ビジネスでは、お互いの日程をすりあわせて決める場面があります。
スケジュールは前倒しが基本です。
候補日を提示されたら、一番早い日程から選びます。
「15日、16日、17日が空いていますが、ご都合はいかがでしょうか」と聞かれたら、一番早い15日を選ぶのがベストです。
早い日程を選んだほうが早く仕事が進められます。
もし一番早い日程では都合が悪いなら、その1つ後の日程を選びます。
15日がダメなら16日、16日がダメなら17日といった具合です。
こうすることで、仕事を最速で進めていくことが可能になり、ビジネスの前倒しを実現できます。
仕事のできるあなたなら、きっとご存じであり、すでに心がけができているでしょう。
事情がないかぎり、最短の日程を選ぶことで、スピードのある仕事を実現できます。
さて、ここからが本題です。
このシチュエーションの際、あなたの仕事を加速する「ある工夫」があるのでご紹介します。
自分の日程に余裕があれば、無理を承知のうえ「もっと早い日程で空きはないでしょうか」と聞いてみてください。
たとえば「15日、16日、17日が空いています」と言われたら「15日より早い日程は厳しいでしょうか」と聞いてみます。
ダメ元で聞いてみるのです。
あくまで低姿勢で聞いてみるのがコツです。
もちろん「空きはない」と断られるのが大半になるはずですが、そうでないケースもありえます。
「もっと早い日程はないでしょうか」というプッシュによって、相手が都合をつけてくれるかもしれません。
「14日の16時なら何とか時間を空けられますよ」となるかもしれません。
もう一度日程を確認してもらうと「この日のこの時間なら何とかなります」という流れになるケースは少なくないのです。
選択肢がすべてとは限りません。
選択肢になくても、プッシュしてみると、新しい選択肢が生まれることがあります。
選択肢にない日程にも、わずかながら可能性があるのです。
聞いてみるだけなら損はありません。
断られたとしても、熱意と積極性のアピールになるので無駄にはなりません。
ビジネスはスピードが重要ですから、とにかく仕事は前倒しで進めることです。
他の人と仕事の差をつけることにもつながるのです。