社会人ともなれば、食事をする際にもマナーを身につけて食事ができるようになりたいものです。
食事マナーは、品格だけでなく、人格まで表します。
落ち着きの証しであり、大人の証しです。
食事をする際の基本マナーは、実にシンプルです。
「音を立てないこと」です。
なぜ音を立ててはいけないのかは、想像がつきますよね。
「乾杯」
社員で集まる飲み会では、お決まりの「乾杯」があります。
歓迎会、忘年会など、みんなでグラスをかちんかちんと合わせる光景をよく目にします。
和食のときにはお決まりの「お吸い物」があります。
お味噌汁、けんちん汁、豚汁など種類はさまざまです。
軽い和食料理店では、ふたなしでお吸い物が出てくるところもあります。
「食べかけたものを皿に戻してはいけない」というのは、和食でも洋食でも共通のマナーです。
食べかけたものは、歯形がついて見えてしまい、下品だからです。
また食べかけたものを皿に戻してはいけないからとはいえ、無理に口に押し込むのもいけません。
会社の仕事関係では、終業後に大勢で集まる会がよく開かれます。
忘年会、新年会はお決まりですね。
また季節の変わり目には、職場のみんなと飲みに向かうことがあります。
社会人にもなれば、タバコのマナーはしっかり守る意識を持たなければなりません。
特に食事中のタバコには注意が必要です。
たとえば、会社仲間と一緒にお昼休みに食事へ向かいます。
「食事中の会話」は、もちろん問題ありません。
仲のいい人とする食事中の会話は、さらに仲良くなるチャンスです。
仕事の人と食事に行けば、普段の業務ではできないような会話ができ、より結束力が強まります。
仕事が終わった後、仕事仲間と飲みに行くことがあります。
歓迎会・忘年会のような計画的な飲みではなく、同僚と話しているうちに飲みに行こうという流れになる場合です。
仕事のストレスがたまっているときは、こういうパターンはよくあります。
終業後に社員で集まり、お酒を飲むときにはお決まりの「乾杯」があります。
みんなで楽しくお酒を飲めれば、会話も弾み、チームの結束も強くなります。
しかし、残念なことに人によっては、お酒が苦手という人がいます。
社内の人と、業務後に飲みに行くことがあります。
初めは堅い雰囲気でも、アルコールが入ると、だんだん口数も増えてきます。
上機嫌になり、はしゃいでしまうこと、ありませんか。
洋食レストランでは、ナイフとフォークを使うメニューとなります。
お箸文化の日本人である私たちは、練習する機会がないと、ナイフとフォークの使い方はなかなか覚えられないものです。
お箸の使い方には慣れていても、ナイフとフォークの使い方に自信がない人もいるかもしれません。
「すみません!」
私がある日、レストランで食事中のときのことです。
隣に座っていたおじさんが、急に大きな声で言いました。
人と食事をする際に、携帯電話をテーブルの上に置いてはいけないことは、すでにご存じのとおりです。
テーブルの上は、食事をするところなのですから、食事に関係しないものは置いてはいけません。
なにより相手に失礼です。
取引先のようなお客さまと仕事の合間に、食事に行く場合があります。
仕事の続きで話をするのは当然ですが、ささいなプライベートや雑談などにも華が咲くものです。
そんなとき、話題選びに1つ注意ポイントがあります。
上司と部下の大勢で食事に行ったときには、上司から食事をおごってもらえることがあります。
いつもは厳しくしているが、たまにはかわいい部下のためにおごってやろうと思います。
おごってもらえた側は、お礼を言います。
熱心に仕事をしていると、顔が汗や脂でべたつくようになります。
昼食でレストランへ入り、おしぼりをいただきます。
なんとこのおしぼりで、顔を拭いている人がいるのです。
年齢を重ねると、社会マナーに対して気持ちがつい緩みがちになります。
マナーを忘れた品のない男性を「オヤジ」といいます。
品のある中高年を「おじさま」と呼ぶことに対し、品のない中高年を「オヤジ」と呼ぶのです。
仕事関係の打ち合わせのときに、喫茶店で行われることがあります。
喫茶店はほど良い雰囲気で、コーヒーを飲みながらする打ち合わせは、快適に話が進みやすいものです。
「みんな好きなものを選んでくれ」
仕事の評価は「仕事中」だけにされるものではありません。
「食事中」にも、仕事の評価につながります。
食事中は気が緩みがちになりますが、ここで評価を下げる人と上げる人がいます。
食べるスピードを考え始めると、い良いよ本格的な社会人としての食事マナーです。
食事をするスピードについて、今まで考えたことがなかったのではないでしょうか。
仕事の関係で、取引先と食事に行ったり、また職場の上司と一緒にランチを食べに行ったりするときがあります。
仕事の定時近くになると、ときどき悪魔のささやきがあります。
「水口君、今日、一杯どうかね」
上司からの飲みの誘いです。
食事マナーというのは、ナイフやフォークの使い方だけではありません。
不注意は、意外なところに存在します。
たとえば、食事中の会話です。
男性にも女性にも共通して言えることですが「食事中に足を組む人」がいます。
子どものころからの癖で、社会人になってからも、足を組んでいるようです。
そばで見ていて、食事中に足を組んでいる姿は、横柄に見えて仕方ありません。
上司から食事をおごってもらった際には、お礼は欠かせません。
しかし、お礼を1回だけで済ませていませんか。
「1回で何が悪い!」と言う人もいるでしょう。
食事のときには「残さないこと」がマナーです。
朝食昼食夕食、また和食でも洋食でも、共通した食事マナーです。
「そんなこと、わかっているよ」
会社の創立10周年や20周年のような記念パーティーでは「立食形式」が通例です。
