執筆者:水口貴博

流されない生き方をする30の方法

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集団でいるから流される。個人でいれば流されない。

集団でいるから流される。個人でいれば流されない。 | 流されない生き方をする30の方法

流されない生き方をするなら「集団」に注意しましょう。

もちろん集団を否定するわけではありません。

学校の遠足や旅行の団体ツアーでは、集団行動が求められます。

グループで行動しなければいけないときは、周りに迷惑をかけないように振る舞うことが必要です。

また私たちの社会では、集団で構成されています。

家庭には家族の集団があり、学校には学校の集団があり、会社には会社の集団があります。

それぞれの集団に属することで、自分が守られたり協力が得られたりします。

役割を通じて、自分のアイデンティティーが保たれます。

集団になれば、心強いもの。

「1人では寂しいから人といたい」「みんなと行動したほうが心強い」という人もいるでしょう。

「みんないれば、怖くない」

「みんなといると、充実感が増す」

寂しさが半減して、楽しさが倍増するでしょう。

集団には集団のよさがあるのも事実です。

民主主義においても、集団を構成すれば、大きな力を発揮できます。

しかし、いつも集団ばかりではよくありません。

集団の中にいると「同調圧力」と「集団心理」の影響を受けるからです。

同調圧力と集団心理

集団でいると「同調圧力」が生まれます。

「周りに迷惑をかけてはいけない」

「周りと同じでなければいけない」

「周りと調子を合わせなければいけない」

心理的なプレッシャーがかかって、周りと同じように自分を調整してしまいます。

集団で動くと、その方向に流されがちです。

集団が右に行けば、自分も右に行くしかありません。

頭で「流されない」と意識できていても、人の数が多いと振り切るのが難しい。

右に行きたくなくても、大きな力の前では逆らえません。

自分の考えを曲げることが多くなる。

集団の中にいると「○○するべき」「○○しないべき」という風潮に流されやすくなります。

不本意な選択や行動をしなければいけなくなることが増えます。

集団の中にいると、同調圧力によって、周りに合わせた行動が増えることになるでしょう。

集団でいると「集団心理」に惑わされます。

自分では「NO」だと思っていても、周りのみんなが「YES」と答えると、それが正しいように感じてきます。

認知のゆがみが生じて、正しい判断・冷静な決断が妨げられます。

善悪の判断が難しくなり、真実が見えにくくなります。

結果として、本来の自分を見失ったり、自分らしくない生き方になったりします。

集団の中にいると、同調圧力と集団心理の作用によって流されやすくなります。

これは仕方ありません。

よくも悪くも、これが集団の特徴です。

集団に深入りはしないことです。

集団にはプラス面もありますが、いつも誰かとつるんでばかりいると、いつかしっぺ返しを食らうでしょう。

では、どうすればいいのか。

そこで大切になるのが「個人」です。

個人で行動すれば流されない

個人で行動しましょう。

集団から飛び出し、1人で動いてみてください。

孤高の一匹狼いっぴきおおかみになるのです。

個人になると、同調圧力から解放され、自由が手に入ります。

人に合わせたり周りに気遣ったりする必要がなくなって楽です。

行きたいところに行けます。

自分のペースで歩けます。

立ち止まりたいところで立ち止まれます。

映画館、美術館、博物館、レストラン、コンサート、旅行。

それぞれ1人で楽しむと、いっそう深く味わえるはずです。

集団心理に惑わされることもありません。

個人になれば、孤独の時間が生まれます。

孤独の時間は自分と向き合う時間です。

本音は、小さな声でささやかれます。

自分の内側に集中して、心の声に耳を傾けることで、自分の本当の考えや感情に気づけます。

集団心理に惑わされることなく、自分らしい人生を送れるのです。

個人で行動すれば、判断力と意思決定力が鍛えられる

寂しく感じることもありますが、最初だけです。

慣れてしまえば、集団より個人のほうが楽に感じるでしょう。

大きな自由が手に入るので、歩みたい方向に向けて、思いどおりの環境が整っていくのです。

個人で行動すると、リスクや責任を負うことになりますが、その緊張感によって判断力と意思決定力が鍛えられます。

それらが、流されない力に変わっていきます。

集団から抜け出しましょう。

孤独を愛しましょう。

思いどおりの人生を歩みたければ、必要がないかぎり、個人で行動するのが得策です。

集団でいることも大切ですが、個人でいることはもっと大切です。

個人行動に慣れたころには「流されない人」に生まれ変わっているはずです。

流されない生き方をする方法(12)
  • 集団行動には注意する。
  • 孤独を愛し、個人で行動する。
心の支えがないから流される。
心の支えがあれば流されない。

流されない生き方をする30の方法

  1. 妄想するから流される。
    行動すれば流されない。
  2. 「自分は人生の脇役」という考え方だから流される。
    「人生の主役は自分」という考え方になれば流されない。
  3. 他人評価で生きているから流される。
    自分評価で生きていれば流されない。
  4. 消極的になっていると流される。
    積極的になれば流されない。
  5. 他人意識だから流される。
    当事者意識を持てば流されない。
  6. ぼんやりした考えだから流される。
    はっきりした考えを持っていれば流されない。
  7. 「流れは作ってもらうもの」と思うから流される。
    「流れは自分で作るもの」と思えば流されない。
  8. 協調性を意識しているから流される。
    共感性を意識すれば流されない。
  9. 感情的な人になると流される。
    理性的な人になれば流されない。
  10. ポリシーがないから流される。
    ポリシーを持てば流されない。
  11. スピリチュアルの世界を生きているから流される。
    リアルの世界を生きていれば流されない。
  12. 集団でいるから流される。
    個人でいれば流されない。
  13. 心の支えがないから流される。
    心の支えがあれば流されない。
  14. 世の中の流れに逆らうから流される。
    世の中の流れに合わせれば流されない。
  15. 流行を追いかけるから流される。
    自分らしさを追いかければ流されない。
  16. 八方美人になるから流される。
    一方美人になれば流されない。
  17. 虫の目で見ているから流される。
    鳥の目で見れば流されない。
  18. 依存型人間だから流される。
    自立型人間になれば流されない。
  19. 抽象的な言葉遣いだから流される。
    具体的な言葉遣いになれば流されない。
  20. 自分を責める癖があるから流される。
    自分を褒める癖があれば流されない。
  21. 成長が止まっているから流される。
    成長が続いていれば流されない。
  22. 夢も目標もないから流される。
    「なりたい自分」「叶えたい目標」があれば流されない。
  23. 干渉してくる人といるから流される。
    距離を置けば流されない。
  24. トラブルが起こったとき「大変だ」と慌てるから流される。
    「何とかなる」と笑っていれば流されない。
  25. 失敗体験しかないから流される。
    成功体験を積み重ねていけば流されない。
  26. 心身が病んでいるから流される。
    心身が元気であれば流されない。
  27. 全力で走り続けているから流される。
    適度に休憩を入れれば流されない。
  28. 秘密主義だから流される。
    自己開示主義になれば、流されない。
  29. アマチュア意識だから流される。
    プロ意識を持てば流されない。
  30. 世の中に疎いから流される。
    世の中に詳しければ流されない。

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