流されない生き方をするなら、他人意識に注意しましょう。
他人意識になると、人ごとになってしまいます。
ニュースで事件が報道されていても、人ごととして見てしまうことが多いもの。
「あらあら、かわいそうに」と思うものの「でも、自分には関係ないね」と思ってしまう。
たしかに自分には関係ないことでしょう。
突き放した考え方をする自分がいるかもしれません。
周りのトラブルに無関心で生きている人も多いのではないでしょうか。
しかし、流されない生き方をするなら、ここに着目です。
他人意識になると「人ごと」と思ってしまいます。
感受性が低下して、見ているだけの状態になります。
真剣に物事を考えなくなり、学べることがあっても学べなくなる。
浅い考えが生まれるようになり、いざというとき、流されやすくなります。
流されない生き方のために大切なのは「当事者意識」です。
当事者意識とは、自分がその事柄の関係者だという自覚のことをいいます。
頭の中でイメージして、自分が当事者であることを意識してみてください。
たっぷり想像力を働かせましょう。
頭の体操のつもりでもかまいません。
関係者でなくても、相手を自分と見立てて考えることならできるはずです。
当事者意識になれば、思慮深くなります。
真面目に物事を考えることができるようになります。
「自分だったらどう感じるだろうか。どうするだろうか」
自然と身が引き締まり、具体的な見方や考え方ができるようになります。
ニュースは、当事者意識を持ちながら接してみてください。
メディアで報道されるニュースだけでなく、身近な人のトラブルも同様です。
当事者意識を持つことで、追体験ができるようになります。
思考が洗練され、見る目が変わってきます。
「ここがおかしいね」と違和感に気づけるでしょう。
「自分も気をつけよう」と注意喚起が促されるでしょう。
ささいなニュースでも、真剣に受け止めることができるようになります。
結局のところ、当事者意識は自分のためです。
自分に関係ないことでも、当事者意識を持てば、自分との関係性が生まれます。
ニュースから知恵や教訓が得られ、生活改善や自己成長に役立ちます。
ゆくゆくは賢い生き方にもつながります。
あらゆるニュースが知恵に変わります。
自分に関係のあるニュースと、関係のないニュースがあるのではありません。
あらゆるニュースは、自分に関係しているのです。