21世紀に入ってから、携帯電話が一般に普及し始めました。
携帯電話は、固定電話とは違い、移動しながら連絡を取り合えます。
便利であり、当時は画期的でした。
電話をかけたとき「もしもし」から始まります。
電話をかけたときや、かかってきたとき、最初に口にする言葉です。
「これから会話を始めますよ」という合言葉です。
電話をかけたとき、名前を名乗らずに、会話を始めていませんか。
よくありがちなのは、親しい友人との会話です。
電話のディスプレイに名前が表示されていれば、前もって誰からの電話なのかわかります。
突然電話をしたとき、どのようなフレーズから会話を始めていますか。
たとえ相手が電話に出たとはいえ「都合がいいのだろう」と思うのは良くありません。
電話に出ることはできても、都合の悪い状況かもしれません。
電話で会話中「きちんと話を聞いているのかな」と、不安になったことはありませんか。
会って話をするときは、相槌を打ちます。
表情やうなずきのある相槌があれば、きちんと理解していることがわかります。
会って話をするときは、相槌として、首を上下にふります。
うなずきです。
一方、電話で話をするときは、どんなに首を上下に振っても、相手には見えません。
会って会話をするとき、意味ありげな態度は、相手の様子からなんとなくわかるものです。
恥ずかしがり屋なら、顔を赤らめている様子が、見てわかります。
勇気がなくて言えなければ、もじもじした様子が、見てわかります。
電話で、折り入って話をしたいときがあります。
大きなお願いや、悩みの相談などです。
いきなり電話して折り入って話をしても、相手の反応は鈍くなるでしょう。
電話中、電話の向こうから、怪しげな音が聞こえてくることがあります。
「もぞもぞ」や「こんこん」という音です。
察するに、どうやら相手は、何かをしながら電話しているようです。
電話をかけたとき「今、大丈夫ですか」と、最初に聞くのがマナーです。
相手は取り込み中かもしれないため、都合を尋ねます。
相手が「大丈夫」と答えれば、話ができます。
電話で話をしている最中、別の電話がかかってくることがあります。
いわゆる割り込み電話です。
「ほかの電話がかかってきたようなので、後で折り返します」と言い、いったん電話を切ることがあります。
人と会っているとき、電話しなければいけない用件を、ふと思い出すことがあります。
「あっ、電話するのをすっかり忘れていた」という状況です。
あとから電話しようと思いますが、そうもいきません。
酔った勢いで、友人に電話をした経験はありませんか。
酔っているときは、理性と感情のコントロールが失われている瞬間です。
いつもは電話しにくい相手でも、酔っているときには電話しやすく感じます。
携帯電話で会話中、電波が悪いため、急に切れることがあります。
特に、建物の中や地下にいるときは、切れやすいです。
このとき、よくありがちな会話の流れがあります。
人なら誰でも、一度は電話番号を間違って、電話する経験があります。
悪気はありません。
単に、電話番号を違えてしまい、知らないところへかけてしまいました。
電話をしているとき、顔はどの方向に向いていますか。
特に気に留めることもない点ですが、地味に大切です。
うつむきながら電話をしていると、気づかないうちに、会話に悪影響が出ます。
友人と電話をするときは、お互い離れているときです。
会えないから、電話をします。
会っていれば、同じ光景を見て会話も合わせることができますが、離れているときはそうもいきません。
レストランで電話をするときは、一度席を離れるのがマナーです。
カジュアルなレストランなら、許されるところもありますが、フォーマルでは気をつけたい点です。
フォーマルなレストランでは、雰囲気に力を入れています。
突然ですが、自分の電話番号を覚えていますか。
固定電話や携帯電話の番号です。
自分の電話番号をとっさに言えないと、困ることがあります。
携帯電話を控えるべき場所があります。
電車、バス、レストランなどです。
病院、劇場、映画館では、電源をオフにするのがマナーです。
【まとめ】
電話での会話を盛り上げようと思い、自分だけ話をしていませんか。
自分がたくさん話をすれば、きっと相手は楽しんでくれるだろうと思います。
仕事関係とは違い、友人関係なら、用事はなくても連絡することがあります。
「今、どうしているのかな」と気になったとき、何の気なしに電話するでしょう。
今日の出来事を話したり、相手の様子をうかがったりなどです。
携帯電話に、ロックをかけていますか。
携帯電話には、大切な情報がたくさん含まれています。
自分の名前、住所、電話番号、メールアドレスだけではありません。
電話をしても、つながらないことがあります。
都合が悪かったり、電波が悪かったり、電源をオフにしたりなどです。
つながらなかったとき、どんな対応をしていますか。
留守番電話のメッセージで、よく聞かれるフレーズがあります。
「話があります」です。
よくよく考えると、おかしなメッセージです。
電話をして、留守番電話になったときのことです。
留守番電話に「折り返し、連絡をください」というメッセージを残すことがあります。
自分から何度か連絡をすればいいのですが、相手に折り返してもらったほうが、都合がいい場合があります。
