯電話の番号です。

自分の電話番号をとっさに言えないと、困ることがあります。

たとえば、何かの入会を申し込むとき、電話番号が必要になる場合が多いです。

申し込み欄の「電話番号」で、いつも携帯電話を取り出して、確認することになります。

「その都度、確認すればいいだろう」と思います。

たしかにその都度確認してもいいですが、手間がかかります。

いちいち目で見て確認していると、見間違えて記入しやすくなります。

携帯電話を落としたときにも、困ります。

落とした携帯電話に電話しようと思っても、電話番号を覚えていなければ、かけることができません。

落とし物の相談で、携帯電話のショップに行きます。

ショップの店員から「電話番号を教えてください」と言われ「覚えていません」では、かっこ悪いです。

自分の電話番号は、自分の名前のようなものです。

とっさに言えないと「この人、大丈夫だろうか」と、相手に不安を与えることがあります。

できるだけ覚えておくほうが、とっさのときに助かるのです。

感じのいい電話対応のマナー(19)
  • 自分の電話番号は、いつでも言えるようになっておく。
20

「電話はご遠慮ください」と注意されても、言い返さない。

「電話はご遠慮ください」と注意されても、言い返さない。 | 感じのいい電話対応の30のマナー

携帯電話を控えるべき場所があります。

電車、バス、レストランなどです。

病院、劇場、映画館では、電源をオフにするのがマナーです。

すでにご存じですね。

「わかっているよ。自分は大丈夫」と思いますが、やはり人間です。

頭でわかっていても、うっかりしてしまうことがあります。

うっかりのない人はいません。

自分でも気づかないうちにマナー違反をしていると、注意されることがあります。

知らない人が近づいてきて「電話はご遠慮ください」と言われます。

このとき、どうするかです。

むっとした表情をしたり「少しくらいいいだろう」と言い返したりしていないでしょうか。

「自分に限ってそんな対応はしない」と思いますが、油断はできません。

注意する人は、マナー違反のことでいらいらしているため、態度が悪くなりがちです。

偉そうな態度で注意されると、ついかっとなり、反抗しやすくなるのです。

注意する人も、大変です。

注意したくて注意しているわけではありません。

周りのみんなの迷惑を代表して、注意しています。

こういうときは、素直に「すみません」と言って、指示に従いましょう。

注意する人の態度がどんなに悪くても、悪いのは自分です。

素直に指示に従い、携帯電話の使用は控えるのがマナーです。

感じのいい電話対応のマナー(20)
  • 「ご遠慮ください」と言われたときは、素直に従う。
21

一方的に話をしている状態は、会話ではなく、もはや独り言。

一方的に話をしている状態は、会話ではなく、もはや独り言。 | 感じのいい電話対応の30のマナー
感じのいい電話対応のマナー(21)
  • 電話での会話を盛り上げようと思い、自分だけ話をしていませんか。
  • 自分がたくさん話をすれば、きっと相手は楽しんでくれるだろうと思います。
  • 面白いネタがあれば「聞いてほしい」という気持ちが強くなり、一方的な話になりがちです。
  • 自分が勢いよく話をすれば、盛り上がっているような雰囲気になります。
  • それはそれで、1つの会話ではありますが、理想的ではありません。
  • 自分だけ一方的に話をすると、相手は圧倒されます。
  • ずっと聞くのも、疲れます。
  • いくら楽しい話でも、一方的では、会話が成り立っていません。
  • 一方的に話をしている状態は、会話ではなく、もはや独り言です。
  • 自分だけ話をして、盛り上げようとしないことです。
  • 会話は、お互いが盛り上げていくものです。
  • 言葉を交わすから「会話」です。
  • お互いが「話す」と「聞く」を繰り返します。
  • 会話にテクニックはいりません。
  • 普通にお互いが「話す」と「聞く」のやりとりが一緒にできていれば、十分です。
  • 話の流れに沿って「話す」と「聞く」のキャッチボールができれば、会話は自然と盛り上がります。
  • お互いが会話の主役になるため、お互いが満足できるのです。
  • 自分の会話を振り返ってみましょう。
  • 心当たりがあれば、改善するチャンスです。
  • 一方的に話をするのではなく、一緒に会話を盛り上げていく。
22