椅子に座って食事をするのは、少人数で楽しむ場合です。
全社員が出席するような大規模なパーティーでは、立ちながら食事ができる「立食パーティー」が当たり前です。
なぜ立食パーティーを開くのかを考えれば、そのマナーもおのずからわかってきます。
椅子に座っての食事では、少人数が基本になります。
座席の移動も大変しにくいものです。
レストランのモーニングメニューでは、好きな食事を好きなだけ取れるバイキング(ビュッフェ)形式の食事がよく見られます。
種類が豊富な上に、お値段も手頃ですから、利用されている方は多いのではないでしょうか。
ホテルのランチやカフェでも、当たり前のように目にする光景です。
私は、バイキング(ビュッフェ)形式が大好きです。
種類が豊富であり、好きなときに好きなメニューが選べます。
自分の好きなように盛り付けが楽しめ、お値段も手頃ですから、嬉しいかぎりです。
社会人ともなれば、食事をする際にもマナーを身につけて食事ができるようになりたいものです。
食事マナーは、品格だけでなく、人格まで表します。
落ち着きの証しであり、大人の証しです。
学生時代のように好き勝手に食べるのではなく、周りの迷惑にならないように配慮します。
それでいて、品を保ちながらかっこよく食事ができるのが、大人です。
食事マナーの中でも、最も大切なマナーの1つに「荷物の置き方」があります。
オーバーコート、カバン、ハンドバッグなど、食事をする際には邪魔になるものがあります。
しかし、これらをテーブルの上に置くのは、極まりないマナー違反です。
テーブルは食事をするところですから、テーブルの上には食事に関係のないものを置いてはいけません。
オーバーコートは、店にクロークがあれば預けておきます。
しっかりした高級なレストランには必ずクロークはありますから、素直にそこに預けておけばいいでしょう。
もし、ない場合には隣の椅子にかけておきます。
カバン、ハンドバッグ程度なら、同じく隣の椅子の上に置いておきましょう。
もし、隣の席にも友人が座る場合にはどうするのでしょう。
オーバーコートは自分の座る椅子の背もたれに、かけておきます。
カバンやハンドバッグは、背もたれと背中の間に挟むような形でおきます。
こうすれば、誰にも迷惑にならずに荷物を置けます。
このようにオーバーコートやバッグは、テーブルの上に置かないように気をつけましょう。
本来は、タバコや携帯電話でさえ、テーブルの上はタブーなのです。
食事をするテーブルの上に、食事に関係のない物が置いてあると、一緒に食事をする相手に対して失礼です。
店員がサービスをする際の邪魔になるだけでなく、自分が食事をするときの邪魔にもなるからです。
食事をする際の基本マナーは、実にシンプルです。
「音を立てないこと」です。
なぜ音を立ててはいけないのかは、想像がつきますよね。
ナイフやフォークでかちゃかちゃと音を立てていると、おいしい食事の妨げになるからです。
友人と一緒に食事をするなら、音が気になり、食事の味がぼやけてしまいます。
またほかにいるお客さんにも音が大きいと、食事の邪魔になります。
たとえば、スープを飲むときです。
ずるずる音を立ててスープを口にしていると、貧相に映るだけでなく、いかにもおいしくないスープのように見えてきませんか。
「品のない音」1つのために、品格、おいしさ、食材、食事の時間が急に貧しくなります。
音を出さないのは、簡単に思えて、難しいことです。
音を立ててはいけないと頭でわかっていても、油断したときにうっかりやってしまいます。
ナイフやフォークは、意識をして静かに皿におかないと、かちゃかちゃと音が出てしまいます。
スープは、熱いほどずるずる音を立ててしまいそうになるので、特に注意が必要です。
食事をよりおいしくいただくためにも、マナーはきちんと守るようにしましょう。
「乾杯」
社員で集まる飲み会では、お決まりの「乾杯」があります。
歓迎会、忘年会など、みんなでグラスをかちんかちんと合わせる光景をよく目にします。
しかし、本来は、グラスをぶつけるのはよくないことなのです。
まず、音を立ててしまうというマナーに反する行為はもちろんですが、もっと重要なポイントが含まれています。
グラスが割れてしまう危険性があるということです。
特にガラスが薄い繊細なグラスは、かちんと少しぶつけるだけでもひびが入ってしまいます。
ワイングラスは、ガラスが薄いものがほとんどです。
時には割れてしまうこともあるでしょう。
そうなれば、せっかくの楽しい食事の雰囲気が台無しになります。
楽しい雰囲気に乗じて、うっかりしてしまいがちなことですから、注意が必要です。
では、どう乾杯をするのがいいのでしょうか。
グラスを目の辺りまで持ち上げればいいだけです。
決してかちんとグラスをぶつけるのではなく、少し高めに持ち上げて「乾杯」と言えば、それで十分です。
先輩より低くグラスを差し出せば、なお申し分ありません。
乾杯とは本来「お互いの労をねぎらい、楽しく飲みましょう」という意図が含まれています。
グラスをぶつけるのが、乾杯ではないのです。
きちんとマナーを守って食事をしましょう。
和食のときにはお決まりの「お吸い物」があります。
お味噌汁、けんちん汁、豚汁など種類はさまざまです。
軽い和食料理店では、ふたなしでお吸い物が出てくるところもあります。
しかし、高級和食料理店では、必ずふたが付いて出てきます。
まずふたの役目ですが、お吸い物の中にごみが入らないようにするためです。
また出来上がったばかりの温かさを逃さないためにしています。
お吸い物にふたをすることで、熱を逃げにくくしています。
口にするときには、当然ふたを取りますが、問題は食事の後です。
このふたを、元に戻すべきかどうかです。