電話を見ると、1件の着信履歴がありました。
電話番号は、知らない人からです。
留守番電話も残っていません。
「電話代がかかるから、そろそろ切ろう」
そう言われて、電話を切られたことはありませんか。
正直な理由であるのは、わかります。
電話の最後には、どんな言葉を使っていますか。
仕事関係なら「それでは、失礼します」という言葉が定番です。
友人関係なら「またね。バイバイ」という言葉が多いことでしょう。
電話で会話を終えるときのことです。
「それでは失礼します」と言った瞬間、すぐ電話を切っていませんか。
自分はいいかもしれませんが、相手は不快な思いをしているかもしれません。
21世紀に入ってから、携帯電話が一般に普及し始めました。
携帯電話は、固定電話とは違い、移動しながら連絡を取り合えます。
便利であり、当時は画期的でした。
しかし、携帯電話のおかげで便利になった反面、人の心に緩みを生み出す原因にもなりました。
今、待ち合わせにずぼらな人が、増えています。
携帯電話があれば、電波が届くかぎり、いつでもどこでもつながります。
人と待ち合わせの約束をするときのことです。
「携帯電話があるから、着いてから正確な場所を伝えればいいだろう」と思い、約束を曖昧にしがちです。
たとえば「お昼ごろ、駅で待っています」という約束に、心当たりはありませんか。
「お昼ごろ」は、人によって感覚が違います。
「12時ごろ」と思う人もいれば「13時ごろ」と思う人もいます。
「駅」という曖昧な言い方も、良くありません。
北口でしょうか、南口でしょうか。
改札口は、内側でしょうか、外側でしょうか。
はっきりしないのです。
「今、着いたけど、どこにいますか」
「よくわからないです。そちらこそ、今どこにいますか」
「どこにいるのか、よくわかりません。どうしましょう……」
ささいなことですが、いらいらします。
会えそうで、会えないのです。
初めての場所のせいではありません。
携帯電話に頼り切って、待ち合わせの約束を曖昧にしたから、いけないのです。
携帯電話ですぐ会えるはずが、逆に会いにくい状況を生み出しています。
初めての場所なら、初めての場所なりの約束があります。
「15時に、○○駅の北口の改札口を出たところで、待っています」
場所や時間を、正確に決めます。
初めてでも、駅員に聞けば、迷うことはありません。
たとえ携帯電話があるとはいえ、待ち合わせの約束を正確に決めることが大切なのです。
電話をかけたとき「もしもし」から始まります。
電話をかけたときや、かかってきたとき、最初に口にする言葉です。
「これから会話を始めますよ」という合言葉です。
自分が口にする「もしもし」という声を、振り返ってみましょう。
暗い声になっていませんか。
小さな声になっていませんか。
最初の一声は大切です。
雰囲気をつくる、重要な一声です。
電話は、相手の顔が見えないため、声だけが頼りです。
「もしもし」という最初の一声が暗い声になっていると、相手も暗くなります。
「落ち込んでいるのかな」「怒っているのかな」「暗い話なのかな」と、不安になります。
顔が見えないだけに、悪い妄想が働くのです。
「もしもし」という最初の一声を、ワントーン上げてみましょう。
ワントーン上げるだけで、雰囲気がぱっと明るくなります。
トーンの高い声を聞くと「元気がいいな」「いいことがあったのかな」「明るい話なのかな」と思います。
会話が楽しくなる予感がして、テンションが上がります。
明るい雰囲気が広がり、気持ちよく会話を始めることができるのです。
電話をかけたとき、名前を名乗らずに、会話を始めていませんか。
よくありがちなのは、親しい友人との会話です。
電話のディスプレイに名前が表示されていれば、前もって誰からの電話なのかわかります。
「名前が表示されているはずだから、名乗らなくてもいいのではないか」と思います。
親しい仲になるほど、わざわざ名乗るのもおっくうになります。
しかし、誰からの電話かわかっていても、やはり名乗ることが大切です。
誰なのか、わかっているかどうかの問題ではありません。
マナーの問題です。
名乗るのは、人間関係の基本です。
わかっていても、きちんと名乗ることで、気持ちよく会話を始めることができます。
「俺だ」「私です」という言い方もよく聞かれますが、名乗るうちに入りません。
省略しすぎです。
「わかっているよね」という圧力があり、会話のテンションが下がります。
便利なシステムができるほど、人はずぼらになりがちです。
相手が誰であろうと、電話での会話は、まず名乗ることから始めましょう。
「こんにちは。水口です」と自分を名乗れば、スムーズに会話を始めることができます。
人間関係の基本として、まず名前を名乗ることが大切なのです。
突然電話をしたとき、どのようなフレーズから会話を始めていますか。
たとえ相手が電話に出たとはいえ「都合がいいのだろう」と思うのは良くありません。
電話に出ることはできても、都合の悪い状況かもしれません。
いきなり電話がかかってきて、いきなり話が始まると、営業トークと同じです。
煙たく思われ、嫌われます。
電話をかけたとき、すぐ話を始めるのではなく、まず相手の都合をうかがう言葉から始めましょう。
