私は小学生のころは、よく脱線をして登下校をしていました。
いつも同じ道ばかりを通って登下校するのは、マンネリで刺激がなく、退屈です。
慣れ親しんだ道を通るのもいいのですが、毎日同じ道ばかりを通っていると、人間ですから飽きてきます。
そこで、ある日、私は迷子にならない程度に、いつもと違った道をとって登下校をしたことがありました。
いわゆる「脱線」です。
今まで通ったことのない道を歩くと、道が変わるだけでなく、景色も変わります。
出会う人、草花、風景、風の香りが変わります。
登下校をしているほかの班と、ばったり会うことがあります。
それがきっかけで、親しくなることがあります。
道を変えるだけで「新」になります。
退屈な登下校の道に飽きていた私は、よく脱線をして学校まで通い、帰宅するときも未知なる道を通って帰りました。
さまざまな道を通って変えると、だんだんその周辺一帯に何があるのかがわかってきます。
地理に詳しくなり、どんな道を通っても、迷子にならなくなりました。
さまざまな道を通ると、刺激は山ほどあります。
運命を変えるとは、難しいことではないのです。
同じ道ばかりを通っていないでしょうか。
いつの間にか、同じ道ばかりを通ることに慣れていないでしょうか。
たしかに正しいですが、面白くありません。
運命の変化は、脱線したときにあります。
自分から積極的に脱線をするだけでいい。
それが運命を変えるということです。