「自己投資」と言いつつ、実際は自己投資になっていないケースがあります。
自己投資という名目で、食欲に任せて食べたり、憂さ晴らしに飲んだり、見栄を張って欲しいものを買ったりです。
本人は「これは自己投資だから!」と、お金をじゃぶじゃぶ使っています。
こういうケースは、自己投資とは呼びません。
単なる消費・浪費です。
お金が出ていくだけになっているからです。
成長やスキルアップにつながっておらず、どうリターンを得るかが考えられていません。
無計画なお金の使い方は、消費・浪費に陥りがちです。
その場の欲求の赴くまま、食べたいものを食べたり、飲みに出かけたり、欲しいものを買ったりするのはNGです。
リターンを考えず、無計画にお金を使うだけなら、ただの消費・浪費です。
お金をどぶに捨てるようなもの。
言い方を変えると「ただの自己満足に終わっている」ともいえます。
特に見栄を張ったお金の使い方はろくなことになりません。
自己投資はあくまで投資です。
成長やスキルアップなど、リターンの享受を前提に行わなければいけません。
近江商人の「損して得取れ」という格言があるように、一時的なマイナスはあっても、最終的にはプラスを目指すことが大切です。
自己投資をする際は、何を目的にしているのか、将来回収できるものなのか、チェックしてください。
視野が狭くなっていて「自己投資」と思い込んでいるケースもあります。
いくら本人が「これは自己投資だから!」と思っても、投資資金の回収の見込みがなければ、無意味も同然なのです。