「今、話しても大丈夫ですか」という一言です。
相手が「大丈夫ですよ」と言われれば、話を続けます。
「今は都合が悪いです」と言われれば、都合のいい時間を聞いてから、あらためて電話をかけ直します。
単に、相手の都合を聞くだけの意味ではありません。
自分のことだけでなく、相手のことも考えている配慮をアピールする言葉でもあります。
相手は「きちんと自分の都合も考えてくれている」とわかり、優しい気持ちになれます。
電話は、初めが肝心です。
都合の善しあしを尋ねることで、気持ちよく会話を始めることができるのです。
電話で会話中「きちんと話を聞いているのかな」と、不安になったことはありませんか。
会って話をするときは、相槌を打ちます。
表情やうなずきのある相槌があれば、きちんと理解していることがわかります。
相手が話を理解しているとわかれば、テンションが上がり、話もどんどん進みます。
相槌は、会話を活性化させるスパイスです。
「もっと話をしたい」と思わせます。
しかし、電話は、相手の姿が見えません。
相手が、どんな態度で話を聞いているのか、わかりません。
表情もうなずきも見えないため「きちんと話を聞いているのかな」と、不安になりやすいのです。
電話での相槌は、特に重要です。
会話の流れを決める、キーポイントです。
見えないからこそ、言葉の相槌は、いつも以上に強調しましょう。
「へえ」「なるほど」という相槌を、声を少し大きくして、はっきり発音しましょう。
少し強調するくらいでいいのです。
姿が見えない分、言葉で補うと、ちょうどよくなります。
相槌を打っていることが、相手にしっかり伝わることで、会話がスムーズに進むのです。
会って話をするときは、相槌として、首を上下にふります。
うなずきです。
一方、電話で話をするときは、どんなに首を上下に振っても、相手には見えません。
見えなければ、うなずきは無駄であるように思えます。
ここがポイントです。
動きが見えなくても、うなずきは、したほうがいいのです。
見えるかどうかの問題ではありません。
気持ちを伝えやすいかどうかです。
体を動かしながら声を出すと、言葉に気持ちを込めやすくなります。
気持ちのこもった声は、聞いてすぐわかります。
「なるほど」「そうか」という相槌のイントネーションが、豊かなのです。
うなずきだけでなく、表情を変えましょう。
楽しいときには、うなずきながら笑顔になります。
悲しいときには、うなずきながら眉をひそめます。
相槌に、もっともっと、気持ちを込めることができます。
気持ちのこもった相槌は、見えなくても、見えます。
相手の笑い声が聞こえると、笑っている相手の顔が思い浮かぶのと同じです。
感情豊かな声を通して、相手はあなたの様子が、自然と目に浮かぶのです。
「きちんと聞いてくれている」とわかれば、もっと話をしたくなります。
電話の会話が、盛り上がりやすくなるのです。
会って会話をするとき、意味ありげな態度は、相手の様子からなんとなくわかるものです。
恥ずかしがり屋なら、顔を赤らめている様子が、見てわかります。
勇気がなくて言えなければ、もじもじした様子が、見てわかります。
「どうしたのかな」と思えば、気の利いた一言も言えるものです。
「良かったら話を聞くよ。力になるよ」と言って、話の展開を進めることができます。
意味ありげな態度を取る側も「察してほしいな」とひそかに期待しています。
しかし、電話では、相手の姿が見えません。
恥ずかしがったり、もじもじしたりしても、見えません。
「察してほしいな」と思っても、察しにくい状況です。
意味ありげな態度を取っていると、本当に「何もない」と思われるのです。
電話で、意味ありげな態度は不要です。
意味ありげな態度をとっても、すれ違いが増えて、余計にストレスがたまるだけです。
むしろ、はっきり意味のある態度を取るほうがいいのです。
言いたいことは、はっきり言いましょう。
言いにくいことは、勇気を出して言いましょう。
恥ずかしいときには「恥ずかしいな」と、わざわざ言葉に出したほうがいいです。
態度が見えない分、心の内はしっかり表現します。
気持ちを表に出すから、相手にきちんと伝わるのです。
電話で、折り入って話をしたいときがあります。
大きなお願いや、悩みの相談などです。
いきなり電話して折り入って話をしても、相手の反応は鈍くなるでしょう。
反応が鈍いのは、相手が悪いせいではありません。
相手にも都合があります。
都合が悪いときに、急に大きな話をされても、頭や心の整理が追いつきません。
スムーズに話ができないのです。
こういうとき、いい方法があります。
折り入って話をしたいとき、前もって、短いメールで確認しておくのがおすすめです。
電話をかける前「今、電話してもいいですか」というメールを送ってみましょう。
短くて結構です。
あくまで、電話をかけていいかの確認だけです。
相手は、電話が来るタイミングを、事前にメールで知ることができます。
わざわざメールで確認する様子から「どうしたのだろう。大きな話なのかな」と、察してくれます。
電話が来るとわかれば、心の準備もしやすくなります。
用事を済ませたり、トイレを済ませたりなどできるでしょう。
「いいですよ」と返事が来てから、電話をすれば、話をスムーズにできます。