元に戻してしまうと、飲んでいないように見えてしまい、店員さんにわからないためやめたほうがいいのではないかと思います。
しかし、ふたを開けっ放しにするのも、お椀の底が見えてかっこが悪いものです。
わざわざ、ふたをずらして閉じてしまう人もいます。
人によっては、店員さんに「飲み終わりました」という意味で、ふたを逆さまにして閉める猛者もいるようです。
どれが正しいのでしょうか。
「元のとおりふたを閉めておく」のが、正しいマナーです。
理由は「お椀に傷を付けないため」です。
お椀には、繊細なうるしが塗られて、細かな装飾が施されています。
高級な和食料理店ほど、味で楽しむだけでなく、目でも楽しませてくれます。
お椀に美しい装飾がありますから、お吸い物は「飲む楽しみ」だけでなく「見る楽しみ」まで味わわせてくれます。
そのきれいな漆は、ふたを逆さまにしていると傷付きやすくなります。
では、お店の人が食事を片付けるタイミングですが「雰囲気」で感じ取ってくれます。
店員は毎日数多くのお客さんの食事を目にしている、プロのサービスマンです。
あなたが思っている以上に、食事が終わった雰囲気は感じ取ってくれています。
こちらからわざわざ合図しなくても、しぐさや雰囲気で感じ取ってくれるので、そもそも心配をする必要はないのです。
「食べかけたものを皿に戻してはいけない」というのは、和食でも洋食でも共通のマナーです。
食べかけたものは、歯形がついて見えてしまい、下品だからです。
また食べかけたものを皿に戻してはいけないからとはいえ、無理に口に押し込むのもいけません。
たくさんのものを一度に口に入れてしまうと、もぐもぐとしている様子が不格好です。
頬が大きく膨らむくらい口に入れるのは、少し見苦しいですね。
しかし、そうは言え、一口では食べられない大きさのものがあります。
たとえば、大きな野菜、ステーキなどは大きいですから、そもそも一口で食べられませんね。
では、一口で食べられないものはどうすればいいのでしょうか。
皿の上で、一口で食べられるように小さく切ってから口に運ぶのです。
皿の上で小さく切る分には下品ではありません。
和食なら、お箸を使って小さく分けます。
洋食なら、ナイフとフォークを使って、小さく切ればいいのです。
一口サイズなら、口に含んだ際に頬が膨らむこともありませんし、食事を長く楽しむことができるのです。
会社の仕事関係では、終業後に大勢で集まる会がよく開かれます。
忘年会、新年会はお決まりですね。
また季節の変わり目には、職場のみんなと飲みに向かうことがあります。
大きな仕事区切りに、祝いも兼ねて、プロジェクトのメンバー全員で飲みに行くこともあるでしょう。
そうしたときには、上司がこういうことをよく言います。
「さあ、今日は無礼講だ。仕事のことは忘れて飲んでくれ!」
上司が仕事の堅苦しい雰囲気を和ませるために、わざわざ気を使ってくれます。
無礼講とは「仕事の上限関係をなくして、打ち解けて飲み合おう」という意味です。
ここでよく失敗する人がいるのですが、無礼講だからとはいえ、本当に無礼になってしまう人がいるのです。
礼儀を忘れ、敬語、謙譲語を使わず、偉そうな態度で上司に話しかけます。
「前から思っていたのですが、部長は髪が少なすぎですよ」
「仕事が大変で死にそうですよ。辞めようかな」
「これからも頑張ってくれよ、部長!」
いくら無礼講とはいえ、これでは上司を怒らせてしまい、次の日から関係がぎくしゃくしてしまいます。
上司はあくまで上司です。
無礼講は、無礼講という意味ではないのです。
「リラックスをして、打ち解けて楽しく飲もう」という意味です。
飲み会の席で「無礼講だ」とはいえ、本当に無礼になってはいけないことに注意が必要です。
もちろんいつもと変わらない堅苦しい雰囲気では、つまらなくなります。
適度にリラックスを心がけて飲みを楽しむのがいいでしょう。
社会人にもなれば、タバコのマナーはしっかり守る意識を持たなければなりません。
特に食事中のタバコには注意が必要です。
たとえば、会社仲間と一緒にお昼休みに食事へ向かいます。
自分が定食を早く食べ終えたからとはいえ、タバコを吸うのはいけません。
基本的に「食事中のタバコはマナー違反」です。
自分は食事が終わっていても、相手はまだ食事中です。
自分の吸うタバコの煙で、まだ食事をしている人の食事の味を台無しにしてしまうからです。
一緒に食事をしている相手も、同じくタバコを吸う喫煙者でも良くありません。
周りには、ほかのお客さんもたくさんいます。
自分たちは大丈夫だと思っても、ほかのお客さんに迷惑をかける時点でマナー違反です。
周囲の人たちのことを考えられないようでは、社会人として失格です。
さらに相手が上司になる場合には、タバコはもってのほかです。
相手の許可もなく、勝手にタバコを吸うのは注意が必要です。
タバコを吸う姿は横柄な態度にも映りやすく、上司の気分を害してしまいます。
どうしても吸いたいときには、一言「タバコを吸ってもよろしいですか」と許可を得てからにしましょう。
タバコは、百害あって一利なしなのです。
「食事中の会話」は、もちろん問題ありません。
仲のいい人とする食事中の会話は、さらに仲良くなるチャンスです。
仕事の人と食事に行けば、普段の業務ではできないような会話ができ、より結束力が強まります。
食事を共にすると、仲良くなりやすいという心理的な効果もあり、恋愛でも有効です。
そんな魅力的な食事の効果ですが、1つだけ注意があります。
「口に食べ物を入れたまま会話をしないこと」です。
食事中に会話をしてもいいのですが、口をもぐもぐとさせながら話をするのは、かっこ悪いものです。
口の中の食べ物が相手に見えてしまい、下品です。
食事中は、口の中の食べ物が、飛び出るかもしれません。
