公開日:2024年2月5日
執筆者:水口貴博

問題解決で大切な30のこと

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相談があると言いつつ、愚痴のオンパレードになっていないか。

相談があると言いつつ、愚痴のオンパレードになっていないか。 | 問題解決で大切な30のこと

問題が起こったとき、相談の形で愚痴を言う人がいます。

「ちょっと問題がありまして、ご相談があります」と声をかけます。

相手は快く相談に乗りますが、いざ話を聞いてみると、違った話が始まります。

「○○が悪い。○○が憎い。○○が嫌でたまらない……」

言っても仕方ないことをくどくど言ってばかり。

相談の話はほとんどなく、大半は愚痴のオンパレードなのです。

これは気づかないうちに起こりがちです。

問題が起こったとき、不平不満がたくさんあって、言いたい衝動に駆られます。

最初は相談をするつもりでも、口を開くと、つい愚痴を言いがちなのです。

相談より愚痴のほうが多かったら、それは愚痴です。

相手は「愚痴を聞くために時間を割いているわけではないんだけどな」と思います。

自分がそうなっていないか、いま一度振り返ってみることです。

もちろん愚痴が禁句というわけではありません。

大きな問題に悩まされているときは、ストレスがたまり、誰でも愚痴を言いたくなるものです。

そういうときは、最初からストレートに「愚痴を聞いてくれませんか」と言ったほうがまだシンプルです。

相手はそれ相応の準備ができ、たっぷり愚痴を聞いてもらえるのです。

事前に相談内容をまとめておくと良い

相談する際は、事前に相談内容をまとめておくことも大切です。

相談内容が曖昧だと、相手は要点を捉えるのが難しくなります。

「何が言いたいの?」となって困惑するでしょう。

貴重な時間を割いて聞いてもらうからには、それ相応の準備をしておきたい。

忘れそうなら、紙に書いておきましょう。

相談内容をまとめておくことは、愚痴ばかりになることを防ぐ効果もあります。

相談内容がまとまっていれば、相手もスムーズに理解でき、適格なアドバイスをいただけるのです。

問題解決で大切なこと(13)
  • 相談で声をかけるなら、相談をする。
  • 相手が理解しやすいよう、事前に相談内容をまとめておく。
どれだけ大きな問題も、分割すれば、小さな問題になる。

問題解決で大切な30のこと

  1. ミスをしても、リカバリーすればいいこと。
  2. 問題は、実態より厳しめに評価するくらいでちょうど良い。
  3. 「解決するのは無理」と簡単に言わない。
  4. 完璧な解決策ではなく、現実的な最善策でいく。
  5. 優等生ぶっていると、問題を解決できない。
  6. 落ち込んでいる暇はない。
  7. 物は試しにやってみることで、解決の道が開ける。
  8. 解決できる問題から解決する。
  9. 問題解決には、自分を褒めるチャンスが3回ある。
  10. 問題が起こることは悪いことではない。
    問題を無視することが悪いのだ。
  11. 自分で解決するのが難しい問題は、専門家にお願いするのが得策。
  12. 実力がつくの待っていると、いつまでたっても着手できなくなる。
  13. 相談があると言いつつ、愚痴のオンパレードになっていないか。
  14. どれだけ大きな問題も、分割すれば、小さな問題になる。
  15. 問題の解決法がわからないからといって、すぐ上司に聞かない。
  16. トラブルが起こったからといって、評価が下がるとは限らない。
  17. 余裕がないから、腹が立つ。
    余裕があれば、腹は立たない。
  18. 世の中に解決できない問題は、ほとんどない。
  19. 笑っていい場面では、笑っていい。
    笑ってはいけない場面では、笑わない。
  20. 種類の違う仕事に取り組んでみるのも大事なこと。
  21. 問題解決に役立つツールなら、お金を惜しまない。
  22. 問題の芽を摘んだとき、誰にも褒められないなら、自分で褒める。
  23. 困難な問題に感じられるのは、解決法がわかっていないだけ。
  24. やり直しが必要になっても、文句は言わない。
  25. 「もうこれ以上できることはありません」と簡単に言わないこと。
  26. 「解決できなかったらどうするの?」と言われたときのベストな返事とは。
  27. 1つ問題を解決すると、他の問題も解決したくなる。
  28. どうしてもダメなときは、運命だと思って諦めることも肝心。
  29. 問題を解決した後は、反省しよう。
  30. 問題解決癖がついてしまえば、もう怖いものはない。

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