小さな手間で、確実に電話での会話を豊かにできる方法です。
もし、すぐ返事がなければ、都合が悪い証拠です。
「また機会を改めます」というメールを送って、別の機会にしましょう。
電話中、電話の向こうから、怪しげな音が聞こえてくることがあります。
「もぞもぞ」や「こんこん」という音です。
察するに、どうやら相手は、何かをしながら電話しているようです。
「どうせ電話は見えないから、何をやっても大丈夫だろう」と、油断しがちです。
ばれないと思いますが、ばれます。
話の流れが、スムーズではありません。
電話の向こうの小さな音でも、よく聞こえます。
不自然な様子から「何かをしながら電話をしているな。気づかれないようにしているな」と、わかります。
何かをしながら電話をしているとわかると、不安になるものです。
「あなたとの話はそれほど重要ではない」「話に集中するのは時間の無駄」と言われているような気分になります。
話のテンションが、ぐっと下がります。
盛り上がる話も盛り上がらなくなり、電話を早々に切りたくなるのです。
楽しく会話をするなら、何かをしながらする電話には気をつけましょう。
電話をするときは、会話に集中するのがマナーです。
どうしても、何かをしながら電話しなければいけないときは、相手に許可を得ておくとスムーズです。
「少しだけ待ってもらえるかな」と言ったり「○○しながら電話をしてもいいかな」と尋ねたりします。
都合が悪いときには「今は都合が悪い」と、正直に言ったほうがいいです。
一度切って、あらためて電話するほうが、お互いにとって感じのいい電話ができるのです。
電話をかけたとき「今、大丈夫ですか」と、最初に聞くのがマナーです。
相手は取り込み中かもしれないため、都合を尋ねます。
相手が「大丈夫」と答えれば、話ができます。
しかし、相手が「大丈夫」と言っても、大丈夫ではない状況が、2つあります。
1つ目のシチュエーションは、料理中です。
料理中は、火を使います。
刃物を使います。
電話で話しながら料理をすると、けがや事故につながりやすくなるのです。
2つ目のシチュエーションは、運転中です。
車の運転だけでなく、自転車の運転も含めます。
電話をしながら運転していると、注意力が下がります。
一瞬の油断が、大きな事故につながります。
自分の命ばかりでなく、他人の命を奪ってしまうこともあります。
料理中と運転中だけは、たとえ本人が「大丈夫」と言っても、大丈夫ではありません。
本人も、悪気があるわけではありません。
「せっかく電話してくれたのだから、期待に応えたい」と思う気持ちはわかります。
だからとはいえ、電話を続けていい理由にはなりません。
けがや命が関わることです。
料理中と運転中だけは、電話を控えるようにしましょう。
一度電話を切って、あらためて電話をしたほうが、気持ちよく会話ができるのです。
電話で話をしている最中、別の電話がかかってくることがあります。
いわゆる割り込み電話です。
「ほかの電話がかかってきたようなので、後で折り返します」と言い、いったん電話を切ることがあります。
よくある光景ですが、悩まされます。
「後で折り返します」の「後で」とは、どのくらいなのでしょうか。
「後で」という感覚は、人によって異なります。
「10分後」と思う人もいれば「1時間後」と思う人もいます。
「今日中」と思う人もいれば「明日」と思う人もいます。
「トイレに行くべきか」とささいなことで悩み、ストレスになります。
再びかかってくるのを待ちますが、連絡が来るタイミングがわからず、行動しにくいのです。
「電話が終わりしだい、連絡する」という言い方も、曖昧です。
相手の電話がどのくらいで終わるのか、自分にはわかりません。
10分後かもしれませんし、30分後かもしれません。
では、どう言えばいいのでしょうか。
「10分後に折り返します」と言えばいいのです。
あらかじめ、目安を言っておきます。
10分後とわかれば、トイレを済ますことができます。
たとえ、用件が10分以内に終わっても、10分後に連絡をすれば、お互いにタイミングを合わせやすくなります。
タイミングが合えば、途切れた会話も、再開がスムーズになります。
目安は、10分後でなくても、15分後や30分後でもかまいません。
折り返すタイミングを具体的にするのは、電話のマナーなのです。
人と会っているとき、電話しなければいけない用件を、ふと思い出すことがあります。
「あっ、電話するのをすっかり忘れていた」という状況です。
あとから電話しようと思いますが、そうもいきません。
大切な用件で、早く電話しなければいけない状況は、あるものです。
そこまではいいのですが、そこからの対応が大切です。
「すっかり忘れていた。早く電話をかけなくては」と焦り、突然、電話をかけ始めていませんか。
大切な用件の連絡をすっかり忘れていたときほど、思い出したとき、冷静さを失いやすいです。
はっとした勢いで、一緒にいる人のことが、頭から消えるのです。
いきなり誰かに電話を始めると、一緒にいる人は驚きます。
ほったらかしにされている印象を受け、気分を悪くするでしょう。
人といるときに電話をするなら、一度、許可を得ることが大切です。
一言でいいのです。
「急な用事を思い出した。少しだけ電話をしてもいいかな」と言えば、十分です。
