「『自分磨き』という言葉はダサいんじゃない? 口にするのが恥ずかしい。ちょっと語感が良くないなあ」
世の中にはそう感じる人もいるようです。
自分磨きという言葉は「私ってすごいでしょ。偉いでしょ。頑張っているでしょ」と言わんばかりのアピールにも聞こえます。
承認欲求や自己顕示欲が強いように感じる人もいるでしょう。
どことなく意識高い系の響きがあり、口にするのをためらう人もいるかもしれません。
もちろん自分を磨くことは良いことで素晴らしいことです。
それでも「自分磨き」という言葉に抵抗を覚える人が少なからずいるのです。
とはいえ、自分磨きをしないのも、もったいないことです。
自分磨きとは、スキルや能力に、さらに磨きをかけること。
自分らしい魅力を引き出していくことでもあります。
ダイヤの原石は磨くから輝くように、自分の中にある良さも、磨くから輝きます。
やらないより、やったほうがいいのは間違いありません。
もし自分磨きという言葉に抵抗があるなら、無理にその言葉を使う必要はありません。
代わりに、日常的で自然な言い方に置き換えてみましょう。
ポイントは「できるだけ普通の表現にすること」です。
たとえば、次のような言い方はいかがでしょうか。
「学びたいことがあって、取り組んでいるところなんだ」
「身につけたいことがあって、専門の学校に通っています」
「夏に向けて痩せたくて、最近ダイエットを始めました」
「健康のために、ジムで筋トレとランニングを頑張っています」
「肌荒れを改善したくて、最近スキンケアに力を入れてます」
どれも日常的なセリフですね。
「自分磨き」という言葉は出てきませんが、取り組んでいることは、自分磨きそのものです。
こうした言い方なら、自然と口にできるし、相手もすんなり受け入れてくれるでしょう。
「前向きに頑張っていていいな」と思ってくれるに違いありません。
自分磨きという言葉に抵抗があるなら、別の言い方で表現してみてください。