用事のない電話が多すぎて、相手の迷惑になっていないか。

用事のない電話が多すぎて、相手の迷惑になっていないか。 | 感じのいい電話対応の30のマナー

仕事関係とは違い、友人関係なら、用事はなくても連絡することがあります。

「今、どうしているのかな」と気になったとき、何の気なしに電話するでしょう。

今日の出来事を話したり、相手の様子をうかがったりなどです。

仲が良いほど、用事のない電話も多くなるものです。

たわいない話をするからこそ、友人の仲もさらに深まります。

しかし、用事のない電話も、多くなりすぎると困ります。

いつも電話ばかりになると、相手の生活の妨げになります。

寂しい気持ちを紛らす電話は、内容の薄い会話になりがちです。

だらだらした時間ばかりが過ぎ、電話代ばかりがかさむのです。

「友人だから電話に付き合うのが当然」と考えるのではありません。

「友人だからこそ、相手の都合を思って当然」と考えるのです。

客観的に、自分の電話の様子を、振り返ってみましょう。

用事のない電話が多すぎて、相手の迷惑になっていないでしょうか。

電話が長すぎたり、回数が多すぎたりすれば、少し抑えることが必要です。

相手の都合を考えることが、気遣いです。

気遣いは、必ず伝わります。

大切に思われている気持ちが伝わると、友人も嬉しく思い、仲もより深まるのです。

感じのいい電話対応のマナー(22)
  • 用事のない電話が相手の迷惑になっていないか、振り返る。
23

携帯電話のロックは、自分のためだけでなく、友人のためにかけるもの。

携帯電話のロックは、自分のためだけでなく、友人のためにかけるもの。 | 感じのいい電話対応の30のマナー

携帯電話に、ロックをかけていますか。

携帯電話には、大切な情報がたくさん含まれています。

自分の名前、住所、電話番号、メールアドレスだけではありません。

写真、映像、音楽、お金など、たくさんの個人情報が含まれています。

携帯電話のロックは、自分のためにかけるものと思いますが、誤解があります。

自分のためだけではありません。

友人のためでもあるのです。

たしかに携帯電話には、自分の個人情報がたくさん含まれています。

大切なことは、登録されている情報は、自分の情報だけではないということです。

携帯電話を落としたとき、アドレス帳から名前や電話番号が流出してしまいます。

もし、悪い人の手に渡れば、悪用されてしまう可能性もあります。

たとえ、落とした携帯電話が無事に戻ってきたとしても、十分に安心とは言い切れません。

実は、誰かがアドレス帳の情報を、別の媒体に記録した後かもしれません。

ロックをしていないと、友人を失います。

「携帯電話をなくした」という人は「友人もなくした」と言っているようなものです。

自分のためだけでなく、友人のためにも、携帯電話のロックは必ずかけるようにしましょう。

感じのいい電話対応のマナー(23)
  • 携帯電話のロックは、必ずかけておく。
24

電話がつながらないことに腹を立てる人は、友人を失う。

電話がつながらないことに腹を立てる人は、友人を失う。 | 感じのいい電話対応の30のマナー

電話をしても、つながらないことがあります。

都合が悪かったり、電波が悪かったり、電源をオフにしたりなどです。

つながらなかったとき、どんな対応をしていますか。

「なぜ電話に出てくれないのか」「電波にいるところにいてほしい」と、腹を立てていませんか。

「何をやっていたのか」と、しつこく聞き出そうとするのは、警察の事情聴取と同じです。

電話に出られなかっただけで説教をされると、相手は「付き合いにくいな」と思います。

「居留守を使っているのだろう」と言われるのは、ヤミ金の回収業者と同じです。