「『いいよ』と言うに決まっているから、聞かなくてもいいだろう」ではありません。
返事がわかっていても、マナーとして尋ねます。
マナーとは、思いやりです。
一言あれば、人と一緒でも、気持ちよく電話ができるのです。
酔った勢いで、友人に電話をした経験はありませんか。
酔っているときは、理性と感情のコントロールが失われている瞬間です。
いつもは電話しにくい相手でも、酔っているときには電話しやすく感じます。
「よし、勢いだ。電話してみよう」と思うのです。
しかし、酔った勢いで電話をしても、後悔することがあります。
電話をする側はよくても、電話を受ける側が迷惑だからです。
酔っているのは、声ですぐわかります。
うまく話せなかったり、まとまりのないことを言ったり、感情の起伏が大きかったりなどです。
「酔っているの?」と聞いたとき「酔っていないよ」と答えれば、かなり酔っています。
酔っているときは、自制心を失っている状態です。
この状態で、まともな会話ができるはずがないのです。
しかも、酔った勢いでする電話の定番は、深夜です。
夜中に電話が鳴ると、相手は眠っていたところを起こされ、迷惑をします。
深夜に変な声で電話がかかってきたうえ、曖昧な会話ばかりが続くのは、地獄です。
一度電話で起こされると、寝つきも悪くなります。
二日酔いで苦しみながら「電話するべきではなかった」と、恥ずかしくなるでしょう。
酔った勢いで電話しようと思えば、やめたほうが賢明です。
電話は、酔っているときではなく、落ち着いているときに、かけましょう。
携帯電話で会話中、電波が悪いため、急に切れることがあります。
特に、建物の中や地下にいるときは、切れやすいです。
このとき、よくありがちな会話の流れがあります。
「電波が悪いみたいですね」
「今、どこにいるのですか」
「地下ではありませんから、こちらのせいではないと思いますよ」
「私も外にいるので、電波はいいはずなのですが……」
何の気なしに、どちらの電波が悪いのか、わざわざ確かめるような会話の流れになりやすいのです。
たしかに電波状況が気になりますが、あまり気持ちのいい会話の流れではありません。
たとえどちらが悪いのかわかったところで、どうしようもありません。
電波が悪いのは、仕方ないことです。
電波の話をすればするほど、本来の会話から脱線します。
心当たりのある人も多いのではないでしょうか。
電波が悪くて切れたときの対応は、ただ1つです。
「こちらの電波が悪いのかもしれません。失礼しました」と言えばいいのです。
たとえ、相手の電波が悪くて切れたとしても、自分から謝ったほうがいいのです。
相手をとがめるのではなく、自分から謝ります。
自分が謝れば、相手も心理的に軽くなります。
すぐ謝れば、電波の話もすぐ終わります。
本来の会話に戻ることができ、話に集中できるのです。
人なら誰でも、一度は電話番号を間違って、電話する経験があります。
悪気はありません。
単に、電話番号を違えてしまい、知らないところへかけてしまいました。
電話番号を見間違えることもあれば、押し間違えることもあります。
人間ですから、そういうこともあります。
見知らぬ相手が電話に出たとき、間違えて電話したことに気づくのです。
このときに、どう対応するかです。
「しまった。電話を間違えてしまった」と思い、急に切るのは良くありません。
電話に出たとたん、いきなり切られる電話は、感じが悪いです。
電話の相手に「悪徳商法に関係した電話ではないか」と、あらぬ心配をかけてしまいます。
「見ず知らずの人だから、いきなり切っても、怒って追いかけてくることはないだろう」と思うのではありません。
人としての、基本的な態度に欠けています。
こういうときは、素直に謝ればいいのです。
「あっ、電話番号を間違えたようです。すみませんでした」と、言えばいいだけです。
叱られるのではないかと思いますが、叱られることはありません。
電話の向こうの相手も、きっと間違えた経験があるからです。
「まあ、そういうこともあるよね」と思い、お互い丁寧に電話を切ることができるのです。
電話をしているとき、顔はどの方向に向いていますか。
特に気に留めることもない点ですが、地味に大切です。
うつむきながら電話をしていると、気づかないうちに、会話に悪影響が出ます。
声のトーンが低くなったり、会話の流れが悪くなったりしてしまうのです。
電話をするときは、少しだけ顔を上向きにするのがベストです。
別に真上を向く必要はありません。
ほんの少しでいいのです。
目安としては、正面から上に15度です。
正面より、ほんの少し上向きになるだけです。
上を向けば、テンションも上がります。
自然と声のトーンが上がり、会話の流れをスムーズにする効果があります。
マナーではありませんが、楽しく会話をする心がけとして、知っておくといいでしょう。
友人と電話をするときは、お互い離れているときです。
会えないから、電話をします。
会っていれば、同じ光景を見て会話も合わせることができますが、離れているときはそうもいきません。
見ている光景が違うため、見ている光景も別々です。
しかし、どんなに離れていても、共通する光景があります。
空です。
昼間なら、空を見上げて、こう言いましょう。
「空を見て。きれいな青空だね」と。
