自分磨きをするとき「どこを出発点にしているか」です。
どちらも努力の形は同じですが、出発点が異なります。
まず注意したいのは、自己否定から入る自分磨きです。
「私はダメ人間。だから自分磨きを頑張る」
「私は自分が嫌い。だから自分磨きを頑張る」
「私には価値も魅力がない。だから自分磨きを頑張る」
一見すると、真面目で誠実そうに見えるかもしれません。
しかし、その根っこには「私はダメだから変わらなきゃ」「魅力がないから頑張らなきゃ」といった静かな自己否定が潜んでいます。
自己否定から入る自分磨きは、なかなかうまくいきません。
いくら努力を重ねても納得できず「まだダメ」「努力が足りない」「もっと頑張らなきゃ」と自分を責め続けてしまいます。
前提が自己否定となっているかぎり、欠点探しのループにはまります。
これは、終わりのないマラソンのようなもの。
「こんなに頑張っているのに報われない」と感じてしまい、努力が空回りしてしまうのです。
大切なことは「自己肯定から入る自分磨き」です。
「自分のことが好き。だから自分磨きを頑張る」という理由で取り組むのがいいのです。
まず自分を認めることから入りましょう。
「私はやればできる人間だ。だから自分磨きを頑張る」
「自分をもっと好きになりたい。だから自分磨きを頑張る」
「自分の魅力をもっと引き出したい。だから自分磨きを頑張る」
こうした自己肯定が前提になっていれば、明るい気持ちで自分磨きに取り組めます。
自分を認めることは力になります。
前向きなエネルギーがあると、力が入りやすく続けやすくもなり、結果も出やすくなるのです。
自分磨きは、自己否定からではなく、自己肯定から始めてください。
やることは同じでも、出発点が異なれば、見える景色も、たどり着ける到達点も変わります。