食べるときの噛む音も目立ち、相手に不快感を与えます。
もちろん食事中は絶対に話してはいけないわけではありません。
「話すときには話し、食べるときには食べる」という区切りをきちんとつけることが大切なのです。
仕事が終わった後、仕事仲間と飲みに行くことがあります。
歓迎会・忘年会のような計画的な飲みではなく、同僚と話しているうちに飲みに行こうという流れになる場合です。
仕事のストレスがたまっているときは、こういうパターンはよくあります。
忘年会や新年会のような計画的な集まりでは、休日の前夜が定番です。
次の日が土曜日で会社が休みだからです。
飲みすぎて遅い時間になっても、次の日が休日なら安心です。
「次の日が休日」という開放感もあるため、休日の前夜は盛り上がりやすい。
しかし、気をつけたいのは、急に同僚と飲みに行くことになったときです。
必ずしも休日の前夜とは限らず、月曜や火曜の夜ということもあるでしょう。
飲みに行くのはいいのですが、気をつけたいのは、アルコールの量と時間です。
話が弾んで飲みすぎてしまうと、抑制が利かなくなります。
二日酔いで、次の日に会社を休むのは言語道断。
もし飲みすぎで休むことがあれば、会社から自己管理能力が欠けていると判断され、評価に悪影響が出るでしょう。
またアルコールでなくても、深夜まで飲んでいて、終電に間に合わない事態も避けたいところです。
話が盛り上がると時間感覚がなくなり、気づくと終電の時間が過ぎている場合があります。
「そんなことがあるわけない」という人に限って、あるのです。
飲みに行くことはあっても、次の日の仕事に支障を来さないことが社会人としてのマナーです。
終業後に社員で集まり、お酒を飲むときにはお決まりの「乾杯」があります。
みんなで楽しくお酒を飲めれば、会話も弾み、チームの結束も強くなります。
しかし、残念なことに人によっては、お酒が苦手という人がいます。
ほんの少しの量でも顔が真っ赤になり、酔いやすい体質の人がいるのもたしかです。
飲めない人に、無理やり飲ませるのも健康に良くありません。
とはいえ「お酒が飲めない」という理由で、場の乾杯の様子を見ているのも、雰囲気が壊れます。
こうしたときには、一応グラスにはお酒を注いで、乾杯のときに口だけつけるようにしましょう。
飲まなくてもいいので、その場の雰囲気を壊さないように、乾杯をしてグラスに口だけをつければいいのです。
乾杯の後に、こっそりウーロン茶やジュース類など、口にできる飲み物をオーダーすればいいのです。
これなら、お酒が飲めない人でも雰囲気を壊さず、参加できます。
飲めない体質なのに無理をして飲み、次の日、会社に出社できなくなるほうがもっといけません。
社内の人と、業務後に飲みに行くことがあります。
初めは堅い雰囲気でも、アルコールが入ると、だんだん口数も増えてきます。
上機嫌になり、はしゃいでしまうこと、ありませんか。
実は私、飲みで最大の失敗を犯したことがあります。
アルコールが入ってはしゃぎすぎて、完全に酔いつぶれたことが一度だけですが、あるのです。
情けなく、恥ずかしい失敗です。
ある金曜日の夜、仕事が終わった後に仕事仲間と計15名くらいで飲みに行くことになりました。
初めはやはり堅い雰囲気ですが、アルコールが入ってくるとだんだん盛り上がってきます。
そのとき私は、アルコールの勢いがつきすぎてしまい、完全に酔いつぶれてしまいました。
飲みすぎて気分が悪くなってトイレから出られなくなりました。
完全にお酒につぶれると、もはや動けません。
飲みがとっくに終わった後にも、トイレで終電近くまで休んでいました。
というより、寝ていました。
仕事の仲間は、大丈夫かとトイレの外から話しかけてきます。
「大丈夫……」
大丈夫ではないにもかかわらず、大丈夫と答えるお決まりのパターンです。
同僚は「大丈夫じゃないな」とずっと外で待ってくれていました。
しかし、気分の悪さでトイレから出られる状態ではありません。
私はいつの間にかトイレで3時間以上、こもり続けていました。
なんと迷惑な話でしょうか。
いまだにこの1件は、深く反省しています。
同僚に迷惑をかけてしまい、自分の痴態をさらしてしまい、今思い出すだけでも赤面してしまいます。
当然ですが、それ以来、仕事では私の酔いつぶれた話題がよく出てくるようになりました。
「あんなに飲むんじゃなかったな」と、いまだに反省してしまいます。
一度の失敗は、ずっと尾を引いてしまい、信用や信頼に響くものです。
私はそれ以来、仕事の飲みでどんなに盛り上がっても「仕事の延長」という意識を持つようになりました。
勢いが乗るのは話だけにして、お酒の勢いはつけないようにしました。
仲間と打ち解けるための飲みも、度が過ぎれば逆効果になってしまうのです。
洋食レストランでは、ナイフとフォークを使うメニューとなります。
お箸文化の日本人である私たちは、練習する機会がないと、ナイフとフォークの使い方はなかなか覚えられないものです。
お箸の使い方には慣れていても、ナイフとフォークの使い方に自信がない人もいるかもしれません。
そんな洋食レストランで必ず身につけておきたいのは「食事中」「食事が終わりました」のマナーです。
ナイフとフォークをどうすればいいのかあまり意識していない方もいるかもしれませんが、要チェックです。
洋食には「食事中」「食事が終わりました」のサインがあり、区別されています。
まず食事中、手を休めたい場合は、ナイフとフォークを「ハ」の字にして皿の上に置きます。
「まだ食事中です。お皿は下げないでください」というサインになります。
ナイフとフォークが「ハ」の字になっているときは、ウエイターが皿を下げることはありません。
食事中手を休めたいときやお手洗いで離席するときなどは、ナイフとフォークを「ハ」の字に置けばOKです。