空は、大きいです。
空のない世界はありません。
空なら、どんなに離れていても、同じ光景を目にできます。
場所が離れていて、天気が違っていても、天気の話題で話ができます。
もし夜中なら、空を見上げてこう言いましょう。
「空を見て。きれいな星が見えるよ」と。
空は、昼でも夜でも美しいです。
きれいな空を通して、会話を弾ませることができます。
特に恋人との電話なら、きれいな空の話題で、ロマンチックな雰囲気になるでしょう。
空は、話題そのものです。
どんなに離れていても、共通の話題で会話を弾ませることができるのです。
レストランで電話をするときは、一度席を離れるのがマナーです。
カジュアルなレストランなら、許されるところもありますが、フォーマルでは気をつけたい点です。
フォーマルなレストランでは、雰囲気に力を入れています。
席に座ったまま話をするのも、マナー違反です。
エレガントなレストランの雰囲気を壊してしまいます。
ほかのお客さんの迷惑にもなります。
恥ずかしい思いをするのは、本人だけではありません。
同席者まで「常識のない人」と思われ、恥ずかしい思いをします。
レストランでの電話は、一度外に出るのがマナーです。
電話をかけるときだけでなく、電話を受けるときも同じです。
席を離れたとしても、レストランの入り口付近で電話をするのも良くありません。
レストランの入り口付近で電話をしていると、出入りするお客さんの迷惑になります。
レストランは、お店の顔です。
お店の顔の部分が騒がしいと、レストラン全体に悪い印象を与えます。
これからレストランに入ろうとするお客さんは「なんだか雰囲気が悪いな」と、がっかりするでしょう。
食事を終えて外に出ようとするお客さんは、せっかくのいい気分が壊れます。
自分の話に夢中になるほど「自分が迷惑になっている」と、気づきにくいものです。
レストランで電話をするときは、一度レストランの外に出ます。
レストランの入り口からも少し離れるようにして、電話をしましょう。
声を控えめにすれば、ベストです。
突然ですが、自分の電話番号を覚えていますか。
固定電話や携帯電話の番号です。
自分の電話番号をとっさに言えないと、困ることがあります。
たとえば、何かの入会を申し込むとき、電話番号が必要になる場合が多いです。
申し込み欄の「電話番号」で、いつも携帯電話を取り出して、確認することになります。
「その都度、確認すればいいだろう」と思います。
たしかにその都度確認してもいいですが、手間がかかります。
いちいち目で見て確認していると、見間違えて記入しやすくなります。
携帯電話を落としたときにも、困ります。
落とした携帯電話に電話しようと思っても、電話番号を覚えていなければ、かけることができません。
落とし物の相談で、携帯電話のショップに行きます。
ショップの店員から「電話番号を教えてください」と言われ「覚えていません」では、かっこ悪いです。
自分の電話番号は、自分の名前のようなものです。
とっさに言えないと「この人、大丈夫だろうか」と、相手に不安を与えることがあります。
できるだけ覚えておくほうが、とっさのときに助かるのです。
携帯電話を控えるべき場所があります。
電車、バス、レストランなどです。
病院、劇場、映画館では、電源をオフにするのがマナーです。
すでにご存じですね。
「わかっているよ。自分は大丈夫」と思いますが、やはり人間です。
頭でわかっていても、うっかりしてしまうことがあります。
うっかりのない人はいません。
自分でも気づかないうちにマナー違反をしていると、注意されることがあります。
知らない人が近づいてきて「電話はご遠慮ください」と言われます。
このとき、どうするかです。
むっとした表情をしたり「少しくらいいいだろう」と言い返したりしていないでしょうか。
「自分に限ってそんな対応はしない」と思いますが、油断はできません。
注意する人は、マナー違反のことでいらいらしているため、態度が悪くなりがちです。
偉そうな態度で注意されると、ついかっとなり、反抗しやすくなるのです。
注意する人も、大変です。
注意したくて注意しているわけではありません。
周りのみんなの迷惑を代表して、注意しています。
こういうときは、素直に「すみません」と言って、指示に従いましょう。
注意する人の態度がどんなに悪くても、悪いのは自分です。
素直に指示に従い、携帯電話の使用は控えるのがマナーです。
仕事関係とは違い、友人関係なら、用事はなくても連絡することがあります。
「今、どうしているのかな」と気になったとき、何の気なしに電話するでしょう。
今日の出来事を話したり、相手の様子をうかがったりなどです。
仲が良いほど、用事のない電話も多くなるものです。
たわいない話をするからこそ、友人の仲もさらに深まります。
しかし、用事のない電話も、多くなりすぎると困ります。
いつも電話ばかりになると、相手の生活の妨げになります。
寂しい気持ちを紛らす電話は、内容の薄い会話になりがちです。
だらだらした時間ばかりが過ぎ、電話代ばかりがかさむのです。
「友人だから電話に付き合うのが当然」と考えるのではありません。
「友人だからこそ、相手の都合を思って当然」と考えるのです。
客観的に、自分の電話の様子を、振り返ってみましょう。
