出世を目指すなら、愚痴・悪口・噂話には注意しましょう。
基本的に「禁句」と思ってください。
心で思うことはあっても、実際に言うのはよくありません。
会社の愚痴、上司の悪口、同僚の噂話など、うっかり口にすると出世に悪影響が及ぶ可能性は大です。
愚痴・悪口・噂話をネタにすれば、話が盛り上がって面白いと考える人もいるかもしれません。
それは浅はかな考えです。
話が盛り上がっても一時的です。
同僚たちは「いつか自分も言われるのではないか」と不安になり、関係にひびが入ります。
陰でこそこそ、愚痴・悪口・噂話で盛り上がるのは悪趣味であり、上品とは言えません。
言われる側の身になれば、愚痴・悪口・噂話は100パーセント不快です。
特に注意したいのは、上司に関する愚痴・悪口・噂話です。
本人がいなければ聞かれないから大丈夫と思うかもしれませんが、実際は違います。
上司の悪口は、遅かれ早かれ本人の耳に入ると決まっています。
悪い話ほど伝播力が強い。
うっかり上司を悪く言おうものなら、人を介して伝っていき、いずれ上司の耳に入るでしょう。
「ここだけの話」と念を押してもほとんど意味がありません。
あなたも学生時代、陰で言った悪口がいつの間にか本人の耳に届き、ひどい目に遭った経験があるはずです。
会社でも同様であり、上司のいないところだとしても、人づてで本人の耳に届くのがオチです。
自分の悪口を言う部下を、上司は気に入りません。
上司から思わぬ恨みを買う可能性があります。
出世を考えるなら、愚痴・悪口・噂話は禁句にしておくのが賢明です。
たとえ同僚が愚痴・悪口・噂話を持ちかけてきても、あなたは無関心を貫いてください。
「わかりません」
「知りません」
「興味がありません」
あるいは、その場からそそくさと離れるのがいいでしょう。
徹底的に無関心をつらぬくのが一番です。
不満があるのはいいのです。
どんな職場でも不満があるもの。
こうしたときに役立つのは「問題提起」「改善要望」という形です。
大きな不満があるなら、上司との面談や全体会議の際、問題提起・改善要望として伝えてみましょう。
感情的にならないよう、冷静かつ理性的に話すことがルールです。
ポジティブなニュアンスとして持ち出せば、建設的な話し合いが行われ、解決が促されます。