一方、食事が終わり、皿を下げてほしいときにはどうするのでしょうか。
ナイフとフォークを4時の方向にそろえる形にして皿の上に置きましょう。
こうすると「下げてほしい」というサインになります。
手を挙げて知らせるのもいいですが、カトラリーの置き方だけでサインを送るほうがシンプルかつスマートです。
給仕の方がそっと近づき、会話の邪魔にならないよう、自然なタイミングでお皿を下げてくれるのです。
「すみません!」
私がある日、レストランで食事中のときのことです。
隣に座っていたおじさんが、急に大きな声で言いました。
何事かと思って隣を見ると、単に注文を聞いてもらうために店員さんを呼んだだけでした。
大きな声だったため、振り向いたのは私だけではありませんでした。
ほかのお客さんも「どうしたんだ? 何事だ?」と思い、顔を向けています。
視線はおじさんに集中していました。
いくら店員に用事があるとはいえ、食事中に大声を出すのはほかの人たちへの迷惑になります。
楽しい会話をしている最中なら、気がそれてしまいますし、食事中にうるさいと不快になります。
好きな人への告白の最中なら、雰囲気が壊れてしまうところです。
和食でも洋食でもそうですが、店員さんに用事があるときに「すみません!」と大声を出して呼んでいる人をときどき見かけます。
いくら呼びたいとはいえ、これはマナー違反なのです。
では、店員を呼びたいときにはどうすればいいのでしょうか。
手を軽く上げればいいのです。
声を出す必要がありませんから、声の小さな女性でもすぐできます。
そっと手を挙げれば、店員さんはそれに気づき、すぐ駆けつけてくれます。
これなら子どもでもできますね。
大声を出す必要もありませんから、ほかの人の迷惑にもなりません。
店員に用事があるときには、手を軽く上げて呼ぶようにしましょう。
人と食事をする際に、携帯電話をテーブルの上に置いてはいけないことは、すでにご存じのとおりです。
テーブルの上は、食事をするところなのですから、食事に関係しないものは置いてはいけません。
なにより相手に失礼です。
相手と話をしながら、携帯も気にしているという状態は好ましくありません。
学生同士なら許されても、お金が関係するビジネスの場では好ましくありません。
携帯電話をテーブルの上に「置いてはいけない」と同時に、携帯電話を「見ること」も「触ること」も基本的に厳禁なのです。
取引先と商談で食事をしている最中に、メールをチェックしたり、返信したりするのは、目の前の人を無視することになり失礼です。
メールの着信音が聞こえれば、気になって仕方なくなり「チェックくらいならいいか」と思います。
メールチェックで一瞬だけ携帯電話を触る人がいるのですが、この一瞬が相手を傷つけてしまいます。
もちろん大切な取引先との食事の際は、あらかじめ携帯電話をオフにするという配慮も必要です。
携帯電話の着信音で、イメージをダウンさせてしまいかねないのです。
取引先のようなお客さまと仕事の合間に、食事に行く場合があります。
仕事の続きで話をするのは当然ですが、ささいなプライベートや雑談などにも華が咲くものです。
そんなとき、話題選びに1つ注意ポイントがあります。
「内輪にしかわからない話題は避ける」ということです。
「この前のA君の失敗は、驚いたよ」と、内輪の人間しか知らない話題は、外部の人間には何のことやらわかりません。
疎外感を受けさせることになり、気分がいいとは言えません。
人によっては、これだけで気分を害される方もいます。
「宗教・政治・野球」のような言い争いになりやすい話題は避けて、なおかつ、内部の人間にしかわからないような話題も避けます。
どのような話題が良いのかというと「天気」や「最近の社会情勢」などがいいでしょう。
天気の話は誰にでも共通の話題です。
共感も得られやすいものです。
また「最近の社会情勢」も普段からニュースを見ている人なら、わかることです。
誰にでもわかる共通の話題を選んで、外部の人でもすぐ会話に参加できる内容で話をしましょう。
上司と部下の大勢で食事に行ったときには、上司から食事をおごってもらえることがあります。
いつもは厳しくしているが、たまにはかわいい部下のためにおごってやろうと思います。
おごってもらえた側は、お礼を言います。
「ごちそうさまでした」
「ありがとうございました」
せっかくおごってもらえたのですから、当然お礼を言いますよね。
しかし、ある条件のとき、お礼を言い忘れやすいシチュエーションがあります。
部下が大勢の場合です。
部下がたくさんいると、上司からおごってもらえた感動や感謝が薄くなりがちです。
「みんながおごってもらい、自分もその1人」という印象になるからです。
上司と自分の一対一で食事に行ったときには、おごってもらえたときの感謝も大きいですから、お礼を忘れることはありません。
しかし、上司と部下が1対10の場合は、おごってもらえたときの感動や感謝も10分の1になってしまいがちです。
人数分だけ分散され、感動や感謝が薄くなってしまいそうになります。
そうしたとき、こう思ってしまうのです。
「ほかの誰かがお礼を言ってくれるだろう」
「自分が言わなくてもいいだろう」
つい、のんきに考えてしまいがちです。
上司から見れば、部下が多いほどおごった金銭的ダメージは大きいですから、お礼は言ってもらいたい気持ちも大きくなります。
しかし、実際は、おごる相手が多くなればなるほど、部下はお礼を忘れがちになるというギャップがあります。
まず、こうした状況になりやすいことを注意しておきましょう。
「ごちそうさまでした」
上司からおごってもらったときには、どんな状況であろうと、必ずお礼を伝えるようにします。
