出世を目指すうえで注意したいのは「腕組み」です。
腕組みをするのではありません。
腕組みをしてはいけないのです。
もちろん腕組みが禁止というわけではありません。
1人のときであればいいのです。
たとえば、考え事をしているときや仕事に集中しているとき、腕組みをすることがあるでしょう。
目をつぶりながら腕組みをすれば、普段より思考に集中しやすくなるもの。
また写真撮影のポーズとして腕組みをすることもあるでしょう。
あくまで1人のときであれば、どんどん腕組みをしてOKです。
しかし、1人のときはよくても、人前での腕組みには十分注意してください。
腕組みは相手に悪印象を与える可能性があるからです。
想像してみてください。
あなたが人と話をしているとき、相手が腕組みをしながら聞いていると、どう感じるでしょうか。
話を拒まれているような印象を受けることもあるでしょう。
腕組みのポーズは、体の前に壁を作っているようにも見えるため、距離感を覚えます。
あるいは、偉そうな態度に見えることもあるでしょう。
「聞いてやるか」と言わんばかりのポーズに見えて、不快な印象を受けることもあるのではないでしょうか。
心理学において腕組みは「クローズドポーズ」を呼ばれ、守りや拒否のポーズとして知られています。
そのため人前で腕組みをしていると、相手によい印象を与えないのです。
本人に悪気はないのかもしれませんが、だからこそ注意が必要です。
悪気がなくても、そう思われる現実があります。
知らず知らずのうちに自分の印象が悪くなるのは不本意でしょう。
腕組みをしていると、思わぬ誤解を与えるケースがあることを知っておいてください。
人から改善を指摘されるとは限らないため、自分で気づいて注意することが必要です。
特に上司と接する際、腕組みは厳禁です。
うっかり上司の前で腕組みのポーズを見せると、むっとされるでしょう。
「しっかり聞いています」というアピールのつもりで腕組みをしているなら逆効果です。
無礼な態度として映るため、出世に響いてしまいます。
腕組みは思わぬ誤解を招きやすいため、人前では控えておくのが賢明です。