用事のない電話が多すぎて、相手の迷惑になっていないでしょうか。
電話が長すぎたり、回数が多すぎたりすれば、少し抑えることが必要です。
相手の都合を考えることが、気遣いです。
気遣いは、必ず伝わります。
大切に思われている気持ちが伝わると、友人も嬉しく思い、仲もより深まるのです。
携帯電話に、ロックをかけていますか。
携帯電話には、大切な情報がたくさん含まれています。
自分の名前、住所、電話番号、メールアドレスだけではありません。
写真、映像、音楽、お金など、たくさんの個人情報が含まれています。
携帯電話のロックは、自分のためにかけるものと思いますが、誤解があります。
自分のためだけではありません。
友人のためでもあるのです。
たしかに携帯電話には、自分の個人情報がたくさん含まれています。
大切なことは、登録されている情報は、自分の情報だけではないということです。
携帯電話を落としたとき、アドレス帳から名前や電話番号が流出してしまいます。
もし、悪い人の手に渡れば、悪用されてしまう可能性もあります。
たとえ、落とした携帯電話が無事に戻ってきたとしても、十分に安心とは言い切れません。
実は、誰かがアドレス帳の情報を、別の媒体に記録した後かもしれません。
ロックをしていないと、友人を失います。
「携帯電話をなくした」という人は「友人もなくした」と言っているようなものです。
自分のためだけでなく、友人のためにも、携帯電話のロックは必ずかけるようにしましょう。
電話をしても、つながらないことがあります。
都合が悪かったり、電波が悪かったり、電源をオフにしたりなどです。
つながらなかったとき、どんな対応をしていますか。
「なぜ電話に出てくれないのか」「電波にいるところにいてほしい」と、腹を立てていませんか。
「何をやっていたのか」と、しつこく聞き出そうとするのは、警察の事情聴取と同じです。
電話に出られなかっただけで説教をされると、相手は「付き合いにくいな」と思います。
「居留守を使っているのだろう」と言われるのは、ヤミ金の回収業者と同じです。
あらぬ疑いをかけられるのは、気持ちのいいものではありません。
誰にでも、都合の悪いときがあります。
電波の悪いところへ行くこともあります。
病院や映画館では、電源を切るのがマナーです。
相手の都合を考えれば、怒る理由はありません。
電話がつながらないことに腹を立てると、人間関係が壊れます。
電話がつながらなくても「まあ、そういうこともあるか」と、考えるようにしましょう。
つながらない事情を、わかってあげるのです。
理解のある人は、器の大きい人です。
誰にでもあることですから、怒ることでもないのです。
留守番電話のメッセージで、よく聞かれるフレーズがあります。
「話があります」です。
よくよく考えると、おかしなメッセージです。
話があるから、電話したのです。
電話がかかってきた時点で、話があるのがわかります。
「話があるのはわかっているよ」と、ツッコミを入れたくなります。
しかも「話があります」と念を押されると、内容が気になります。
念を押されていると、良い話より、悪い話を思い浮かべやすくなります。
「何か悪いことをしたのかな」と不安になり、落ち着きません。
もしかすると「お宅が火事です」という連絡かもしれません。
内容が気になって仕方ない。
「話があります」というメッセージは、もはや嫌がらせです。
本人に悪気がないとしても、できるだけ避けたいメッセージです。
留守番電話の用件は、具体的に残すのがマナーです。
「次の待ち合わせ時間について変更させてください。13時はいかがでしょうか。またご連絡いたします」
具体的に言うほうがすっきりします。
「留守番電話に長いメッセージを残すと、迷惑になるのではないか」と思いますが、考えすぎです。
「話があります」という短いメッセージのほうが、はるかに迷惑です。
用件の頭だけでも残しておくほうが、気持ちよく聞けます。
電話をして、留守番電話になったときのことです。
留守番電話に「折り返し、連絡をください」というメッセージを残すことがあります。
自分から何度か連絡をすればいいのですが、相手に折り返してもらったほうが、都合がいい場合があります。
さて、このときに注意したいことがあります。
「水口です。契約の件でご相談があり、折り返し、連絡をいただけますでしょうか」
ありきたりな伝言ですが、よくない言い方です。
どこが悪いのか、おわかりでしょうか。
連絡先が抜けているのです。
「連絡先は知っているはずだから、わざわざ伝える必要はないだろう」と思いますが、そういう意味ではありません。
礼儀の問題です。
「折り返し電話をください」は、命令です。
自分のために手間をかけるよう、相手に命令するわけです。
人によっては「折り返してください」という言い方で、気分を悪くする人もいるでしょう。
「何さまのつもりだ」と思うのです。
そう思われないためにも、連絡先を残すのがマナーです。
お願いする側の、最低限の礼儀です。
「水口です。契約の件でご相談があり、折り返し、ご連絡をいただけますでしょうか。連絡先は080-1234-1234です。お忙しいところ恐れ入りますが、よろしくお願いします」
腰を低くしながらお願いすれば、悪い気はしません。