人数は関係なく、おごってもらえたことにはきちんと感謝を伝えるようにするのです。
熱心に仕事をしていると、顔が汗や脂でべたつくようになります。
昼食でレストランへ入り、おしぼりをいただきます。
なんとこのおしぼりで、顔を拭いている人がいるのです。
特に中高年のおじさんたちに多い、マナー違反です。
おしぼりは「手を拭くため」のものであって「顔を拭くため」のものではありません。
顔の汗や油を拭き取りたいとはいえ、食事の場で、それもおしぼりを使って拭くものではありません。
お手洗いに行って、洗面台でハンカチを使ってお手入れすることです。
さらに忘れてはならない、もう1つの迷惑があります。
同席している人まで「同類」と思われてしまうことです。
レストランには、ほかにもお客さんが大勢います。
1人がおしぼりで顔を拭いていると、同席している人までマナーの悪い人だと思われます。
1人のマナー違反で、同類に思われるのは、なんと残念なことでしょうか。
1人の違反が、周りに迷惑をかけてしまいます。
実に中高年に多いこのマナー違反には、特に気をつけましょう。
年齢を重ねると、社会マナーに対して気持ちがつい緩みがちになります。
マナーを忘れた品のない男性を「オヤジ」といいます。
品のある中高年を「おじさま」と呼ぶことに対し、品のない中高年を「オヤジ」と呼ぶのです。
私がレストランで食事をしていると、ときおりこんなマナー違反を見かけることがあります。
ウエイターを呼ぶときに「お兄ちゃん!」と呼ぶ人がいるのです。
ウエイトレスなら「お姉ちゃん!」と呼びます。
それも大声です。
手招きで呼びます。
つい、私は「ここはキャバクラじゃないよ」と、ツッコミを入れたくなります。
周りにはほかのお客さんもいるというのに、聞いている私まで恥ずかしくなります。
品のない中年男性に多いマナー違反ですが、あなたはいかがでしょうか。
店員を呼びたいときには、軽く手を挙げるだけです。
大声は、ほかのお客さんに迷惑ですから、避けるのがマナーなのです。
仕事関係の打ち合わせのときに、喫茶店で行われることがあります。
喫茶店はほど良い雰囲気で、コーヒーを飲みながらする打ち合わせは、快適に話が進みやすいものです。
「みんな好きなものを選んでくれ」
いくら上司がそう言ったからとはいえ、ここで気を抜いてはいけません。
みんながコーヒーを注文しているときに「じゃあ、私はチョコレートパフェ」というのでは、協調性が欠けていると思われます。
いくら食べたいものとはいえ、何でも注文していいわけではありません。
「仕事で喫茶店へ来ている」という意識を忘れてはいけません。
コーヒーは注文してからすぐ出てきますが、チョコレートパフェはつくるにも食べるにも時間がかかります。
打ち合わせの時間は限られていますし、1人だけ時間のかかる注文をすると、ほかの人を待たせてしまうことになります。
なにより、打ち合わせのために喫茶店に来ているのですから、その場の雰囲気に合わないメニューは違反です。
喫茶店でも仕事で来ている意識をもちましょう。
周りが注文するものに合わせて、その場に合ったメニューを注文するのがいいでしょう。
仕事の評価は「仕事中」だけにされるものではありません。
「食事中」にも、仕事の評価につながります。
食事中は気が緩みがちになりますが、ここで評価を下げる人と上げる人がいます。
あなたはどちらでしょうか。
食事のどのような場面かというと「食事の注文」や「追加注文」の際です。
基本的に、食事の注文は新人の仕事です。
追加注文をするときにも、上司にさせてはいけません。
食事をする際にも、新人や部下が出番になるところです。
率先して店員を呼び、スムーズに注文をしているところを、上司はしっかり見ています。
「雰囲気をわかっているな」
「行動が早いな」
「協調性があるな」
そう思われれば、評価は上がります。
食事の際に、行動が早く、周りの雰囲気を感じ取る人は、仕事にも通じます。
そういう人は、仕事でも、早く周りの雰囲気を感じ取れるのです。
食事の場は、自分の仕事力をアピールするチャンスになるのです。
食べるスピードを考え始めると、い良いよ本格的な社会人としての食事マナーです。
食事をするスピードについて、今まで考えたことがなかったのではないでしょうか。
仕事の関係で、取引先と食事に行ったり、また職場の上司と一緒にランチを食べに行ったりするときがあります。
そうしたとき、気をつけなければならないことがあります。
相手と一緒に食事をするときには、早すぎても遅すぎてもいけません。
まず自分が食事をするのが早い「早食いタイプ」でも、食事のスピードは相手に合わせるようにします。
相手がゆっくり食べる人なら、自分もゆっくり食べ、相手が食べ終わるころに自分も食べ終わるように調整します。
自分だけ早く食事が終わっても、相手には気分良くありません。
待たせている感じがして、相手の食事を急がせてしまいます。
一方、食事が遅すぎてもいけないのです。
食べるスピードが遅すぎると、早く食べ終わった人を待たせてしまうことになります。
「次の仕事があるのに早く食べ終わってほしい。仕事もこんなに遅いのか」
そう思われるのも仕方ありません。
相手のいる食事の際は、ペース配分をきちんと考える必要があるのです。
仕事の定時近くになると、ときどき悪魔のささやきがあります。
「水口君、今日、一杯どうかね」
上司からの飲みの誘いです。
社会では、職場の上司から「仕事が終わったら飲みに行かないか」と誘われることがよくあります。
上司としては部下のことが気になり、コミュニケーションの一環として飲みの誘いをしてくれます。
もっと部下のことを理解したいのです。
しかし、たいていの場合、部下にとって上司との飲みはあまり嬉しいものではありません。
気を使うからです。
