お金の使い方を改善するときには、何が必要でしょうか。
そうです、家計簿です。
家計簿をつけると、自分のお金の使い方を客観視できるようになります。
どこによくお金を使っているのか、どこで無駄遣いが発生しているのかなど把握しやすくなるため、改善がスムーズになります。
これは時間の使い方を改善するときも同じことです。
家計簿と同じように、自分の生活を振り返り、1日のタイムスケジュールを書き出してみることが有効です。
つまり、自分の行動記録をつけるということです。
「縦軸に時間区分」「横軸に行動項目」というシンプルな書き方でかまいません。
起床時間、食事の時間、通勤の時間、仕事の時間、家事の時間、休憩の時間、入浴の時間、趣味の時間などなど。
1日24時間のうち、自分が何に時間を使っているのか記録していきましょう。
大雑把につけるのではなく「休憩時間」「身支度の時間」「食器洗いの時間」といった細かな行動も漏れなくチェックです。
頭の中だけで考えるのと、きちんと書き出して目で見ながら考えるのとでは、天と地の差があります。
1日のタイムスケジュールを書き出してみると、自分の時間の使い方を丁寧に見直せます。
自分では無駄なく時間を使っているつもりでも、実際はわかりません。
1日全体で見てみると、気になる点が見つかるでしょう。
「おや、思ったよりSNSの時間が多いな。できるだけSNSは控えめにしよう」
「仕事中の休憩回数が少し多いなあ。今後から休憩回数をもう少し抑えてもいいね」
「どうしてこんなに帰宅に時間がかかっているのだろう。そうか、寄り道をしているせいだ。次から寄り道をやめよう」
気になる点が見つかれば、その対策が浮かびます。
そして「何をすべきか」「何をすべきでないか」ということも見えてくる。
自分が無意識のうちにやっている「ぐずぐず」と、さよならができるのです。
タイムスケジュールの作成に少し手間暇はかかりますが、特別時間がかかるわけではありません。
ほんの数分もあれば、誰でも簡単にできることです。
騙されたと思って、一度書き出してみてください。
やる・やらないは大きな違いです。
1日のタイムスケジュールを書き出してみることで、時間の無駄も見てくるのです。