自己投資で大切なことは、身銭を切ることです。
つまり「自分のお金で行うこと」が非常に重要なポイントになります。
「投資」という言葉は「利益を得る目的で資金を投下すること」です。
資金を投下するには一定のお金が必要であり、そのためにも身銭を切ることが欠かせません。
人のお金で勉強や習い事をさせてもらうこともあるかもしれません。
人から資金援助をいただけることがあるでしょう。
「お金を出してもらえてラッキー」と思いますが、ここが落とし穴です。
人のお金で買った本は、なかなか読みません。
人のお金で通う習い事は、なかなか真面目に通わず、サボることが増えます。
人のお金ですることは、経済的な痛みがないため、つい甘えが生じます。
好きなことであっても、なかなか本気になれません。
「人のお金だから」ということで気持ちが緩んでいまい、きちんと身につかないのです。
一方、自分のお金だと必死になります。
身銭を切るとは、身を削るのと同じこと。
自分の財布からお金を出すのは、経済的な痛みが生じます。
財布から出すお金が大きいほど、経済的痛みも大きい。
本でも習い事でも何でも、経済的な痛みがあると「元を取ってやる!」「意地でもものにしてやる!」と思うようになります。
経済的な痛みがあるおかげで、必死になるのです。
あらゆる自己投資は、身銭を切って行うのが基本です。
もちろん人のお金で自己投資をするのもありですが、自分のお金ほど効果的ではありません。
少額であってもいいのです。
少額であっても、自分の財布から出したお金であることに変わりありません。
自分のお金だからこそ自己投資の効果が高まり、自分のためになります。
身銭を切ることが、自己投資成功の最大の秘訣なのです。