打ち解けた仲との飲みなら、気兼ねなく会話もできて盛り上がり楽しいですが、上司ともなればそうはいきません。
言葉遣いに気をつけ、態度に注意を払い、つまらないジョークにも笑う準備が必要です。
本音では嬉しくなくても、社会では「ありがとうございます」と言わなければならないところです。
私の場合「今日は上司から緊急に面談の予定が入ったぞ」と言い聞かせていました。
突然の上司からの誘いは「仕事の延長」として考えると、うまく心の整理がしやすくなります。
上司から誘われた飲みは「行きたくないな」という気持ちがあっても「仕事の延長」と考え、参加するようにしていました。
ただし、本当にどうしても抜けられない用事がある場合もあるでしょう。
そんなときには正直に「今日は予定がありますので」と断るのも手です。
状況に応じて、臨機応変に対応したいところです。
食事マナーというのは、ナイフやフォークの使い方だけではありません。
不注意は、意外なところに存在します。
たとえば、食事中の会話です。
仕事の関係で、食事をしながら業務の話をすることがあります。
打ち合わせや話し合いを、レストランや喫茶店ですることはよくあります。
仕事の話をするのはいいのですが、社内の機密情報に関わる話を公共の場でするのは控えなければなりません。
新企画の話、事業再編の話、経営状態の話など、機密に関わる情報を公共の場で話すのは危険です。
誰が聞いているかわかりません。
うっかり口にした言葉で大切な情報が外部に漏れ、社会にとって都合の悪い噂が立つ場合もあります。
のんきに話をしていた学生時代とは異なり、社会では食事中の話題にも注意が必要です。
会社の看板を背負っているという社会人としての自覚を持ち、食事の際にも会話の内容に注意しましょう。
男性にも女性にも共通して言えることですが「食事中に足を組む人」がいます。
子どものころからの癖で、社会人になってからも、足を組んでいるようです。
そばで見ていて、食事中に足を組んでいる姿は、横柄に見えて仕方ありません。
特に仕事の関係で食事をしている最中に、足を組みながら食事をしている人は、要注意です。
そのちょっとした態度によって、契約にひびが入る可能性が高くなります。
取引先から「偉そうな態度だった」という印象を与えてしまいかねないからです。
いつの間にか、相手に不快感を与えやすい足組みは、多くの人が見落としやすいため、注意が必要です。
やはり食事中は、普通に足をそろえて食べるのがいちばんです。
相手は、あなたの足の状態を見ています。
テーブルの上と下では、別の世界だと思ってください。
テーブルより上は取り繕った「偽造の世界」であり、テーブルより下は「本性の現れる世界」です。
テーブルの上は目につきやすいですから、いかようにもできます。
誰でも意識して整えるがゆえに、なかなかその人の本性が現れにくいところでもある偽造の世界です。
しかし、そういう人に限って、テーブルの下は手を抜いています。
本当の本性というのは、見えないテーブルの下にこそ表れるものなのです。
鋭い相手なら、あなたのことをテーブルの「上」ではなく「下」を見て判断します。
あなたは、テーブルの下こそ、本当に気を使わなければならないのです。
上司から食事をおごってもらった際には、お礼は欠かせません。
しかし、お礼を1回だけで済ませていませんか。
「1回で何が悪い!」と言う人もいるでしょう。
1回では普通です。
3回は言わなければなりません。
ほかの人よりマナーのある人だと印象強く持ってもらうためには、お礼を言う回数をほかの人より多くすることがポイントです。
まず1回目のお礼は、会計の際です。
「今日は俺のおごりだからいいよ」
上司が気前よく話しかけてくれれば、まず1回目のお礼を言います。
「本当によろしいですか。ありがとうございます」
上司も立場というものがありますから、素直に受け止め感謝するのがスマートです。
ときどき「いいえ、結構です」と謙遜する人がいますが、上司は地位を示したい気持ちがありますから、反発は逆効果です。
2回目のお礼は、別れ際です。
「今日はごちそうさまでした」と別れ際にお礼を言うと、お互いに気持ちのいい締めくくりができます。
3回目のお礼は、翌日、出社した際です。
「おはようございます。昨日はごちそうさまでした」
お礼を挨拶として言えば、さらに上司は機嫌よくしてくれます。
お互いに気持ちの良い朝をスタートさせることができます。
この3回で十分です。
あるマナー本には「おごってもらったときには5回はお礼を言う」ということが書かれていることがあります。
自分が上司になってよくわかるのですが、あまり何度もしつこくお礼を言われるのも、くどいと感じます。
3回以上同じことを繰り返されると、たとえお礼でも「またか」と思い始めます。
回数がただ多ければいいわけではなく、適度さも考慮に入れておくことが大切です。
適度な回数として、3回までにとどめておきましょう。
食事のときには「残さないこと」がマナーです。
朝食昼食夕食、また和食でも洋食でも、共通した食事マナーです。
「そんなこと、わかっているよ」
そういう人に限って、大盛りの料理を注文して、食べきれなくて残してしまいます。
料理を注文する際に「食べきれるかな」と一考してから、注文する人は少ないのではないでしょうか。
お料理のオーダーをするときには、自分の空腹状態と照らし合わせて、食べられる量を注文します。
もし、量がわからないときには店員さんに聞くのもマナーです。
おなかがすいていないのに、食事を注文して残すのは、一緒に食べている人に不快だけでなく、料理をつくってくれた人にも失礼です。
年配者の中には「もったいない」と考える人もいることでしょう。
