朝を起きて窓を開けると、雨でした。
「今日は雨か。残念だなあ」
がっかりしていませんか。
たしかに雨が降っていると、どことなく気持ちが落ち込むものです。
太陽が遮られていると、なかなか明るい気持ちになれません。
洗濯物も乾きにくかったり、気温も下がり気味だったりします。
外が薄暗いと、心の中まで薄暗い気持ちになりがちです。
外出するときには傘が必要になり、荷物が増えることになります。
遊びやデートなど、大切な予定が入っていれば、残念な気持ちもひとしお大きくなるでしょう。
しかし、雨を悪く思っていると、ますます薄暗い気持ちになってしまいます。
雨は何も悪くありません。
自分の都合だけで雨を悪者にしては、雨に失礼です。
ここで発想の転換です。
雨の日をハッピーな1日に変える考え方があります。
「雨の日」を「恵みの日」と言い換えましょう。
言い換えた瞬間、雨に対する印象がポジティブに一変します。
雨は、素晴らしい恵みです。
天からの恵みであり、自然からの恵みです。
雨がなければ、植物が育ちません。
お米や野菜も育ちません。
ずっと雨が降らないと、水不足に悩まされ、水道供給が停止してしまいます。
雨があるおかげで、緑が豊かになったり植物や野菜が育ったりします。
水道からおいしい水をいただくことができます。
地球に住む私たちにとっては、雨はこの上なくありがたいもの。
雨があるおかげで命が育まれ、次の世代につなげることができています。
雨が降らないと、花は咲きません。
雨が降るから、花が咲きます。
昔から雨乞いの歴史があるほど、雨は、生きとし生けるものすべてに必要不可欠な存在です。
だから、雨は素晴らしい恵みです。
空から雨粒が落ちている様子を「天から自然の恵みが落ちてきている様子」と捉えてください。
「ありがたいことだ」「なんて素晴らしいことなのだろう」と感じるはずです。
「今日は雨の日か……」とため息をつくのではありません。
「今日は恵みの日だね!」と目を輝かせて喜びましょう。
大雨の日もあるでしょう。
大雨の日は「恵みがフィーバーしている日」と言い換えましょう。
たっぷり天の恵みを得られる日です。
雨の音にも耳を傾けてみましょう。
雨の音は、自然が奏でるメロディーです。
しとしとでもざあざあでも心地よくて癒されるでしょう。
街全体がコンサート会場になっています。
「美しい音色が響いているね」と思いながら風情を感じてください。
雨には、雨なりの味わいがあります。
雨の日は、恵みの日です。
天からの素晴らしい恵みに感謝しながら、今日も笑顔で過ごしましょう。
青空もいいものですが、雨空もいいものです。
「雨の日」を「恵みの日」と言い換えるだけで、ハッピーに過ごせます。