職場で上司や先輩から仕事のやり方を教えてもらうことがあるでしょう。
仕事のやり方を教えてもらうときは「メモ帳」が欠かせません。
一度聞いただけで完璧に覚えるのは難しい。
どんなに記憶力のいい人でも、うっかり忘れることがあるものです。
一発で覚えられ、しかも完全に記憶できるのは、一部の天才だけです。
記録は消さない限り残り続けます。
記憶力に自信がなくても、きちんとメモを取っておけば安心です。
きちんとメモを取っておけば、後から何度でも復習できます。
仕事のやり方を教えてもらうときは、メモ帳の準備が欠かせませんね。
仕事のできるあなたであれば、きっとすでにできているでしょう。
さて、そんなメモ帳ですが、ときどき取り出すのが遅い人がいます。
相手の話を聞いていて、重要なポイントが出てから慌ててメモ帳を取り出すのです。
「あっ、ちょっと待ってください」と相手の話を中断させ、わざわざ自分の机までメモ帳を取りに行く人もいます。
大切な話が始まってからメモ帳を取り出すのでは遅い。
ワンテンポ、間が空きます。
話の流れを止めてしまうだけではありません。
「すみません。もう一度言ってもらえますか」となります。
相手はもう一度同じ説明しなくてはならなくなり、二度手間をかけることになります。
「同じことを何度も言わせないでほしい」と叱られる原因になるのです。
仕事を教わるときは、先にメモ帳を準備しておくことです。
「これから教えます」という雰囲気になったら、すぐメモ帳を取り出して、いつでも書き留められるよう構えましょう。
のんびり取り出すのではなく、さっと取り出して構えるのです。
メモ帳の準備はスピードが重要です。
メモ帳を手に持って構え、前のめりの傾聴姿勢を見せれば、先輩もその熱意を感じ取ってくれるでしょう。
「役立つことを教えてあげよう」という気になり、プラスアルファの情報を教えてもらいやすくなります。
さっとメモ帳を構えることは、メモを取りこぼさないだけでなく、より有益な情報を引き出す工夫でもあるのです。