折り返しをお願いする際は、マナーとして自分の連絡を含めて伝えると、感じが良くなるのです。
電話を見ると、1件の着信履歴がありました。
電話番号は、知らない人からです。
留守番電話も残っていません。
誰が何の用件でかけてきたのか、わからない状態です。
知らない電話番号から電話がかかってきたとき、どうしますか。
すぐかけ直すのもいいですが、あまり軽い気持ちでかけ直すのは、おすすめしません。
もしかすると、営業の電話かもしれません。
面倒なことに巻き込まれるのは、ごめんです。
かけ直す前に、ぜひ、やっておきたいことがあります。
インターネットで、検索です。
電話番号のハイフンは省略して検索すると、より正確です。
会社の電話番号なら、検索にヒットします。
ヒットした会社に心当たりがあれば、用件を思い出すきっかけになり、安心してかけ直せます。
悪徳商法に関係する電話番号だと、わかることもあります。
インターネットでは、悪徳商法に関係する電話番号の情報が共有されています。
悪い噂のある電話番号なら、かけ直す必要はないとわかります。
「もし、検索できない人からの大切な電話なら、どうするのか」と思うでしょう。
本当に大切な用件なら、必ず、留守番電話に伝言を残すはずです。
留守番電話に伝言がなければ、緊急でも大切な用事でもないと考えることができるのです。
すべての電話番号が必ず検索できるとは限りませんが、無防備にかけ直すよりは、ましです。
防犯面の知恵として、心得ておきましょう。
「電話代がかかるから、そろそろ切ろう」
そう言われて、電話を切られたことはありませんか。
正直な理由であるのは、わかります。
電話をするにも、お金がかかります。
しかし、言われた人にとって、あまり気持ちのいい言葉ではありません。
「あなたとの会話には、お金を払う価値はない」と言われたような気がするからです。
「私たちは今、くだらない会話をしているから、切りましょう」と言われているようにも聞こえます。
地味な言葉ですが、心に突き刺さるのです。
たとえ本当の理由でも「電話代がかかるから」は、言わないほうがいいフレーズです。
もし言いそうになれば、別の言い方をしましょう。
「用事があるので、そろそろ切りませんか」です。
傷つけるのではなく、気づかせます。
疑問形のため、柔らかい言い方です。
常識のある人なら、はっと気づいてくれるはずです。
自分の予定を尊重してほしいことを伝えれば、相手もわかってくれます。
気持ちよく、電話を切ることができるのです。
電話の最後には、どんな言葉を使っていますか。
仕事関係なら「それでは、失礼します」という言葉が定番です。
友人関係なら「またね。バイバイ」という言葉が多いことでしょう。
最もよく使われる、定番の別れ言葉です。
最後の一言は大切です。
最後の一言は、3分間、続きます。
余韻があるからです。
電話の最後の言葉は、電話を切ってからも、頭の中で言葉が何度も響き渡ります。
「じゃあ、バイバイ」と言って切ると、頭の中で「バイバイ、バイバイ……」の声が、しばらく続きます。
電話の会話の中でも、最後の一言だけは、特に力を入れたいところです。
電話の最後の一言は、きれいな言葉で締めくくりましょう。
おすすめの言葉は「いい1日を過ごしてくださいね」です。
ぱっとした明るい雰囲気が漂う言葉ですね。
聞くだけで、元気が出てきます。
「いい1日を過ごしてね」と言って電話を切ると、爽やかです。
前向きな印象が残り、これからも仲良くしたいと思います。
もし、夜なら「おやすみなさい。いい夢を見てくださいね」がいいでしょう。
少し声のトーンを高くして、明るく言いましょう。
相手は電話を切った後、気持ちのいい余韻が響き渡ります。
生きる力がみなぎります。
言う側も言われる側も、明るい気分になり、気持ちよく電話を切ることができるのです。
電話で会話を終えるときのことです。
「それでは失礼します」と言った瞬間、すぐ電話を切っていませんか。
自分はいいかもしれませんが、相手は不快な思いをしているかもしれません。
自分がすぐ電話を切ると「がちゃり」という電話を切る音が、相手の耳に入ります。
耳元で大きく鳴り響いた後、電話の切れた音だけが、むなしく響き渡ります。
この悲しい余韻は、言葉では言い表せません。
せっかく気持ちのいい会話ができても、電話の切り方が悪いと、いろいろな不安が思い浮かびます。
「相手は怒っていたのではないか」
「本当は早く切りたがっていたのではないか」
後味が悪いのです。
後味の悪さが、印象に変わります。
電話の切り方は、最後だからこそ、よく印象に残るのです。
気持ちよく電話を切るためには「失礼します」と言った後、一呼吸置きましょう。
目安としては、3秒から5秒ほどです。
一呼吸置いて電話を切れば、がちゃりという音が、耳元で聞こえることはありません。
もし、理想的な対応を目指すなら、相手が電話を切るまで待つことです。
自分が電話を切る音を聞かせないことで、相手に不快な印象を与えることがなくなります。
コールセンターでは常識の対応ですが、私たちの日常でも取り入れられます。
手間に余裕があれば、ぜひ取り入れてみましょう。
電話を切る瞬間は、その人の印象を決めてしまう、大切な場面です。
できるだけ気持ちのいい切り方をして、会話を締めくくりましょう。