「沈黙=悪」と決めつけていませんか。
沈黙という言葉には「暗い」「無愛想」「コミュ障」といったネガティブな印象を持たれがちですが、それは大きな誤解です。
もちろん仕事ではコミュニケーションが重要です。
挨拶をしたり仕事で話す用事があったりするときは、きちんと声を出すことが必要です。
しかし、たくさん話せばいいものでもありません。
話すときは、口も耳も脳も大忙しです。
頭で考え、口を動かし、耳で聞く必要があり、なかなか休む暇がありません。
だからこそ「時には沈黙」です。
沈黙の時間は、リラックスの時間です。
仕事中ずっと黙ったままでは業務に支障を来しますが、ほどほどならありでしょう。
リラックスしたいときは、沈黙の時間を作ってみましょう。
もちろんコミュニケーションを拒否するわけではありません。
人と会ったときはきちんと挨拶をして、用事があるときはきちんと声をかけます。
あくまでリラックスとして黙るだけです。
言葉を発しません。
誰にも話しかけません。
沈黙の時間は、30分でも1時間でもいい。
話すことが心地よく感じる人もいますが、黙って静かに過ごすことが心地よく感じる人もいるでしょう。
何も話さないだけで、ずいぶんと楽になるものです。
黙っていると、話すことにエネルギーを割く必要がなくなります。
名付けて「ポジティブな沈黙」です。
ポジティブな沈黙は、心と体の休憩時間です。
仕事中はコミュニケーションが必要ですが、昼休みや休憩時間を使えば難しくないはずです。
仕事中であっても、30分でも1時間でも、沈黙の時間を作ってみます。
脳や口を休ませることになります。
心身共にリラックスができて、ストレスも消えます。