あらぬ疑いをかけられるのは、気持ちのいいものではありません。

誰にでも、都合の悪いときがあります。

電波の悪いところへ行くこともあります。

病院や映画館では、電源を切るのがマナーです。

相手の都合を考えれば、怒る理由はありません。

電話がつながらないことに腹を立てると、人間関係が壊れます。

電話がつながらなくても「まあ、そういうこともあるか」と、考えるようにしましょう。

つながらない事情を、わかってあげるのです。

理解のある人は、器の大きい人です。

誰にでもあることですから、怒ることでもないのです。

感じのいい電話対応のマナー(24)
  • 電話に出ないことに、腹を立てないようにする。
25

留守番電話の「話があります」というメッセージは、感じが悪い。

留守番電話の「話があります」というメッセージは、感じが悪い。 | 感じのいい電話対応の30のマナー

留守番電話のメッセージで、よく聞かれるフレーズがあります。

「話があります」です。

よくよく考えると、おかしなメッセージです。

話があるから、電話したのです。

電話がかかってきた時点で、話があるのがわかります。

「話があるのはわかっているよ」と、ツッコミを入れたくなります。

しかも「話があります」と念を押されると、内容が気になります。

念を押されていると、良い話より、悪い話を思い浮かべやすくなります。

「何か悪いことをしたのかな」と不安になり、落ち着きません。

もしかすると「お宅が火事です」という連絡かもしれません。

内容が気になって仕方ない。

「話があります」というメッセージは、もはや嫌がらせです。

本人に悪気がないとしても、できるだけ避けたいメッセージです。

留守番電話の用件は、具体的に残すのがマナーです。

「次の待ち合わせ時間について変更させてください。13時はいかがでしょうか。またご連絡いたします」

具体的に言うほうがすっきりします。

「留守番電話に長いメッセージを残すと、迷惑になるのではないか」と思いますが、考えすぎです。

「話があります」という短いメッセージのほうが、はるかに迷惑です。

用件の頭だけでも残しておくほうが、気持ちよく聞けます。

感じのいい電話対応のマナー(25)
  • 留守番電話にメッセージを残すときは、具体的に伝える。
26

留守番電話に、連絡先も残せば、感じが良くなる。

留守番電話に、連絡先も残せば、感じが良くなる。 | 感じのいい電話対応の30のマナー

電話をして、留守番電話になったときのことです。

留守番電話に「折り返し、連絡をください」というメッセージを残すことがあります。

自分から何度か連絡をすればいいのですが、相手に折り返してもらったほうが、都合がいい場合があります。

さて、このときに注意したいことがあります。

「水口です。契約の件でご相談があり、折り返し、連絡をいただけますでしょうか」

ありきたりな伝言ですが、よくない言い方です。

どこが悪いのか、おわかりでしょうか。

連絡先が抜けているのです。

「連絡先は知っているはずだから、わざわざ伝える必要はないだろう」と思いますが、そういう意味ではありません。

礼儀の問題です。

「折り返し電話をください」は、命令です。

自分のために手間をかけるよう、相手に命令するわけです。

人によっては「折り返してください」という言い方で、気分を悪くする人もいるでしょう。

「何さまのつもりだ」と思うのです。

そう思われないためにも、連絡先を残すのがマナーです。

お願いする側の、最低限の礼儀です。

「水口です。契約の件でご相談があり、折り返し、ご連絡をいただけますでしょうか。連絡先は080-1234-1234です。お忙しいところ恐れ入りますが、よろしくお願いします」

