新しいアルバイトを始めたとき「これを読んで」とはじめにルールが箇条書きにされた本を手渡されます。
いわゆる「マニュアル」です。
マニュアルを渡され、仕事をするうえでの、ルールを学びます。
新しいアルバイトを始めると、まず仕事を覚えなければなりません。
仕事には「こういうときにはこうしなければならない」というルールが、たくさんあります。
そういう統一されたルールがあるから、教育がしやすくなり、ある程度の品質を保てます。
しかし、読めば読むほど、ロボットのような動きになります。
決まりきった動きしかできなくなるということです。
ルールや決まりは、いわばプログラムです。
プログラムどおりの動きしかできないのでは、可能性を広げることはできません。
アルバイトでは大切なマニュアルも、人生までマニュアルどおりに動くというのはいけません。
運命を変える力は、マニュアルを破り、自分でマニュアルを作るときにあります。
運命はあらかじめ敷かれたレールの上にあるのではなく、自分からレールを敷くものです。
マニュアルは、自分で作ってこそ、運命を変えることができるのです。