執筆者:水口貴博

集団面接の30のマナー

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大学の授業は、集団面接の練習にうってつけ。

大学の授業は、集団面接の練習にうってつけ。 | 集団面接の30のマナー

集団面接で難しいのは、集中力の維持です。

人の集中力は、それほど長く維持できるわけではありません。

個人差はありますが、高い集中力を発揮できるのは、せいぜい最初の10分です。

10分を過ぎれば、だんだん集中力が低下していくでしょう。

しかも集団面接では、話す時間より聞く時間のほうが長いです。

他人の話を聞いているうちに、眠くなることもあり得るのです。

こうした状況を防ぐためにも、やはり練習が必要です。

集団面接の練習は、どこですればいいのか。

そこで活用できるのが、大学の授業です。

大学の授業は一般的に、1コマ90分です。

大学の授業を、集団面接の状況と仮定して、活用してみましょう。

実際の集団面接と同じではありませんが、状況としては似ています。

一番前の席に座り、およそ90分間、教授の話に耳を傾けます。

授業を受けているときは、背筋を伸ばし、きれいな姿勢を維持します。

教授の話を聞きながら「なるほど」と思ったときには、うなずきます。

わからないことがあれば、勇気を出して、教授に質問です。

特におすすめなのは、昼食を終えた直後の講義です。

眠くなりやすい講義は、集団面接の練習としてうってつけです。

睡魔に打ち勝ちながら、講師の話に集中するのです。

「これは集団面接の練習だ」と思えば、集団面接の練習ができると同時に、講義にも身が入るでしょう。

大学の授業を、集団面接の練習の場として活用してください。

この90分を乗り越えられるなら、集団面接も乗り越えられるはずです。

集団面接のマナー(29)
  • 大学の授業を通して、集中力を維持する練習をする。
まれにある、抜き打ちの集団面接。

集団面接の30のマナー

  1. なぜ、集団面接が行われるのか。
  2. 自分の出番は実質10分。
    あなたは10分で、自分をうまく表現できるか。
  3. 集団面接では、少し早めの到着を心がけたい。
  4. 集団面接は、競走ではない。
    大切なのは、ライバル意識より仲間意識。
  5. ほかの応募者を無視するのは、よくない。
  6. ほかの応募者から話しかけられても、気を緩めない。
  7. 集団面接は、強気で挑むことが大切。
  8. 周りのマナー違反に、流されるな。
  9. 席順に、有利・不利は関係するか。
  10. ほかの応募者は、手本であり、反面教師。
  11. 「やや大きめ」という声の目安は、個人面接と集団面接で少し異なる。
  12. 意地の張り合いをしても、自分を見失うだけ。
  13. 他人が発表しているときは、話を聞かなくていいのか。
  14. 質問に長々と答える人がいる。
    自分も長々と答えたほうがいいのか。
  15. 面接官が複数人の場合、誰に向かって話せばいいのか。
  16. 話そうとした内容を、先に言われたときの対処。
  17. 余裕があれば、異なる意見も準備しておくと安心。
  18. 秩序を乱す言動は、控えるのが賢明。
  19. 自分より立派な回答を聞いても、萎縮する必要はない。
  20. 「人は人。
    自分は自分」と割り切ることが大切。
  21. 挙手を求められたときにするべきことは1つ。
    真っ先に手を挙げること。
  22. 私たちに足りないのは、聞く練習。
  23. 他人の失敗を笑うのも、悪い態度の1つ。
  24. ほかの人の発言中は、勝手な発言をしない。
  25. 面接官や応募者を、凝視しない。
  26. 他人の意見の否定をしても、自分の印象が下がるだけ。
  27. 自分だけ質問回数が少ないのは、見込みがないからなのか。
  28. いつも集団面接で落とされるなら、基本に問題があると思っていい。
  29. 大学の授業は、集団面接の練習にうってつけ。
  30. まれにある、抜き打ちの集団面接。

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