腰を低くしながらお願いすれば、悪い気はしません。

折り返しをお願いする際は、マナーとして自分の連絡を含めて伝えると、感じが良くなるのです。

感じのいい電話対応のマナー(26)
  • 折り返しをお願いするときは、マナーとして、連絡先も伝える。
27

知らない電話番号の相手を知る方法。

知らない電話番号の相手を知る方法。 | 感じのいい電話対応の30のマナー

電話を見ると、1件の着信履歴がありました。

電話番号は、知らない人からです。

留守番電話も残っていません。

誰が何の用件でかけてきたのか、わからない状態です。

知らない電話番号から電話がかかってきたとき、どうしますか。

すぐかけ直すのもいいですが、あまり軽い気持ちでかけ直すのは、おすすめしません。

もしかすると、営業の電話かもしれません。

面倒なことに巻き込まれるのは、ごめんです。

かけ直す前に、ぜひ、やっておきたいことがあります。

インターネットで、検索です。

電話番号のハイフンは省略して検索すると、より正確です。

会社の電話番号なら、検索にヒットします。

ヒットした会社に心当たりがあれば、用件を思い出すきっかけになり、安心してかけ直せます。

悪徳商法に関係する電話番号だと、わかることもあります。

インターネットでは、悪徳商法に関係する電話番号の情報が共有されています。

悪い噂のある電話番号なら、かけ直す必要はないとわかります。

「もし、検索できない人からの大切な電話なら、どうするのか」と思うでしょう。

本当に大切な用件なら、必ず、留守番電話に伝言を残すはずです。

留守番電話に伝言がなければ、緊急でも大切な用事でもないと考えることができるのです。

すべての電話番号が必ず検索できるとは限りませんが、無防備にかけ直すよりは、ましです。

防犯面の知恵として、心得ておきましょう。

感じのいい電話対応のマナー(27)
  • 知らないところから電話があれば、かけ直す前に、電話番号を検索する。
28

電話代を理由に、電話を切らない。

電話代を理由に、電話を切らない。 | 感じのいい電話対応の30のマナー

「電話代がかかるから、そろそろ切ろう」

そう言われて、電話を切られたことはありませんか。

正直な理由であるのは、わかります。

電話をするにも、お金がかかります。

しかし、言われた人にとって、あまり気持ちのいい言葉ではありません。

「あなたとの会話には、お金を払う価値はない」と言われたような気がするからです。

「私たちは今、くだらない会話をしているから、切りましょう」と言われているようにも聞こえます。

地味な言葉ですが、心に突き刺さるのです。

たとえ本当の理由でも「電話代がかかるから」は、言わないほうがいいフレーズです。

もし言いそうになれば、別の言い方をしましょう。

「用事があるので、そろそろ切りませんか」です。

傷つけるのではなく、気づかせます。

疑問形のため、柔らかい言い方です。

常識のある人なら、はっと気づいてくれるはずです。

自分の予定を尊重してほしいことを伝えれば、相手もわかってくれます。

気持ちよく、電話を切ることができるのです。

感じのいい電話対応のマナー(28)
  • 「電話代がかかるから」ではなく「用事があるから」と、言い換える。
29

最後の一言は、3分間、余韻が続く。

最後の一言は、3分間、余韻が続く。 | 感じのいい電話対応の30のマナー

電話の最後には、どんな言葉を使っていますか。

仕事関係なら「それでは、失礼します」という言葉が定番です。

友人関係なら「またね。バイバイ」という言葉が多いことでしょう。

最もよく使われる、定番の別れ言葉です。

最後の一言は大切です。

最後の一言は、3分間、続きます。

余韻があるからです。

電話の最後の言葉は、電話を切ってからも、頭の中で言葉が何度も響き渡ります。

「じゃあ、バイバイ」と言って切ると、頭の中で「バイバイ、バイバイ……」の声が、しばらく続きます。

電話の会話の中でも、最後の一言だけは、特に力を入れたいところです。

電話の最後の一言は、きれいな言葉で締めくくりましょう。

おすすめの言葉は「いい1日を過ごしてくださいね」です。

ぱっとした明るい雰囲気が漂う言葉ですね。

聞くだけで、元気が出てきます。

「いい1日を過ごしてね」と言って電話を切ると、爽やかです。

前向きな印象が残り、これからも仲良くしたいと思います。

もし、夜なら「おやすみなさい。いい夢を見てくださいね」がいいでしょう。

少し声のトーンを高くして、明るく言いましょう。

相手は電話を切った後、気持ちのいい余韻が響き渡ります。

生きる力がみなぎります。

言う側も言われる側も、明るい気分になり、気持ちよく電話を切ることができるのです。

感じのいい電話対応のマナー(29)
  • とびきり明るい言葉で、電話を締めくくる。
エピローグ
30

すぐ電話を切る人とは、縁も切れる。

すぐ電話を切る人とは、縁も切れる。 | 感じのいい電話対応の30のマナー

電話で会話を終えるときのことです。

「それでは失礼します」と言った瞬間、すぐ電話を切っていませんか。

自分はいいかもしれませんが、相手は不快な思いをしているかもしれません。

自分がすぐ電話を切ると「がちゃり」という電話を切る音が、相手の耳に入ります。

耳元で大きく鳴り響いた後、電話の切れた音だけが、むなしく響き渡ります。

この悲しい余韻は、言葉では言い表せません。

せっかく気持ちのいい会話ができても、電話の切り方が悪いと、いろいろな不安が思い浮かびます。

「相手は怒っていたのではないか」

「本当は早く切りたがっていたのではないか」

後味が悪いのです。

後味の悪さが、印象に変わります。

電話の切り方は、最後だからこそ、よく印象に残るのです。

気持ちよく電話を切るためには「失礼します」と言った後、一呼吸置きましょう。

目安としては、3秒から5秒ほどです。

一呼吸置いて電話を切れば、がちゃりという音が、耳元で聞こえることはありません。

もし、理想的な対応を目指すなら、相手が電話を切るまで待つことです。

自分が電話を切る音を聞かせないことで、相手に不快な印象を与えることがなくなります。

コールセンターでは常識の対応ですが、私たちの日常でも取り入れられます。

手間に余裕があれば、ぜひ取り入れてみましょう。

電話を切る瞬間は、その人の印象を決めてしまう、大切な場面です。

できるだけ気持ちのいい切り方をして、会話を締めくくりましょう。

感じのいい電話対応のマナー(30)
  • 「失礼します」と言った後、一呼吸置いてから、切る。

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