お金は、どんどん知識や知恵に変えてください。
スキルや経験に変えてください。
それが自己投資です。
所有している金品は、ある日、失う可能性があります。
泥棒に入られ、奪われる可能性があります。
詐欺に遭って、多額のお金を一気に失うことあります。
あるいは火事や、地震による津波で失ってしまう可能性もあるでしょう。
形のある財産は、盗まれたり失ったりするリスクがあるのです。
しかし、頭の中にあるものは奪われません。
頭の中にある知識や知恵、スキルや経験といった財産は、奪われることがありません。
どんな泥棒も、あなたの頭の中にある知恵や経験は盗めません。
たとえ世紀の大怪盗ルパン三世であっても、頭の中にある財産は奪えないのです。
自己投資とは「形のある財産」から「形のない財産」に変えていくことです。
形のない財産とは、知識や知恵、スキルや経験です。
これは頭の中に保管され、生涯にわたって価値があります。
ユダヤ人は教育に力を入れていることで知られています。
アメリカの政財界はユダヤ人が多く占めていることをご存じでしょうか。
アメリカ在住のユダヤ人は人口のおよそ2パーセントですが、メディアや政財界など各界で著名人を輩出しています。
それは過去に迫害に遭った経験があるからです。
家も財産も何もかも、持っているものすべてを奪われた経験があります。
長らく迫害されてきた歴史を持っているのです。
そこでユダヤ人は、万一の場合に備え、教育に力を入れるようになりました。
教育は奪われません。
すなわち、知識や知恵、スキルや経験です。
結果として、各界の著名人の排出につながっているのです。
自己投資とは、いかに奪われない財産を作っていくかです。
つまり、お金を知識や知恵、スキルや経験に変えていくことが大切です。
形のある財産のほうが重要と思われがちですが、奪われたり失ったりするリスクがあることを考慮しなければなりません。
生涯を通して本当に財産と呼べるのは、形のない財産です。
奪われないし、失われないし、生涯にわたって価値があるのです。
お金を持っていても仕方ありません。
お金は自己投資によって、知識や知恵、スキルや経験に変えていくことが大切です。