非常識なことを聞いたら、あなたはどうリアクションしますか。
「子どもは先生」
「カレーは飲み物」
「タピオカミルクティーは食べ物」
「仕事はエンターテインメント」
「クレーマーは恋人」
とっさに「非常識だ」と思うのが普通のリアクションでしょう。
「くだらない」「ありえない」「幼稚だね」と批判する人もいるかもしれません。
しかし、良識を振りかざして表現を弾圧するだけは進歩がありません。
ここに心の霧が晴れるヒントが隠されています。
非常識なことを非常識と思ってはいけません。
非常識なことと接したら、それを「普通のこと」と思ってみましょう。
抵抗を感じるかもしれませんが、頭の体操のつもりで取り組んでみましょう。
いったん常識や先入観を忘れてください。
世間を知らない子どもに戻ったつもりで、非常識なことを「普通のこと」と考えてみましょう。
軽く考えるのではなく、できるだけ本当の気になって考えてみてください。
するとどうでしょう。
「普通のこと」と思えば、理解の器が一回り大きくなった感覚が生まれます。
「そういう考え方もあっていいね」と思えてくるようになるでしょう。
だんだん抵抗感が薄れてきて慣れてきます。
だんだん本当に「普通のこと」と思えてくるはずです。
「普通のこと」と思えば、今まで非常識に感じていたことが、本当に普通に感じてくるから不思議です。
もやもやしていた心の霧が晴れていく実感が得られるはずです。
私たちの頭の中では、常識と非常識を区別するラインが引かれています。
「ここまでが常識。ここから先は非常識」と区別しています。
運動場のトラックに沿って引かれたラインのようなものです。
非常識なことを「当たり前」と思うことで、常識と非常識を区別するラインが広がります。
非常識なことを「当たり前」と思うだけなので簡単ですね。
頭の体操のつもりで取り組んでみてください。
「子どもは先生」と考えるのは、普通のこと。
「カレーは飲み物」と考えるのも、普通のこと。
「タピオカミルクティーは食べ物」「仕事はエンターテインメント」「クレーマーは恋人」と考えるのも、普通のこと。
既成概念を壊して、新しい価値観を取り入れましょう。
新しい発想を取り入れて視野を広げましょう。
心の霧が晴れていき、人生の見通しがよくなります。
非常識なことを「当たり前」と思ってみると、発想力がレベルアップするのです。