おなかがいっぱいになるお料理より「腹八分目」くらいになるお料理を注文しましょう。
どうしても食べきれなかったときは仕方ないのですが、極力、残さず食べられるような注文ができるようになりましょう。
会社の創立10周年や20周年のような記念パーティーでは「立食形式」が通例です。
椅子に座って食事をするのは、少人数で楽しむ場合です。
全社員が出席するような大規模なパーティーでは、立ちながら食事ができる「立食パーティー」が当たり前です。
大勢の社員が混ざり合って会話をしながら楽しめる食事のほうが、より多くの社員とコミュニケーションができます。
こうした立食パーティーでも、大切なマナーがあります。
椅子を独り占めしないことです。
立食パーティーでは、疲れた人のために椅子が何脚か用意されているものです。
立食パーティーでは常に立ち続けているため、足がだんだん疲れてきます。
椅子は、体の弱い方のために用意されています。
特に、年配者が優先です。
電車のシルバーシートに近いものです。
しかし、みんなが立っているときは、雰囲気に溶け込むためにも、本来は「立ち続ける」のがマナーです。
新人や若い社員は座らないほうが無難です。
座るほど疲れてもいないのに座っていると、本当に疲れた人が休めなくなります。
もちろん疲れてしまったというときには仕方ないのですが、ずっと座り続けるのもマナー違反です。
ほかにも疲れている人がいるため、適度な時間でほかの人と交代するのがマナーです。
なぜ立食パーティーを開くのかを考えれば、そのマナーもおのずからわかってきます。
椅子に座っての食事では、少人数が基本になります。
座席の移動も大変しにくいものです。
大勢の人が出席するパーティーでは、さまざまな人が混ざり合ってコミュニケーションをとってほしいと主催者側は考えています。
だからこそ、移動しやすく、たくさんの人と会話がしやすいようにするために、立食パーティー形式にしています。
もうおわかりですね。
立食パーティーにおけるマナーは、たくさんの人とコミュニケーションを取ることです。
いつも仲のいい決まりきった人とだけ固まって会話をするのはマナー違反です。
立食形式にしている意味がありません。
普段はなかなか話せない人や、話しかけそびれていた人に話しかけるチャンスです。
適度に場所を移動して、話したことのない人に話しかけるのも良いことです。
そういう機会を通じて、仕事の輪も広がるのです。
レストランのモーニングメニューでは、好きな食事を好きなだけ取れるバイキング(ビュッフェ)形式の食事がよく見られます。
種類が豊富な上に、お値段も手頃ですから、利用されている方は多いのではないでしょうか。
ホテルのランチやカフェでも、当たり前のように目にする光景です。
私も家族で、週末によくバイキングに出かけています。
しかし、この手軽さのために、マナー違反をしてしまう人がいます。
まずなにより大切なマナーは「料理の前で立ち止まらないこと」です。
豊富な料理が気になって、立ち止まってしまう気持ちはわかります。
しかし、後ろには、ほかのお客さんが列になって待っています。
料理を取るために立ち止まるのはいいですが、どれにしようかとずっと立ち止まり続けると、ほかのお客さんに迷惑になります。
ましてや、おしゃべりのために立ち止まるのも良くありません。
ほかのお客さんを待たせてしまうだけでなく、おしゃべりのためだ液が飛んでしまい、料理をダメにしてしまうからです。
たくさんの人がたくさんの料理を楽しむためにも、無駄なおしゃべりはやめ、スムーズに料理を取れるようにしましょう。
私は、バイキング(ビュッフェ)形式が大好きです。
種類が豊富であり、好きなときに好きなメニューが選べます。
自分の好きなように盛り付けが楽しめ、お値段も手頃ですから、嬉しいかぎりです。
そんなバイキング(ビュッフェ)形式で、ときどきこんな光景を見かけます。
1つの皿に、4種類も5種類も山盛りで盛り付けている人です。
私は驚いてしまいます。
「なんとかして元を取ってやろう」という下心が丸見え、丸出しだからです。
心の中が皿の上の状態から、よくわかります。
こういう人は、食事を楽しもうという気持ちより、お金を払った分の元を取ることで頭がいっぱいなのです。
お料理の味が損なわれるだけでなく、下品な行為が恥さらしになっています。
意外なマナーですが、1つの皿に山盛りでたくさんとるのもマナー違反です。
本来、バイキングは1つの皿に1つのお料理が基本です。
多くても2種類までです。
それ以上盛り付けるのがどうしていけないのか、おわかりでしょうか。
お料理の味が混ざり合ってしまい、せっかくのおいしさが損なわれてしまうからです。
1つの皿の大きさには、限りがあります。
「元を取らなければ」という気持ちが大きいと、小さな皿の上に4種類も5種類も盛り付けてしまい、山盛りになります。
しかし、たくさんの種類を盛り付けるほど、味が混ざってしまい、おいしくなくなってしまいます。
そういう人に限って「ここのバイキングはあまりよくない」という不満を漏らしています。
自分がそうさせているだけです。
たくさんのお料理を混ぜれば、おいしくなくなるのは当然です。
バイキングでは「1つの皿に1つのお料理」が基本です。
ほかのお料理を楽しみたいときには、別の皿が用意されていますから、そちらに盛り付ければいい。
それはマナー違反ではありません。
そのために、たくさんの皿があらかじめ用意されています。
何度も足を運び、いろいろな味を楽しむのがバイキングのいいところです。
「バイキングでは何度も取りに行くのが面倒」という人もいますが、本来は「何度も取りに行くのが楽しい」のです。
別にお料理が逃げるわけではないのですから、落ち着いてお料理を1つずつ楽しめば、それで元を取っていることになるのです。