単発の自分磨きもありますが、継続タイプの自分磨きもあります。
継続タイプの自分磨きの場合、大きく4つのステップがあります。
「目標設定」「実践」「記録」「見直し」です。
企業ではPDCAサイクルを用いた考え方がありますが、その自分磨きバージョンと言っていいでしょう。
最初のステップは「目標設定」です。
「こんな自分になりたい」という理想の自分をイメージし、実現に必要なアクションを考え、具体的なプランを立てます。
ここで大切なのは、欲張りすぎないことです。
理想の自分を思うと、つい多くの目標を立てたくなるものですが、目標が多すぎると、リソースが分散され、効果が低下します。
確実に目標を達成するためにも、最初は目標を1つに絞るのがおすすめです。
2つめのステップは「実践」です。
思っているだけでは自分磨きはできません。
具体的な行動を起こすことが必要です。
行動するから、結果が返ってきます。
実践するときは、無理のない範囲で行うことが大切です。
早く結果を出したい気持ちから、ついアクセル全開で進めたくなりますが、息切れのリスクがあります。
まず軽く始めて、少しずつペースを上げていくイメージで取り組みましょう。
体力面だけでなく、時間や金銭面にも配慮することがポイントです。
3つ目のステップは「記録」です。
実践した内容は、きちんと記録に残しましょう。
少し手間はかかりますが、これは重要な工程です。
頭の記憶だけを頼ると、時間がたつにつれて忘れてしまいます。
数字や文章、写真や動画など、形式は問いません。
記録することで振り返りやすくなり、小さな変化にも気づきやすくなります。
記憶力に自信がある人でも、きちんと記録をつけることをおすすめします。
(ステップ4)見直し
4つ目のステップは「見直し」です。
記録を見ながら、気になる点をチェックします。
思ったほど結果が出ていなければ、原因を分析して、どうすれば結果が出るのか、改善策を考えましょう。
目標は1つでも、それを達成する方法は1つではありません。
たとえば、通っている教室が合わなければ、別の教室に変えてみる。
難しい本で挫折したら、そこで諦めるのではなく、易しい本を買い直してみる。
掲げた目標が高すぎると感じたら、目標を少し下げてみるのも選択肢です。
見直した内容を再び実践に反映させ、記録する。
このサイクルを繰り返すことが、自分磨きの秘訣です。
時間やお金が余分にかかることもありますが、それも改善の一環と考え、勇気を持って取り組みましょう。
自分磨きは「目標設定」「実践」「記録」「見直し」の4つのステップの繰り返しです。
一度のアクションで終わらせるのではなく、見直しをしながらサイクルを回していくことで、自分磨きがより確かなものとなります。